ことでんレトロ特別運行 20201122(3)土器川鉄橋にて [高松琴平電鉄]
早いもので...と、何回言っただろうか。今日は12月12日。2020年も残すところ
あと20日ほどになっており。
でも、今日は年に一度の(笑)「1212の日」。
【2020年11月22日12時17分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅
ならば、拙ブログのトップ画面は...
<鉄>の密集を避けるためだろうか、琴電琴平駅はホームの使い方を普段とは
逆にして、定期営業列車が発着する方にレトロ電車を入れ、道路に面した方に
定期営業列車を発着させるという方法がとられるのは、最近のレトロでは
ずっと。たぶん、8月の特別運行から、このスタイル。
でも、これは、ことでんから<鉄>へのプレゼントだったのだろうか??
レトロ電車の後続便の琴電琴平ゆきは、1211編成“情熱の赤い電車”だった。
これにはコーフンせざるを得なかった<変態鉄>である。
引き続き、11月22日の「ことでんレトロ」の話題。
…… ……
2020年11月22日(日)晴れのち雨
この日のようにイベント列車を撮影に行くときは、もちろん、一発勝負に
なるときもあるが、でも、だいたいは上り・下りで2回の撮影機会がある。
そのほか、この日のように場所を選ばなければ上下各2回、合計4回の撮影機会が
あるということだって...、そういえば、いすみ鉄道のキハもいまのダイヤなら4回。
そういうとき、数年前までは「4回すべて“可”で良いから合格」というのが
<変態鉄>の撮影に臨むスタンスだった。「なるべく無難に...」
でも、何度も撮りに通ううちに「1日に1枚、納得できるのが撮れれば...」に
気持ちは変わっていった。だから、最初の1枚が上手く撮れれば、あとの回は
いろいろと冒険できるようになって...
この日は手堅く、まず最初、下りを榎井駅と羽間駅の中間にかかる土器川鉄橋で。
サクラダ順光なところでバッチリ、編成写真を収めて...、の、つもりで。
でも、レトロ電車好きとして悩ましかったのが、この日の編成。
【2018年5月6日7時20分】 高松琴平電鉄琴平線・太田-三条
順光となる琴平側が1070形、高松築港側にレトロ2両なのである。
過去の写真を調べてみたら、2018年5月の大型連休には、この逆組成があった。
築港側1070形、琴平側レトロ2両の編成である。
まだ複線化工事が本格化する前の太田駅北側。いま思えば貴重な記録である。
この「1070形」、わずか4両の小所帯で平日朝晩の増結運用が中心なので、
自分はイベント運転で何度か撮ったり乗ったりしただけ。
【2018年5月6日7時20分】 神奈川県逗子市・逗子第一運動公園
異形列混成の編成が当たり前の、ことでんでは譲受車は、前面非貫通の場合、
基本的に仏生山工場で、貫通扉の設置改造を施工されて、ことでんに投入される
ことが多かった。この電車も譲受時に“顔”を抜本的に弄られているので、
往時の面影はないが、京急の、先々代の“快特”専用車、旧600形なのである。
もちろん、<変態鉄>はこの電車の京急での現役時代を知らない世代だが...
クロスシートが並ぶ真っ赤な電車は、当時の<変態ガキ鉄>には憧れの存在。
<鉄>な本の中で見て、いつか乗りたいと思う存在だった。
いまは逗子市内の公園に保存された1両が残るだけ。
だから、京急旧600形改め、ことでん1070形の勇姿も撮っておきたいし...
こちらも製造から60年あまり、すでに還暦を過ぎた車両である。
運行板常用車、2扉車など、他車と合わない部分も多くなり、いつ消えても...
…… ……
1070形側に光が回る撮影地として、土器川鉄橋を選んだのだが...
もう1つ。こちらにお世話になっている方が撮りにいらっしゃっている...
