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いすみ鉄道、晩秋。20201206(2)ポッポの丘の保存車(その1) [保存車・博物館・廃線跡]

“コロナ禍”が思ったよりも続いている印象。
その...ステーキ店で何人で会食したとか、どうでも良いことでワイドショーは
騒いでいるが...。既に棒茄子も出た訳で、だれかうちの会社に休業要請...よりも
休業命令でも出してくれないものか。いっそ、春、暖かくなる頃まで2~3ヶ月。
そうすれば「鉄印帳」だってマイスターになれるし、地鉄も山陽も阪堺も...
気になっている路線を一通り、撮りに回れるし。(※ もちろん無理)

と、冒頭から不謹慎ネタで。

さて、東京駅八重洲口前からの勝浦線高速バス、朝の第1便は大多喜に9時着。
これではキハが動き出すまで2時間半の余裕があって。
でも、第2便だと11時過ぎ、これでは途中でちょっと渋滞したら、わずか4回の
撮影機会のうちの1回を失うことになり、これは避けたい。
そう、極めて中途半端なのである。できれば、キハの時刻をあと1時間ほど
ズラしてくれると助かるのだが...、2021年春の改正に期待したい(笑)。

その9時に着いて11時まで、どこでどうやって時間を潰すのか、いつも悩む。
ちょっと早めの昼食を...と思っても、だいたいのお店で食事は11時から。
これでは間に合わないし。

これ、寒い時期、暑い時期は特に悩むのである。その“解決策”としての...

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【2020年12月6日10時14分】 千葉県いすみ市作田・ポッポの丘

ポッポの丘訪問だったのだが...

……  ……

2020年12月6日(日)晴れ一時くもり

こちらもコロナ禍で春先から長期間閉鎖されていた。

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【2020年12月6日10時12分】 千葉県いすみ市作田・ポッポの丘

夏休みに再開される際に飛び込んできたビッグニュースとして“新車”が。

こちらの“本業”は鶏卵の即売所とTKG...卵かけご飯のお店だろうが、
でも、それよりも各地の鉄道車輌を保存していることへの注目度が高くて。
詳しくはわからないが“自社保有”的な車輌と、各地の保存団体(おもに
ボランティア)の要請に応えて、保存活動を行う場を提供している側面もある
みたいで。訪れる度に保存車が増えているのである。

今回の“目玉”は...

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【2020年12月6日10時11分】 千葉県いすみ市作田・ポッポの丘

中心部に置かれたこの2両の“国電”である。
<変態鉄>にとっても馴染み深いのは奥のオレンジ色。201系に統一される前の
中央快速線を走る姿も、小さい頃、ホンのかすかに覚えている。

あと、このオレンジ色が中央総武緩行線に転属して、国鉄が塗装変更を後回しに
したのかオレンジ色のまま中央総武緩行線の表示板を前面に掲げて走っている姿を
見て驚いたのも印象に残っている。どちらも小学生の頃の思い出。

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【2020年12月6日10時12分】 千葉県いすみ市作田・ポッポの丘

手前の「荷電」は...。

オトナになってから<鉄>な本の中で知ることになったもの。
形式「ニ」は...、<変態ガキ鉄>が趣味活動を本格的にスタートしたのが91年頃、
その頃には(特別な例外を除いて)すでに過去のものとなっており。

いわゆる“チッキ”である。国鉄時代には手小荷物輸送というのがあって、
旅客列車に荷物車「ニ」が併結されていた...と知るのは、かなり後のことだった。
新系列電車と同じシステムをもつ140台の形式の荷電は事業用車として
残されているのを、何度か見ているのだが、客車でもディーゼル動車でも電車でも
「ニ」の多くは旅客車の古くなった余剰車を改造したものだった。

このクモニ83006号車は、1968年(昭和43年)に当時の盛岡工場で73系国電を改造、
国鉄時代は広島、松本などに所属し...分割民営化の前に廃車になって、国分寺の
鉄道総合技術研究所の試験車に。その後、いまから10年ほど前に東芝府中に
譲渡され...、最近、廃棄処分になる予定だったとか。
それを有志が引き取って、この地に運んで国鉄時代の姿に復元・修復している...
ということで。

もう1両の、103系低運車といっしょに府中からいすみの地にやって来た...のが
このコロナ禍の出来事だったということ。いまは103系の側面が修復作業中。

ただ、ここの保存車輌...悩ましいのは方角的に多くが午前中は逆光になること。
朝は雲が多かった空だが、皮肉なもので<変態鉄>がポッポの丘に到着した頃から
陽射しが出てきた。ここ、キハの待ち時間に訪れるならドン曇りの日がおすすめ。

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【2020年12月6日10時09分】 千葉県いすみ市作田・ポッポの丘

鶏卵の販売コーナーにもなっているのが、千葉モノレールの廃車体。
懸垂式なので、地べたに置くしかないのだろうが...

その横に見えるのが...

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【2020年12月6日10時16分】 千葉県いすみ市作田・ポッポの丘

こちらはここのオープンの時から居たと思うが、加越能電車の7050形。
この地への設置から10年弱が経って、やはり屋根などに痛みが見えてきている。

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【2020年12月6日10時17分】 千葉県いすみ市作田・ポッポの丘

ちなみに運転台には自動両替機付になる前のアナログな運賃箱が残っている。

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【2020年12月6日10時09分】 千葉県いすみ市作田・ポッポの丘

そして、<変態鉄>にとって馴染み深い電車をもう1両。
こちらもオープン当初(少し後??)からの、この地でもベテラン組。

丸ノ内線400形である。<変態ガキ鉄>としても、何度となく乗車したことがある
車両である。もちろん、物心ついた頃の丸ノ内線は500形中心の6両編成だったが
編成の中間に300、400形といった両運転台車が組み込まれているのが日常風景
だった。300形は地下鉄博物館、500形はブエノスアイレスから帰国して
中野富士見町の車庫(非公開=撮ったことはあるけれど写真公開禁止で...)、
そして、400形がここに居るのである。

運転台も公開されており、警笛吹鳴体験ができるのでチビッコたちに大人気。
当時の丸ノ内線の特徴でもあったピンク色の内装もそのまま残っているのだが、
この日は車内には入らず。

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【2020年12月6日10時10分】 千葉県いすみ市作田・ポッポの丘

その横には最近、この地に搬入された、これまた赤い電車。
北関東某所の店舗に飾られていたカットモデルだったはず。“還暦の赤い電車”と
同じく京急旧1000形。しかも、1052という車号が示す通り、初期製造分の1両。

こちらも現在、修復作業が進められており。足場越しの撮影となった。

逆に...

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【2020年12月6日10時13分】 千葉県いすみ市作田・ポッポの丘

もう1つのカットボディは、何も書けないくらい<変態鉄>には馴染みのない車輌。
たぶん、長野電鉄の車輌だが...(← ちゃんと調べておけ!!)

もちろん、千葉に馴染みの車輌も保存されているわけで...(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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