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北関東ディープ<鉄>(3)流鉄流山線(その3) [<鉄>な撮影記・旅行記録]

職場で昨日、衝撃的な一言を聞いてネット検索してしまった。
ヒコーキは一貫して“青組”の<変態鉄>、絶対に赤い方には乗らない...という
重度の“青組”である。

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【2020年8月30日6時40分】 東京都大田区・羽田空港第2ターミナル

その“青組”にとって、ヒコーキの旅を象徴するような存在...といえるのが
“Another Sky”という機内のBGM、搭乗時と降機時に機内で流れている。
もう、だいぶ長い間、この“Another Sky”が使われており、機内に入った瞬間
コレが聞こえると「ヒコーキに乗った」と実感するのだが...

ぬぁんと...

今月アタマに機内BGMの変更が行われたと聞いて。
慌てて検索してみたら、ANAの公式サイトにはないが公式SNS上にその情報が。
引き続き、葉加瀬太郎の“Another Sky”だが、曲調が(たぶんアレンジが)
変わったのだそうで。国内線から新バージョンのBGMに交換したそうで、
(<変態鉄>には関係なさそうだが)国際線も再び飛び始めたら“新曲”の方が
流れる...のだろうか。

<鉄>の中でも<車内放送マニア>というニッチな分野を...
だからこそ、ヒコーキに乗っていてもそのあたり気になってしまうのである。

従来の“Another Sky”、自分としては非常に気に入っていたが...

まぁ、ネットを探せば、今後も聴くことは自体は可能だと思われるが...

年明けにヒコーキに乗る予定があって(まだ予約はしていない)、
そのときにこの耳で確かめてきたい。

さて、引き続き、流鉄流山線の話題を。

……  ……

2020年12月13日(日)晴れ

流山駅で下車して。

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【2020年12月13日11時34分】 流鉄流山線・流山駅前

駅前にある小さな案内看板を見てみると、不勉強だが、流山市というのが
白みりん発祥の地だとは初耳だったのである。流鉄の前身である流山軽便鉄道時代
経営が苦しく機関車の石炭を買うことができず、みりん工場で石炭を分けて
もらったことがある...などという逸話も残されているのだとか。

トラック輸送などあろうはずもない時代、流山で製造されたミリンは貨車で
馬橋駅へと送られ、そこから常磐線で各地に運ばれた...のだろうか。
他の私鉄と同様に、かつては貨物営業もあった。

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【2020年12月13日11時37分】 千葉県流山市流山付近

流山駅は地図で見ると江戸川のほとりに位置している。駅を出てこの看板の裏に
流山街道...といっても片側1車線の道路だが...「県道5号線」という若い番号が
かつては重要な道だったことを思わせる。何だか歴史ある街道沿いを歩いている
ような感じで。駅からほど近いところにミリン工場があって。
(※ 写真奥に見えるのはキッコーマン流山工場)

水運もあったみたいで...

工場は江戸川に面した立地、流山街道を挟んですぐ向かいに流鉄流山駅。
この写真、奥に工場が見える。つまり、撮った自分の背中が駅方面。

写真では軽自動車が通過している信号のある交差点が写っているが、これが
流山街道(県道5号)、まさに<変態鉄>が立っている道、道路にしてはちょっと
不自然なカーブを描いて工場の方へと消えていく。

そう、つまり...

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【2020年12月13日11時37分】 千葉県流山市流山付近

同じ位置で“回れ右!!”、

この道、江戸川縁の工場から出て不自然なカーブを描きつつ流山駅へと向かって
のびており...

写真では小さくて見づらいが、建物の奥に、ほんのかすかに流山駅の出発信号機
(だと思う)の背中が写り込んでおり。

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【2020年12月13日11時40分】 流鉄流山線・流山駅

ちょうど先ほどの写真でカーブの先、見えなくなるあたりに歩道橋の階段があって。
その先はまさに流山駅の構内である。

歩道橋の上から流山駅を俯瞰して。

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【2020年12月13日11時40分】 流鉄流山線・流山駅付近

同じく歩道橋から(逆光だが)広角で平和台方面を見てみれば、中央に小さく
青と赤の中央に鳩のマークの、あの総合スーパーの看板が小さく見える。
平和台駅前の店舗である。真っ正面に見える波板張りの建物(工場??)は、
先ほどの写真にも写っている。そして、右隅には、先ほど歩いてきた不自然に
カーブした、あの道である。

というわけで、流山駅でスイッチバックするような形で工場へと引き込み線が
延びていたものと推察するのである。つまり、いま歩いてきた道は、その工場
引き込み線の廃線跡ではないか...と考えている<変態鉄>。
若い頃なら気にも留めなかっただろうが、「駅からのびる不自然にカーブした道」
に“廃線跡”を感じてゾクゾクする...完璧なる<変態鉄>なのである。

さて、この歩道橋。不思議なのは線路を渡って東側には階段がないこと。
そのまま地上なのである。

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【2020年12月13日11時41分】 流鉄流山線・流山駅

昨日の記事でも流山駅が“崖下のような場所”と書いたが、つまり、コレも
江戸川の河岸段丘なのではないかと推測できる。

ちょうど河岸段丘の段丘面近くに駅を設けた...

歴史あるローカル線の場合、用地取得の際に田んぼに適した陽当たりの良い場所は
なかなか譲ってもらえず、よって川沿いとか崖下とか、そういう耕作に向かない
場所に線路が敷かれることが多かったという。
ここも段丘面近くで陽当たりが良くない場所だからこそ、終着駅と車庫・工場を
設ける土地が得られたのではないか...と、このあたり、完全に<変態鉄>の
“妄想記事”である。

線路際を歩きながら、そんなことを妄想して、ひとりニヤけている...
かなり危ない輩なのである。

さて、歩道橋の先は急勾配の下り坂。

道は一気にレール面まで下りてくる。

程よい直線区間、フェンスがちょっと高いのと道幅が狭いのが気になるが
短時間なら<撮り鉄>しても、叱られないのではなかろうか...と、カメラを
取り出して。

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【2020年12月13日11時49分】 流鉄流山線・平和台-流山

ちょうどやって来たのは、自分が乗ってきた電車「さくら」と小金城趾駅で
交換する運用の黄緑色の電車。こちらはヘッドマークで列車の愛称が見えないが
「わかば」である。

でも、この位置、実は...

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【2020年12月13日11時45分】 流鉄流山線・平和台-流山

すぐ目と鼻の先が平和台駅なのである。
これぞ昔ながらの“電鉄”である。撮影できる場所を探して沿線を歩いている
うちに隣の駅にたどり着いてしまう...という経験。「よくあること」である。

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【2020年12月13日11時54分】 流鉄流山線・平和台-流山

流山-平和台間は、ホントに一直線の区間で。「どこで撮っても同じ」という
感じだが、でも、ちょっとでも見栄えのよい場所を選びたくて。

こういう、昔ながらの私鉄電車の沿線らしい...勝手口(?)がそのまま線路
というお宅があったり。こういうのをちょっと入れてみたくて。
微調整に次ぐ微調整で構図を整えながら、折返しの時を待ち...

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【2020年12月13日11時59分】 流鉄流山線・流山-平和台

折り返してくる馬橋ゆきを。次の電車は「さくら」である。
10分も待てば、それが撮れるのだが、このとき<変態鉄>は、それどころでは
無かったのである。それは...

住宅街の中だが、近くにスーパーを見つけて...
そう、トイレ。入口付近にトイレを発見。事なきを得たのである。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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