ということで。お会いしたことは無かったがツイッターを通じて。
ホントに一言だけだったがご挨拶も。お会いできたことだけでも、ここに来た
意味はあったと。素敵なプレゼント...ありがとうございました。
さて、正午前。還暦の2両がエスコートする卒寿のレトロ。
【2020年11月22日11時52分】 高松琴平電鉄琴平線・羽間-榎井
正午前、ひときわ大きな、そして個性的な走行音を響かせながら土器川鉄橋に...
1070形も、先日、検査を終えたばかりのキレイな車体で。
【2020年11月22日11時52分】 高松琴平電鉄琴平線・羽間-榎井
そして、“本命”のカット。
トリミングも何もしていない“画像無調整”の1枚。
「前後の余白が広すぎる」という批判は受け付けない。青空も入れて、
これまた産業遺産としての価値のある鉄骨架線柱と開業当初から90年以上、
頑張っている石積み橋脚。この個性的編成の3丁のパンタグラフの、1つも
串ってないというのも...、光線状態もバッチリ。<変態鉄>にとっては
出来過ぎとも言える1枚だった。
手応えがあったからこそ...EOSくんを三脚から下ろすタイミングがちょっとだけ
遅れたのだった。
【2020年11月22日11時52分】 高松琴平電鉄琴平線・羽間-榎井
自分のすぐヨコを通過して行くレトロ電車。その姿を収めた1枚はメチャクチャな
写真になってしまったが、編成の中間部を切り取る、こういう撮り方、
普段の<変態鉄>とは、ちょっと違った“芸風”の1枚。
これでここでの撮影は終了??
でも、“同業者さん”たちの様子が明らかにおかしかった。
最終的に百名くらいの<鉄>が集結していただろうか、その皆さんがレトロを
撮り終えてもカメラを片付けようとしないのである。
<変態鉄>のアタマの中には「?」が何個も。
とりあえず<変態鉄>もカメラを準備したまま...
程なくやって来た下り琴電琴平ゆきには...
いや、特に何のポイントもなく。フツーの普通電車だったが。
たぶん、赤い電車が来るという予想だったのだろうか。9月の綾川に続いて
周囲に流されている<変態鉄>である。
「なぁ~んだ」という感じで、今度こそバッグにカメラをしまって。
【2020年11月22日12時15分】 高松琴平電鉄琴平線・榎井駅
自分と同様、レトロを撮り終えた<鉄>でごった返す榎井駅に戻ったのである。
先ほど鉄橋で見送った電車が折り返して戻ってくる。
多くの<鉄>はそちらに乗って...
でも、<変態鉄>は上り用の撮影地に移動しなかったのである。
【2020年11月22日12時16分】 高松琴平電鉄琴平線・榎井駅
そう、この日のレトロは琴電琴平駅での折返し間合いを長くとっており。
毎月恒例だった頃のレトロ特別運行のダイヤをほぼ踏襲したダイヤ設定。
つまり、琴電琴平駅で折返し待ち、待機している姿を撮れると言うこと。
さて、この間、榎井駅を観察してみると...
【2020年11月22日12時17分】 高松琴平電鉄琴平線・榎井駅
多くの単線区間で「よくあること」だが、そもそも何駅かごとに上下列車が
交換できるようなホーム配置になっている。でも、最近では合理化のために、
交換可能駅は最低限の数に絞られており。
琴平線は、使わない筈の駅にも交換設備を残しているところが多いので、
こういう風に日中ダイヤに団体貸切やレトロ特別運行のスジを挿入できる訳だが...
それでも現行のホームの向かい側に役目を終えたホームが放置されている駅が
いくつか残っている。榎井駅もその1つ。
ただこちらは、100年弱の琴平線の歴史の中で、かなり早い時期に交換設備が
撤去されていたと予想される訳で。
そう、どう考えても有効長がレトロ電車1両分くらいしかなくて。
ことでんを訪れるようになった当初、自分は、貨物側線があったのかと思っていた
でも、ことでんの歴史の中で貨物列車を走らせていたという記録はなく。
この、相当古いホーム跡、自分が確認しているのは円座、畑田、そして榎井。
いずれも定番撮影地へのアクセスに使う駅というのが不思議なところ。
さぁ、琴電琴平ゆきが... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村
あと20日ほどになっており。
でも、今日は年に一度の(笑)「1212の日」。
【2020年11月22日12時17分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅
ならば、拙ブログのトップ画面は...
