信濃路へ「ゆたんぽ」を見に（９）もうちょっと丸窓電車。 [＜鉄＞な撮影記・旅行記録]
久々にキハを撮りに行きたいと思っていたのに...
早いもので、まもなく10月。あと1時間ほど。
今年は何から何まで異例ずくめだった。撮りに行きたいと思っていたものも
全然ダメで...
＜変態鉄＞としても、仕事の合間を縫うような感じで、趣味活動を少しずつ
再開している段階なのだが、そう簡単に“出撃”できない現状では、
どうしても“終了の日”が近いモノから優先して撮らざるを得なくなって。
今年の上半期、三脚が見えないように袋を被せて新幹線で向かったのは
只見線キハだった。そして、夏以降は「ことでんレトロ」ばかり。
「四季折々の景色の中、誰もいない撮影地でリラックスしてローカル線を撮る」
というのが、＜変態鉄＞の一番好きなスタイルだが...
早くそういうことができる時期が来て欲しいと願う次第。
【2020年9月16日12時57分】 上田交通別所線・別所温泉駅
ということで、9月16日の上田電鉄別所線の話題。
終着駅・別所温泉駅に展示されているモハ5252号車「丸窓電車」を撮って...
…… ……
2020年9月16日（水）晴れ
1927年（昭和2年）製、60年近くにわたって塩田平を走り続けた電車である。
＜鉄＞の立場で見れば...
【2020年9月16日13時06分】 上田交通別所線・別所温泉駅
その名の通り、側面の戸袋窓が楕円形になっているのは昭和初期の私鉄電車の
“定番”でもあった。一部扉の戸袋窓だけ楕円形だった電車も少なからず
あって、そういう意味で機能上、構造上、戸袋窓を楕円にしないとマズい理由も
見つからず...、たぶん、この時期の“流行”なのだが。
昭和初期と言えば、電車の車体外板の溶接は、国鉄などで試験的に行われていた
程度だったと思われ。だからリベット（鋲）が1列に並んでいて。
ことでんレトロもそうだが、このリベットというのが、＜変態鉄＞が旧型車に
惹かれるパーツでもある。
【2020年9月16日13時07分】 上田交通別所線・別所温泉駅
前面には「上田－別所温泉」の小さな方向板が掲げられており。
色が違うが、富山地鉄も青地のこういう角型の方向板が使われていた。
昭和の...＜変態鉄＞が生まれる10年以上前の時代の私鉄電車では、この小さめの
方向板が定番アイテムだったような...
そういえば、名鉄600V線区の旧型電車は末期までこれくらいのサイズの...
【2020年9月16日13時07分】 上田交通別所線・別所温泉駅
残念ながら車内は非公開。
でも気になるわけで。
まさに“盗撮”である。できるだけ窓にカメラのレンズを近づけて。
でも...
窓拭きをしていないから(笑)、白っぽく汚れた窓ガラス...
なかなか思ったようには撮れなくて。
ただ、それでも板張りの車内、シートモケットは紺色だったのだろうか、
その座席裾も木製ニス塗り。一部は展示スペースのような感じに改装されて
いるのだろうか??
それでも、往時の姿をちょっとだけ垣間見ることができた。
何かの機会に車内公開の機会があれば、ぜひ今度はそれに合わせて訪れたいと
思っている。この車内...う～ん、堪らん。
…… ……
初めて訪れる路線の場合、やはり、＜変態鉄＞としてもネットで撮影地などを
ちょっとは調べてくるわけで。
この丸窓電車のいる駐車場も、多くの撮影地ガイドに出ていたのである。
「別所温泉駅に進入する電車と保存されている丸窓電車の並びシーンが...」
そう、モハ5252号車が展示されているのは別所温泉駅の側線部分。
昔は貨物の積み込みホームでもあったのだろうか? そんな位置関係。
だから、本線を走る電車と一瞬だけ顔を揃える瞬間がある。それを撮るのだが...
でも...
だが、しかし...
駄菓子菓子。
そういえば...
あまり新しい撮影地ガイドでは無かったのかも知れない。
「よくあること」といえば、そうなのだが...
