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秋の房総のキハたちを (3-1) いすみ鉄道 20201101 <前編> [いすみ鉄道]

実に紛らわしい記事で...
昨日の<速報版>に対しての<詳細版>は、一体、いつ??

何だか年明けになりそうな予感。

ということで、最近、撮りに行くことが多くなっているのが、いすみ鉄道のキハ。
この前週は惨憺たる結果だった。そのリベンジの機会は翌週、11月1日に訪れた。

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【2020年11月1日12時56分】 千葉県夷隅郡大多喜町柳原付近

「くまがわ」のヘッドマーク付きのキハ28形の姿を何とか...
あと、夕方。冬の斜光線を浴びて大多喜に向かう16時前のキハ。
それをエロい光で撮ること、その2つをメインに据えて。

そして、やはり“秋らしい景色の中を走るキハ”というテーマも。
思わぬ収穫もあったこの日の撮影行、果たして、如何に!?


……  ……

2020年11月1日(日)晴れのち曇り

「晴れ」の予報に期待して...

朝の東京はドン曇りだった。東京駅八重洲口前からの高速バスは、普段通りに
20名くらいの乗客数。首都高に入るとレインボーブリッジを渡って湾岸線を進む。
珍しく車窓案内の車内放送が入ったが、それでも分厚い灰色の雲が覆っていて。

ちょっと心配になる展開。
朝早かった分、いつも通り車内ではウトウトしていたら、いつの間にか圏央道。
その途中で。それまでのドン曇りがウソであるかのように、いきなりの快晴。

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【2020年11月1日10時43分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘-上総中川

大多喜駅に行って出庫前の点検が行われているキハの姿を見学してから
撮影地入りしても良かったが...

なぜかこの日は、森宮の踏切に直行したのだった。
比較的広い足場だが、狙っていたのは“定員1名”のこの場所。望遠 400 mmで
狙う“正面ドカン”である。

だが...

線路の向こうの田んぼ。この時期、刈り取った雑草などに火を付けて燃やす。
どこでも行われる光景だが...

<撮り鉄>の“業界用語”でいうところの“バルサン”。線路を挟んで反対側の
自分たちのところにも煙は容赦なく。目が開けられない位まで煙に巻き込まれ。

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【2020年11月1日11時10分】 いすみ鉄道・上総中川-城見ヶ丘

こちらが燻製になりそうな位に。すべては風向き次第の“賭け”になるのか??
試し撮りの下り第59D列車のときは煙が小さくなって反対側に流れるタイミング。

「どうしよう!?」と思ったがキハの直前までには作業が終了してくれて。

でも...

そもそも、見込み甘!!!

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【2020年11月1日11時41分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘-上総中川

11時半過ぎ、遠くからキハの、あのエンジン音。そして向こうの踏切が鳴り出す。
2つ目の...キハ28形のヘッドライトが視界に入ってくる。

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【2020年11月1日11時42分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘-上総中川

期待通り、キハ28の前面には「くまがわ」のヘッドマークが確認できて。

だんだん近づいてくるのである。

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【2020年11月1日11時42分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘-上総中川

夢中でシャッターを切り続けたのだが...

残念ながら400 mmではちょっとパワー不足だったということだろうか。
このキハの両側の踏切をキハの車体で隠せるかと思っていたら...

“本命”のカットではキハの車体の両サイドにピッタリと虎柄の踏切機が
まとわりつくような感じになってしまって。手前でシャッターを切った1枚を。

ニハチの顔には光が来ていて、「くまがわ」マークもキッチリと写し止め。
じゅうぶんにリベンジなったとも思えるが、でも、思っていた画ではなかったので
ちょっと悔しいスタートになったのである。

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【2020年11月1日11時42分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘-上総中川

振り返って、逆光ながら前回の...あの田んぼのところを通り過ぎていくキハの
姿を後追いして。

う~ん、せっかくのチャンスを。今度は、もう少し側面がちに撮ろうと。

さて、この折返しは13時に大多喜にやってくる。この日は小谷松あたりで撮ろうと。

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【2020年11月1日12時18分】 いすみ鉄道・大多喜駅

大多喜駅前は日曜日のお昼にしては、ちょっと人の姿が少なかっただろうか。
旧中心街を抜けて、あの大多喜病院の先の...いわゆる祠ポイントを見に行こうと。

あのあたりのストレートか、そこから、もう少し小谷松側に進んだ付近で
撮ろうと思っていた。

大多喜駅前を過ぎて新丁の交差点に突き当たったら、あのお城バックに撮れる
あの橋を渡って。緩やかにカーブした上り坂。線路は並行している筈だが、
木立にも阻まれて直接、見ることはできないが...

カーブした道路沿いに蕎麦屋さんがある。いつも駐車場には多くのクルマがいて...
有名なお店なのだろうか??

いつもは、大多喜病院前まで歩く途中、上り坂で一番、イヤなところだが...
2011年のキハ52形デビュー以来、数え切れないほど通過して。でも、いつも
足早に通り過ぎていたので、気にも留めなかったが、その蕎麦屋さんの先に
線路側に入る側道がある。付近には住宅も多いので、まさに生活道路だが...

「この先、行き止まり」の表示もあって、まったくのノーマークだったが...
何を思ったのか?? 自分でも理由はよく分からないが、この道に入ってみた。

小さい踏切があって。

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【2020年11月1日13時04分】 いすみ鉄道・大多喜-小谷松

踏切の大多喜側。線路の両側には柿の木が。しかも、あの旧バナナリゾート前
築堤で撮った先週の柿の木よりもボリュームが...

もしかしたら、ここが、いすみ鉄道最大の柿の木ポイントだったかも。
踏切カブリツキで、列車の前頭部だけを切り取るような画も考えられるが
<変態鉄>が選んだのは踏切から数十メートル下がったところから望遠で抜く
という撮り方。試し撮りは、第62D列車。ピントが来ていないのは
“措定の範囲内”だったのである。

この300形単行が大多喜駅でキハの急行列車と交換する。
キハの急行列車は10分ほどでやってくるのだが... (つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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