<鉄>の密集を避けるためだろうか、琴電琴平駅はホームの使い方を普段とは
逆にして、定期営業列車が発着する方にレトロ電車を入れ、道路に面した方に
定期営業列車を発着させるという方法がとられるのは、最近のレトロでは
ずっと。たぶん、8月の特別運行から、このスタイル。
でも、これは、ことでんから<鉄>へのプレゼントだったのだろうか??
レトロ電車の後続便の琴電琴平ゆきは、1211編成“情熱の赤い電車”だった。
これにはコーフンせざるを得なかった<変態鉄>である。
引き続き、11月22日の「ことでんレトロ」の話題。
…… ……
2020年11月22日(日)晴れのち雨
この日のようにイベント列車を撮影に行くときは、もちろん、一発勝負に
なるときもあるが、でも、だいたいは上り・下りで2回の撮影機会がある。
そのほか、この日のように場所を選ばなければ上下各2回、合計4回の撮影機会が
あるということだって...、そういえば、いすみ鉄道のキハもいまのダイヤなら4回。
そういうとき、数年前までは「4回すべて“可”で良いから合格」というのが
<変態鉄>の撮影に臨むスタンスだった。「なるべく無難に...」
でも、何度も撮りに通ううちに「1日に1枚、納得できるのが撮れれば...」に
気持ちは変わっていった。だから、最初の1枚が上手く撮れれば、あとの回は
いろいろと冒険できるようになって...
この日は手堅く、まず最初、下りを榎井駅と羽間駅の中間にかかる土器川鉄橋で。
サクラダ順光なところでバッチリ、編成写真を収めて...、の、つもりで。
でも、レトロ電車好きとして悩ましかったのが、この日の編成。
【2018年5月6日7時20分】 高松琴平電鉄琴平線・太田-三条
順光となる琴平側が1070形、高松築港側にレトロ2両なのである。
過去の写真を調べてみたら、2018年5月の大型連休には、この逆組成があった。
築港側1070形、琴平側レトロ2両の編成である。
まだ複線化工事が本格化する前の太田駅北側。いま思えば貴重な記録である。
この「1070形」、わずか4両の小所帯で平日朝晩の増結運用が中心なので、
自分はイベント運転で何度か撮ったり乗ったりしただけ。
【2018年5月6日7時20分】 神奈川県逗子市・逗子第一運動公園
異形列混成の編成が当たり前の、ことでんでは譲受車は、前面非貫通の場合、
基本的に仏生山工場で、貫通扉の設置改造を施工されて、ことでんに投入される
ことが多かった。この電車も譲受時に“顔”を抜本的に弄られているので、
往時の面影はないが、京急の、先々代の“快特”専用車、旧600形なのである。
もちろん、<変態鉄>はこの電車の京急での現役時代を知らない世代だが...
クロスシートが並ぶ真っ赤な電車は、当時の<変態ガキ鉄>には憧れの存在。
<鉄>な本の中で見て、いつか乗りたいと思う存在だった。
いまは逗子市内の公園に保存された1両が残るだけ。
だから、京急旧600形改め、ことでん1070形の勇姿も撮っておきたいし...
こちらも製造から60年あまり、すでに還暦を過ぎた車両である。
運行板常用車、2扉車など、他車と合わない部分も多くなり、いつ消えても...
…… ……
1070形側に光が回る撮影地として、土器川鉄橋を選んだのだが...
もう1つ。こちらにお世話になっている方が撮りにいらっしゃっている...
ということで。お会いしたことは無かったがツイッターを通じて。
ホントに一言だけだったがご挨拶も。お会いできたことだけでも、ここに来た
意味はあったと。素敵なプレゼント...ありがとうございました。
さて、正午前。還暦の2両がエスコートする卒寿のレトロ。
【2020年11月22日11時52分】 高松琴平電鉄琴平線・羽間-榎井
正午前、ひときわ大きな、そして個性的な走行音を響かせながら土器川鉄橋に...
