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10月の瀬戸内に個性派列車を追う(9)暮れゆくの弥生駅にて <前編> [水島臨海鉄道]

とうとう朝乃山まで休場することになり...
何だか大相撲も...、でも、それをネットのニュースで知るだけで
TVで中継を視る余裕はないのである。

実は明日は公休なので、あのキハの姿をちょっとだけでも撮りに行こうと
思っていたら、いつものパターンである。
それ以前に、またまたコロナの“波”が来ているようで。
果たして撮りに行けるのだろうか。明日は、「撮りに行きたい!!」と
青空を恨めしく眺めながら職場に行くことになるのだろうと。

引き続き、10月19日の水島臨海鉄道撮影記。

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【2020年10月19日17時34分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生駅

15時半に出庫の国鉄型キハは、19時半に入庫するまで3往復する。
陽の短い季節だけに、かろうじて2往復めまで撮れる感じだろうか。

それなら、夜のとばりが降りた駅のホームで...

……  ……

2020年10月19日(日)曇りのち晴れ

浦田駅の南側、畑と住宅が点在する中を少し進むと線路は弥生駅に向けて
高架になる。このまま水島地区ではずっと高架を走り、水島駅を出て
地平になるわけで撮影可能なのは浦田駅の南側、数百メートルの区間。

その“突端部分”から望遠でストレートをゆく下り列車を...

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【2020年10月19日15時58分】 水島臨海鉄道水島本線・浦田-弥生

貨物と、それからキハの姿を。

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【2020年10月19日16時25分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生-浦田

平日の15時台以降は2両編成になる運用が2つ。片方はMRT300形の“重連”
この日は「ハローウィン列車」と「50周年塗装」が連結され。

「ハローウィン列車」(306号車)は通常の“ひまわり色”のMRT車内に
水島臨海鉄道の女性社員が手作業で飾り付けをして...
<鉄>として、写真で見れば外観の特徴はヘッドマークだろうか。

もう1両は「50周年塗装」。こちらは今年、発足(前身は倉敷市交通局)
から50周年であることを記念して登場した塗装。“特別塗装”として
次の車検で“ひまわり色”に戻されるのか、“第3の塗色”として
定着していくのか、<変態鉄>には知るよしもないが...

紺色と朱色の塗り分けは、やはり撮ってみたい車両なのだが...

そう、この日は下り方に連結されたのである。

ということで、ハローウィン列車の顔アップ。方向幕の表示が
「ワンマン 倉敷市」ではなく、「倉敷市」であることが2連の証拠。

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【2020年10月19日16時40分】 水島臨海鉄道水島本線・浦田-弥生

ガソリンスタンド横の踏切は、水島地区の高架に向かう“境界”に
あたる位置にある。ほぼ南北方向の線路だけに光線状態は良くないし、
望遠300 mmではちょっと力不足の感はあるが、キハ20形の時から
何度か挑戦している。500 mmクラスの超望遠があれば、スッキリした
迫力ある写真が撮れそうだが...

2連(車掌乗務)が走る夕方の混雑時間帯も、1運用だけはMRT単行
(ワンマン運転)、やってきた下り列車は「ワンマン 三菱自工前」。

そして、この単行のMRTと隣の弥生駅ですれ違ってくるのが...

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【2020年10月19日16時45分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生-浦田

車体側面に夕方の光を浴びながら、キハ37形混色編成がやってきた。

なんとも好運なのは...

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【2020年10月19日16時45分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生-浦田

この時間帯なのにヘッドライトを点けているのは嬉しいところ。

でも、残念ながらピン甘になってしまったのは<変態鉄>らしさ。

さぁ、ここからが...

写真を撮る余裕もなかったのである。次にキハが戻ってくるまでに
隣の弥生駅まで歩くのである。
線路沿い、高架の灰色のコンクリート橋脚を眺めながら、どんどん...

弥生駅の場内信号機が見えてからが遠いのである。
そう、貨物列車の通過に合わせて、停車場有効長は非常に長く。

何とか間に合ってくれ...

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【2020年10月19日17時03分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生駅

息を切らしながら、あの階段を登り切ったら...

ホームにつくと向かい側のホームには、先ほど撮ったMRTの2連が
戻ってきたところだった。

50周年記念の角形ヘッドマークを付けたMRT303号車「50周年塗装」の姿。

とりあえず記録することはできて、一安心だったのである。

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【2020年10月19日17時03分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生駅

ピン甘は残念だが、出発していくMRTの姿を。

ちなみにこの2連のすぐ右側の黒い大きな建物が、今回の<変態鉄>の
“ベースキャンプ”である。昨年、開業したばかり、大浴場が気持ちよく
次回も、水島臨海鉄道を撮るときは、ここにしようかと思っている。

さて、<鉄>としては、この写真に赤と黄色の信号機の光が...
実はコレ、水島駅の場内信号機と出発信号機なのである。
この写真、よ~く探せば、栄駅と常盤駅も写っている。

弥生駅のホームに立てば、水島駅まで見渡すことが可能。
弥生-栄-常盤-水島と3駅先まで見渡せる駅間距離の短さである。

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【2020年10月19日17時12分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生駅

でも、狙っていたのは逆サイドだったのである。

弥生駅もホームだけの無人駅、高架にある2面2線の対向式ホームは
南側、下り方先端にある階段だけが出入り口。

上り方先端は<鉄>以外、誰も来ることがない場所で。
そこから貨物列車の行き違いのために思いっきり長くとってある構内、
長いストレートを進んでくる姿を撮るのだが...

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【2020年10月19日17時15分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生駅

おっと、そんなことを考えているうちに、単行のMRTの姿が...

夕方になるにつれて倉敷市から戻ってくる人たちも多いが、これから
倉敷中心部方面に向かって出かけていく人も増えてきて。

単なるスナップではあるものの、南向き、水島側にカメラを向けると
望遠の圧縮効果も相まって、水島の臨海工業地帯の工場群が入って
この画もマジメに挑戦してみると、面白い画が撮れるのかも。

099_DPP200000151.JPG
【2020年10月19日17時34分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生駅

やはり、17時半を回ると走行写真は無理な明るさになってしまって。
下りキハ2本目はこの停車中のシーンを... (つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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