【2020年9月16日13時03分】 上田交通別所線・別所温泉駅
“その地点”はすぐに分かった。
でも、そこには顔の高さくらいの高いフェンスが。
もし、高いタイプの脚立を持っていたら（叱られるのを覚悟で）、それに乗って
高い視点を確保できれば、何とかフェンスをかわして撮れるかも知れないが、
もちろん、脚立など持っているはずも無く。持っていても、それはダメな撮り方。
う～ん、目の細かいフェンス。それを覚悟で当初、予定していた構図で撮るか??
あるいは...
【2020年9月16日12時58分】 上田交通別所線・別所温泉駅
モハ5252号車が展示されているスペース、ちょうど田んぼと消防団の詰所が
あって。その詰所の裏に回ると窮屈な構図ではあるが、電車1両も入らないが、
それでもサイドから線路を見ることはできて。
そう、線路の向こう側である。
線路の向こう側の田んぼにハザカケが...。そう、大型機械で刈り入れを行う
田んぼではそのまま乾燥させるので、こうして田んぼに干しているシーンを
見ることはできない。「秋のローカル線」の“季語”のようなものだが、
なかなか撮ることはできなくて。ちょっと線路から遠いのが玉に瑕だが、
結構、大々的に...
サイドから絡めるか...
う～ん、手前の休耕田(??)に、ビニールの包みが置かれており。
それだけでない。別所温泉駅近くは勾配区間になっており、
この地点、わずかに...だが休耕田の方がレール面より高くなっており、
電車の足回りは見えなさそう。
ステンレスの丸窓電車が発車する時刻がだんだん近づいてきて。
そろそろ撮影ポジションを決めないと...
そして、＜変態鉄＞は決断したのである。
【2020年9月16日13時05分】 上田交通別所線・別所温泉駅（後追い）
先ほどのフェンスに阻まれて当初、意図していたカットが撮れなくなっていた
あの場所に戻ってカメラを...
でも、丸窓電車は諦めて、線路の向こうの田んぼを画面の左端に。
「ハザカケ × ステンレス電車」を意図したのだが...
やはり苦し紛れの1枚になってしまって。う～ん、渋い出来映え。
【2020年9月16日13時11分】 上田交通別所線・別所温泉駅
さぁ、次の電車は14時前の「東急色」。
別所温泉駅舎で少し時間を過ごして...（つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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早いもので、まもなく10月。あと1時間ほど。
今年は何から何まで異例ずくめだった。撮りに行きたいと思っていたものも
全然ダメで...
＜変態鉄＞としても、仕事の合間を縫うような感じで、趣味活動を少しずつ
再開している段階なのだが、そう簡単に“出撃”できない現状では、
どうしても“終了の日”が近いモノから優先して撮らざるを得なくなって。
今年の上半期、三脚が見えないように袋を被せて新幹線で向かったのは
只見線キハだった。そして、夏以降は「ことでんレトロ」ばかり。
「四季折々の景色の中、誰もいない撮影地でリラックスしてローカル線を撮る」
というのが、＜変態鉄＞の一番好きなスタイルだが...
早くそういうことができる時期が来て欲しいと願う次第。
【2020年9月16日12時57分】 上田交通別所線・別所温泉駅
ということで、9月16日の上田電鉄別所線の話題。
終着駅・別所温泉駅に展示されているモハ5252号車「丸窓電車」を撮って...
…… ……
2020年9月16日（水）晴れ
1927年（昭和2年）製、60年近くにわたって塩田平を走り続けた電車である。
＜鉄＞の立場で見れば...
【2020年9月16日13時06分】 上田交通別所線・別所温泉駅
その名の通り、側面の戸袋窓が楕円形になっているのは昭和初期の私鉄電車の
“定番”でもあった。一部扉の戸袋窓だけ楕円形だった電車も少なからず
あって、そういう意味で機能上、構造上、戸袋窓を楕円にしないとマズい理由も
見つからず...、たぶん、この時期の“流行”なのだが。
昭和初期と言えば、電車の車体外板の溶接は、国鉄などで試験的に行われていた
程度だったと思われ。だからリベット（鋲）が1列に並んでいて。
ことでんレトロもそうだが、このリベットというのが、＜変態鉄＞が旧型車に
惹かれるパーツでもある。
【2020年9月16日13時07分】 上田交通別所線・別所温泉駅
前面には「上田－別所温泉」の小さな方向板が掲げられており。
色が違うが、富山地鉄も青地のこういう角型の方向板が使われていた。
昭和の...＜変態鉄＞が生まれる10年以上前の時代の私鉄電車では、この小さめの
方向板が定番アイテムだったような...