1070形も、先日、検査を終えたばかりのキレイな車体で。
【2020年11月22日11時52分】 高松琴平電鉄琴平線・羽間-榎井
そして、“本命”のカット。
トリミングも何もしていない“画像無調整”の1枚。
「前後の余白が広すぎる」という批判は受け付けない。青空も入れて、
これまた産業遺産としての価値のある鉄骨架線柱と開業当初から90年以上、
頑張っている石積み橋脚。この個性的編成の3丁のパンタグラフの、1つも
串ってないというのも...、光線状態もバッチリ。<変態鉄>にとっては
出来過ぎとも言える1枚だった。
手応えがあったからこそ...EOSくんを三脚から下ろすタイミングがちょっとだけ
遅れたのだった。
【2020年11月22日11時52分】 高松琴平電鉄琴平線・羽間-榎井
自分のすぐヨコを通過して行くレトロ電車。その姿を収めた1枚はメチャクチャな
写真になってしまったが、編成の中間部を切り取る、こういう撮り方、
普段の<変態鉄>とは、ちょっと違った“芸風”の1枚。
これでここでの撮影は終了??
でも、“同業者さん”たちの様子が明らかにおかしかった。
最終的に百名くらいの<鉄>が集結していただろうか、その皆さんがレトロを
撮り終えてもカメラを片付けようとしないのである。
<変態鉄>のアタマの中には「?」が何個も。
とりあえず<変態鉄>もカメラを準備したまま...
程なくやって来た下り琴電琴平ゆきには...
いや、特に何のポイントもなく。フツーの普通電車だったが。
たぶん、赤い電車が来るという予想だったのだろうか。9月の綾川に続いて
周囲に流されている<変態鉄>である。
「なぁ~んだ」という感じで、今度こそバッグにカメラをしまって。
【2020年11月22日12時15分】 高松琴平電鉄琴平線・榎井駅
自分と同様、レトロを撮り終えた<鉄>でごった返す榎井駅に戻ったのである。
先ほど鉄橋で見送った電車が折り返して戻ってくる。
多くの<鉄>はそちらに乗って...
でも、<変態鉄>は上り用の撮影地に移動しなかったのである。
【2020年11月22日12時16分】 高松琴平電鉄琴平線・榎井駅
そう、この日のレトロは琴電琴平駅での折返し間合いを長くとっており。
毎月恒例だった頃のレトロ特別運行のダイヤをほぼ踏襲したダイヤ設定。
つまり、琴電琴平駅で折返し待ち、待機している姿を撮れると言うこと。
さて、この間、榎井駅を観察してみると...
【2020年11月22日12時17分】 高松琴平電鉄琴平線・榎井駅
多くの単線区間で「よくあること」だが、そもそも何駅かごとに上下列車が
交換できるようなホーム配置になっている。でも、最近では合理化のために、
交換可能駅は最低限の数に絞られており。
琴平線は、使わない筈の駅にも交換設備を残しているところが多いので、
こういう風に日中ダイヤに団体貸切やレトロ特別運行のスジを挿入できる訳だが...
それでも現行のホームの向かい側に役目を終えたホームが放置されている駅が
いくつか残っている。榎井駅もその1つ。
ただこちらは、100年弱の琴平線の歴史の中で、かなり早い時期に交換設備が
撤去されていたと予想される訳で。
そう、どう考えても有効長がレトロ電車1両分くらいしかなくて。
ことでんを訪れるようになった当初、自分は、貨物側線があったのかと思っていた
でも、ことでんの歴史の中で貨物列車を走らせていたという記録はなく。
この、相当古いホーム跡、自分が確認しているのは円座、畑田、そして榎井。
いずれも定番撮影地へのアクセスに使う駅というのが不思議なところ。
さぁ、琴電琴平ゆきが... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村
2020-12-12 23:00
nice!(6)
コメント(0)
コメント 0