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あのツートンカラーを撮りたくて(7)来たっ!! 別府!! [Seaside Exp. 山陽電車]

別府(べふ)の町は加古川市の南部に位置する。姫路と明石・神戸に挟まれ、
ベッドタウンといった感じである。そんな町に国鉄線の駅と港を結んで、
沿線の工場の製品出荷などに使われたローカル私鉄があった。

35年ほど前に消えた路線、その最後の日まで活躍した古典ディーゼル動車を見に
廃線跡に隣接した小さな広場を訪れて。

一通り撮り終えた<変態鉄>が向かったのは、その別府駅だった。
いまは山陽電車の高架駅にその名を残している。

神戸から姫路まで、ほぼ東西方向の路線である山陽電車、午後になると電車の
サイドまで光が回る場所はほぼなくなるので、撮影するつもりはなかったのだが、
その別府駅に着いた時刻、まもなく、下り姫路ゆき普通車としてやってくる筈。

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【2020年1月10日14時49分】 山陽電鉄本線・別府駅

ホーム端でカメラを構えたのである。

というわけで、再び1月10日の山陽電車撮影記。

でも、その前に。やはり最近、疲れが溜まっている<変態鉄>なのである。

あの、コロナウィルスの関係で仕事のスケジュールが変わったり、それよりも...

先日、ちょっと書いた<変態鉄>の母の入院の件。この前の日曜の夕方だった。
仕事中にいきなりケータイが鳴って。チラッと画面を見るとそれは病院の番号。
日曜の夕方に突然の電話。仕事中だったが、ちょっと外に出て折り返してみたら...

……  ……

「これは、もしかして...」と、覚悟もしていたのだが、電話に出たのは受付の人。
名乗ると、長~い保留音のあと病棟のナースが電話に出て。

「仕事を打ち切って会社から駆けつけるなら...」
そんなことを考えていたのだった。そうしたら...

「お母様が、パジャマを持ってきて欲しいと...」
ちょっと拍子抜けだったのである。
まぁ、でも、そんなことを言えるようになったということで。

月曜は勤務シフトを調整してもらって休みにして。病院に行って主治医の先生から
状況を聞いてきたり、着替えを差し入れたり。
(“コロナ”で面会が全面禁止になったので、入口のナースステーションで荷物の
入ったバッグを渡すだけしかできないので...)

そうこうしていたら、相手方の損害保険会社から電話が入って、複雑な話をアレコレ。
いつも書いているようにクルマの運転免許を持っていない<変態鉄>だけに
フツーの人以上に、こういうとき、話がよく分からないのである。
初歩的なことを質問しながら...、あちこち、電話したり出向いたり。
そんなことで、1日があっという間に過ぎていくのである。

ということで、目下、趣味活動どころでない<変態鉄>なのだが...
何とか今月末までには...只見線キハには間に合わなかったが...、カメラを持って
出かけたいと思っている。


ということで、1月10日の山陽電車撮影記。


2020年1月10日(金)晴れ

線路沿いを歩いて。踏切付近で撮影できるポイントを探したのだが、
どこもフェンスに阻まれて。脚立と大型三脚持参の方なら列車写真向きのポイント
になるかも知れないのだが...。<徒歩鉄>の自分。

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【2020年1月10日14時31分】 山陽電鉄本線・別府駅

コンパクトにまとまった...というか、ちょっと殺風景な高架駅である。

明石市内の区間は高架化されていて。でも、なぜか山陽電車の西側区間では
そこを除くと高架駅は別府だけ。大きな道路との立体交差がある訳でも無いのに...

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【2020年1月10日14時34分】 山陽電鉄本線・別府駅

と疑問に思っていたが、帰宅して調べてみると、この駅付近で昨日の記事で取りあげた
別府鉄道の2路線と立体交差していたから...ということらしい。

そのため山陽電車の別府駅は開業当時は「別府北口」駅として開業。
それなら「北別府」にすれば良かった...と思うのだが。(← わかるかなぁ...)

別府村の玄関口は、数年早く開業した別府軽便鉄道の別府港駅という位置づけだった。
でも、戦後、こちらの方が中心地に近いと言うことから「電鉄別府」駅に改称。
さらに「別府」駅になったという。

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【2020年1月10日14時52分】 山陽電鉄本線・別府駅

そういう目で見てみたら。

やはり高架ホームの柵の外。地上には何だか不自然な感じの遊歩道が線路の下を
潜っていて。そう、つまり、ここが別府鉄道の廃線跡だと思われる部分である。

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【2020年1月10日14時41分】 山陽電鉄本線・別府駅

そんな高架駅、日中、停車するのは普通車のみである。

上りホームの先端部に立って、下り電車の進入を狙うというのが<変態鉄>の作戦。

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【2020年1月10日14時42分】 山陽電鉄本線・別府駅

先ほどの遊歩道を撮った写真。山陽電車の北側にもう1つ高架橋が見えるのである。
そう、山陽新幹線。姫路駅を出て西明石駅に向かう区間である。
このあたり、新幹線と並走しているのである。(JR山陽本線は数キロ北側)

ということで、後追いはN700A系「のぞみ」号だろうか。
実は、この写真、走り去っていく3000系普通車の姿が右隅にチラッと写っている。

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【2020年1月10日14時37分】 山陽電鉄本線・別府駅

そして、下りの試し撮りは「直特」...と思えば、5000系の回送である。

別府駅が高架にあるのは先に開業していた別府鉄道との立体交差のためなので
つまり、駅部だけが高架化されているのである。だからホーム端から撮れば
急勾配を駆け上がってくるシーンになる訳で。

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【2020年1月10日14時45分】 山陽電鉄本線・別府駅

今度こそ!!

今度こそ阪神車による姫路ゆき直特。でも、緊張するとカメラが傾くのは
いつまでも変わらない<変態鉄>の特徴である。補正する気にもならないほど
思いっきり傾いて。だから、そのまま掲載!!

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【2020年1月10日14時49分】 山陽電鉄本線・別府駅

先ほどの直特が東二見駅で追い抜いたのが“復刻色編成”だったわけで。
4分後、播磨町駅からこちらに向かってくる姿が。

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【2020年1月10日14時49分】 山陽電鉄本線・別府駅

そして。夕方の光を浴びて別府駅に進入する“復刻色編成”である。
これを撮って、とりあえず、今日の撮影を終わりにしようと。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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