そういえば、名鉄600V線区の旧型電車は末期までこれくらいのサイズの...
【2020年9月16日13時07分】 上田交通別所線・別所温泉駅
残念ながら車内は非公開。
でも気になるわけで。
まさに“盗撮”である。できるだけ窓にカメラのレンズを近づけて。
でも...
窓拭きをしていないから(笑)、白っぽく汚れた窓ガラス...
なかなか思ったようには撮れなくて。
ただ、それでも板張りの車内、シートモケットは紺色だったのだろうか、
その座席裾も木製ニス塗り。一部は展示スペースのような感じに改装されて
いるのだろうか??
それでも、往時の姿をちょっとだけ垣間見ることができた。
何かの機会に車内公開の機会があれば、ぜひ今度はそれに合わせて訪れたいと
思っている。この車内...う～ん、堪らん。
…… ……
初めて訪れる路線の場合、やはり、＜変態鉄＞としてもネットで撮影地などを
ちょっとは調べてくるわけで。
この丸窓電車のいる駐車場も、多くの撮影地ガイドに出ていたのである。
「別所温泉駅に進入する電車と保存されている丸窓電車の並びシーンが...」
そう、モハ5252号車が展示されているのは別所温泉駅の側線部分。
昔は貨物の積み込みホームでもあったのだろうか? そんな位置関係。
だから、本線を走る電車と一瞬だけ顔を揃える瞬間がある。それを撮るのだが...
でも...
だが、しかし...
駄菓子菓子。
そういえば...
あまり新しい撮影地ガイドでは無かったのかも知れない。
「よくあること」といえば、そうなのだが...
【2020年9月16日13時03分】 上田交通別所線・別所温泉駅
“その地点”はすぐに分かった。
でも、そこには顔の高さくらいの高いフェンスが。
もし、高いタイプの脚立を持っていたら（叱られるのを覚悟で）、それに乗って
高い視点を確保できれば、何とかフェンスをかわして撮れるかも知れないが、
もちろん、脚立など持っているはずも無く。持っていても、それはダメな撮り方。
う～ん、目の細かいフェンス。それを覚悟で当初、予定していた構図で撮るか??
あるいは...
【2020年9月16日12時58分】 上田交通別所線・別所温泉駅
モハ5252号車が展示されているスペース、ちょうど田んぼと消防団の詰所が
あって。その詰所の裏に回ると窮屈な構図ではあるが、電車1両も入らないが、
それでもサイドから線路を見ることはできて。
そう、線路の向こう側である。
線路の向こう側の田んぼにハザカケが...。そう、大型機械で刈り入れを行う
田んぼではそのまま乾燥させるので、こうして田んぼに干しているシーンを
見ることはできない。「秋のローカル線」の“季語”のようなものだが、
なかなか撮ることはできなくて。ちょっと線路から遠いのが玉に瑕だが、
結構、大々的に...
サイドから絡めるか...
う～ん、手前の休耕田(??)に、ビニールの包みが置かれており。
それだけでない。別所温泉駅近くは勾配区間になっており、
この地点、わずかに...だが休耕田の方がレール面より高くなっており、
電車の足回りは見えなさそう。
ステンレスの丸窓電車が発車する時刻がだんだん近づいてきて。
そろそろ撮影ポジションを決めないと...
そして、＜変態鉄＞は決断したのである。
【2020年9月16日13時05分】 上田交通別所線・別所温泉駅（後追い）
先ほどのフェンスに阻まれて当初、意図していたカットが撮れなくなっていた
あの場所に戻ってカメラを...
でも、丸窓電車は諦めて、線路の向こうの田んぼを画面の左端に。
「ハザカケ × ステンレス電車」を意図したのだが...
やはり苦し紛れの1枚になってしまって。う～ん、渋い出来映え。
【2020年9月16日13時11分】 上田交通別所線・別所温泉駅
さぁ、次の電車は14時前の「東急色」。
別所温泉駅舎で少し時間を過ごして...（つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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