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10月の瀬戸内に個性派列車を追う(10)暮れゆくの弥生駅にて <後編> [水島臨海鉄道]

メインと予備で2台のパソコンを使っているのだが、そのどちらも
何らかの不具合を抱えていて。電源が入らないとか、そういう致命的な
問題ではないので、いますぐに...ではないのだが、今日は仕事の
休憩中にヨド※シへ。このブログを書くのに使っているのは、
マウスコンピューターの廉価版のタブレットPC。

こちらの方が特に不調なのである。持ち歩きに便利でディスプレイが
キレイで、そして何といっても軽くて安い...
そんなタブレットPCを探しに行ったのだが...

ちょっと気に入った機種が見つからず。surface が一番、自分の希望に
近かっただろうか、でも、スペックも価格も折り合いが付くようなもの
ではなくて。逆にメインの“Let's NOTE”の方を今年のモデルに
買い換えようかと...。そうすると大きな出費となるだけに慎重に
ならざるを得ないのである。

さて、引き続き、10月19日の水島臨海鉄道撮影記。

101_DPP200000152.JPG
【2020年10月19日17時47分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生駅

夕方、弥生駅にやってきて。もう1往復のキハを撮るのだが...

……  ……

2020年10月19日(日)曇りのち晴れ

本当に何もない高架ホーム。10月も半ばを過ぎると日が暮れた後は、
待っている間がとにかく寒いのである。

先ほど撮った「ハローウィン」と「50周年」の2連が上り列車で
戻ってきた。

101_DPP200000152.JPG
【2020年10月19日17時47分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生駅

<変態鉄>のEOSくん、このヘッドライトの光を受ける撮り方が
非常に“苦手”なのである。カメラと言うよりもレンズのせいだと
思っていたのだが、レンズに入射した光が内部で乱反射して...
フレアが酷くて、バルブ...夜間の長時間撮影のときには絶対に後ろから
広角でサイド気味に狙わないとダメだった。

だから、このときも“仕方なく”。
そう、駅の階段は南端にしかないので、上下とも列車はホームの最も
水島寄りに停車する。だから、列車後部から撮ることが可能なのは
下り列車に限定されるのである。

だから、コレは“仕方なく”。来たからとりあえずシャッターを
切ったと言うだけ。

でも、5D MarkⅢ のときとは全然違って。フレアの発生が大幅に
おさえられ。ミラーレス機の強みなのだろうか????

途中、MRTの列車は来たのだが、もうシャッターすら切らずに。

102_DPP200000153.JPG
【2020年10月19日18時25分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生駅

寒くて暗くて。誰もいないホーム端でただ立っているだけ。
何度も腕時計を見て...、う~ん、つらい時間。

往復40分少々で、さきの混色2連が倉敷市から戻ってくるタイミングで
水島から戻ってくるのが、キハ37形、こちらも混色2連である。

普段の<変態鉄>の“芸風”ではなく、ちょっと変えて。
スローシャッターで列車を流したので、逆に“混色編成”が目立って。

まぁ、めちゃくちゃな写真だが。

103_DPP200000154.JPG
【2020年10月19日18時26分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生駅

上下列車はほぼ同時に入線して。
ホームの蛍光灯の明かりが、キハ37形の2両の塗色を目立たせてくれて。
ドア締めの車掌さんの姿も写り込んでおり。

向こう側の下りの「ハローウィン列車」のヘッドマークも。
“会心の1枚”ではなくても、“収穫あり”といったところか。

全線単線の水島臨海鉄道、途中駅での行き違いの関係上、基本的には
20分ヘッドでの運転である。ときおり、40分、間隔が空くところが
あるのだが...、その「空き」のところで列車の音が。

MRTともキハ37形とも全く違う野太いエンジン音。そう、貨物である。

104_DPP200000155.JPG
【2020年10月19日18時45分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生駅

停車中のキハを長時間露光で撮る設定になっていた、わが愛機EOS RP、
大急ぎでISO値を弄って...

ものは試しで「ISO12800」まで上げてみたのだった。

データを見れば、1/80秒、f4.5と。これなら撮り方を工夫したら
写し止めることも可能だろうか。夜間でも走行写真が撮れる時代...
真夜中に線路際に立つ時代が来るのだろうか?

105_DPP200000156.JPG
【2020年10月19日18時45分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生駅

と、下りのMRTがやってきた。
列車と駅の明かりがDE10形ディーゼル機関車が吹き上げる煙を照らして。

106_DPP200000157.JPG
【2020年10月19日18時45分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生駅

確かに寄れば、1/80秒では思いっきり被写体ブレしているのが
この大きさの画像でもハッキリ分かる。でも、DE10 1743というカマ番
(機関車の車両番号のこと)が読み取れるくらいにはなっており。

写真の中で黒く見える、暗い部分を見てみると赤、黄、緑...色の粒が
見えるくらいノイズが目立ってザラザラな画像である。

思えば、<変態鉄>が初めて手にしたデジカメは2007年に購入した
初代のEOS 5Dだった。(現在も“予備機の予備”として“在籍”)
あの頃はISO800で撮ってもパッと見にノイズがわかるくらい、
今回のISO12800より酷く荒れた画像になった。そう思えば...

さて...

まもなく19時半。水島駅を発車したMRTの光が遠くに見えてきた。
できれば、下りのキハ37形に少しだけ先着してほしい...

祈るような気持ちで...

107_DPP200000158.JPG
【2020年10月19日19時22分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生駅

「よしっ!!」、上り方の長いストレートを...
先にホームに入ってきたのはキハの方である。

レリーズスイッチを握る手にも力が入る。

上りMRTのヘッドライトは見えてきている。シャッターチャンスはわずか。
このとき、露光時間は4秒だった。その4秒が長く長く感じられるのは
バルブの時の...いつものこと。

108_DPP200000159.JPG
【2020年10月19日19時22分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生駅

倉敷市ゆきとして戻ってきたのは、ハローウィン列車だった。
先ほど2連で撮ったが、あの後、倉タに戻って切り離し。
単行で戻ってきた。ハローウィンのヘッドマークと国鉄型キハ。
キハ37形は混色で、これはこれで貴重なシーンである。

109_DPP200000160.JPG
【2020年10月19日19時23分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生駅

でも、これはキハ37形のバルブとしては、どう考えても“負け”。
ホームの照明灯、キハの後ろ姿をもっと照らしてくれるかと
期待したが、あと1~2 mだろうか、列車後部には光が回らなかった。

足取りは重く...

寒いホームで次の列車を待つよりも2駅分歩いてしまった方が早くて。
ものの10分ほどでホテルまで歩いて戻ったのだった。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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