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阪堺モ161形車「住吉っさん」初詣輸送撮影記(17)東天下茶屋と北畠の間で [ちん電(阪堺電気軌道)]

今日の話題に入る前に。

ツイッターをチェックしていて、この話題が...

 「キハ52形車両の車検に伴うキハ車両の運休」

いすみ鉄道の公式サイトに上がっていたのである。

ぬぁんと...

「五分五分」だと思っていたのだが...

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【2020年1月1日10時01分】 いすみ鉄道・大多喜駅

まもなく検査期限を迎えることになるキハ52 125号車。車検には多額の費用が
見込まれることから、<変態鉄>が撮りに通っている多くの車両はこれが...
もしかしたら、昨年のクラウドファンディングによる塗装変更は、
その“最後の花道”として行われたのではないか...と。

でも...

それだけの費用をかけてでも検査を通すということは...

代替となる新車が入って...ということも、どうやら無さそうなので、
余程のことが無い限り、少なくともキハ52形単行ではあと数年は走る...と。

それにしても、5月上旬の運用復帰とは...

いすみ鉄道沿線が最も賑わうのは、サクラと菜の花の時期。3月~4月にかけて。
そのピークの時期にキハが戦線離脱!?

前の社長さんなら時期をズラして正月明け早々に入場させて、閑散期の2月を
検査にあてて、菜の花のピーク、春休み期間から再登場...とか、そういうことを
考えそうだったが、新社長さんは、かなり攻めていく方なのか!?

あるいは、「一般の方」が多く訪れる花の時期にキハを休めて、<鉄>を減らし、
観光客が一段落してから「キハ再登場」で<鉄>を集めるという戦略か!?

まぁ、そんなことどちらでも良いのだが、連休明け、「ことでん」から戻ったら
今度は「いすみ鉄道」に向かうことになりそうな予感。ようやく1つ安心材料が...

さて、ほかの車両たちは!?

ということで、こちらも気になっている阪堺電車の古豪モ161形車。
引き続き、1月3日の撮影記を。松虫でモ166号車はうまく撮れたのだが、代わりに
またしてもモ164号車を撮り逃し...


……  ……

2020年1月3日(金)晴れ

コンビニに立ち寄りながら、そろそろ、モ164号車が戻ってくるというタイミングで。
以前、撮りに来たことがある東天下茶屋電停の少し南側。

「あべのハルカス」を遠くに見ながらも、下町情緒の住宅街を行く専用軌道。
専用軌道区間の多さも阪堺電車の特徴かも知れない。

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【2020年1月3日12時06分】 阪堺電気軌道上町線・東天下茶屋-北畠

長屋風というか、こういう古い家並み。線路と通路を仕切るフェンスには
植木鉢が固定してあったり...

そういう生活感溢れる沿線風景は都電荒川線にも通じるモノを感じる。
しかも、上町線の沿線風景、1 km少々西側を走っている阪堺線とは、また違って。
今池、今船...と、恵美須町側はかなりディープな風景が広がるが、松虫、帝塚山...
と上町線は何だか穏やかな...というか、ちょっとハイソな雰囲気もあって。

逆光ながら「堺トラム」を。

172_DPP_00007273.JPG
【2020年1月3日12時07分】 阪堺電気軌道上町線・東天下茶屋-北畠

時計を見るといつの間にか正午を回っていて。

質屋さんの広告電車は浜寺駅前ゆき。振り向けば後ろに「あべのハルカス」を
入れて撮れるのである。コチラが順光側。

線路との間は低いフェンスだけ。架線柱さえ避ければ比較的、自由に構図を
決めることができる場所だが、場所によっては道...というか通路の幅が人と人が
すれ違うのでさえ困難な位の狭いところで。

173_DPP_00007274.JPG
【2020年1月3日12時10分】 阪堺電気軌道上町線・東天下茶屋-北畠

電車だけではなくて、こういう沿線風景も撮っていきたいと思っているのだが...
<変態鉄>にはその腕がないのである。

本当は先ほどの写真だって、「生活に溶け込んだ電車」という感じの写真に
したかった。

ということで、ちょっとカメラを引けば、線路際の古い家並みと「あべのハルカス」
そこを駆け抜ける小さな電車...と。そんな構図で撮ってみたのだが。

せっかくの「あべのハルカス」も線路際の小さな住宅も、中途半端になって。
電車の“顔”をアップで撮るのは、ココでなくてもできる訳で。

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【2020年1月3日12時15分】 阪堺電気軌道上町線・東天下茶屋-北畠

いや、これは自分だけかも知れないのだが、<撮り鉄>として、お目当ての車両が
やってくるまでアレコレと悩んでいるのである。

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【2020年1月3日12時19分】 阪堺電気軌道上町線・東天下茶屋-北畠

とはいえ、最後の最後まで試し撮りは“顔アップ”だったのだが...

そして、いよいよ...

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【2020年1月3日12時20分】 阪堺電気軌道上町線・東天下茶屋-北畠

非電化区間を撮ることが多い<変態鉄>、撮るとき悩んでしまうのは架線柱の処理。
無理にクリアしようとすれば窮屈な構図になってしまう。そして、この鉄骨トラスの
架線柱自体も“年代物”、これも記録しておく価値は十分にあるわけで。

“本番”のモ164号車のときは少し引き気味で撮ってみた。

でも、そうすると、線路際の...
写真の右下がゴチャゴチャしすぎだろうか。このあたり、なかなか良い案配
というのが分からないもので。現地で見た印象と写真として後から見ているときとで
見え方がちょっと違っていたり...

まぁ、つまり撮影センスが無いということなのだが。

177_DPP_00007277.JPG
【2020年1月3日12時20分】 阪堺電気軌道上町線・東天下茶屋-北畠(後追い)

逆光なのは分かっていても、後追いの1枚も。今度も「赤・あびこ道」。
だから終点・我孫子道に到着したら折返し線ではなくて、車庫の方にいったん
入るのだろうけれど、ここまでの経過から考えると、たぶんすぐに再出庫になる
というパターンだろうか。とすれば、40~50分程度でココに戻ってくるはず。

ということで、もうしばらく撮影続行。

先ほど「黒・あびこ道」で下っていったモ166号車は、そろそろ天王寺駅前ゆき
となって戻ってくるはず。

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【2020年1月3日12時48分】 阪堺電気軌道上町線・北畠-東天下茶屋(後追い)

数十メートルの範囲で前進したり後退したりを繰り返しながら構図を悩んで。

モ166号車のときは、先ほどと同様、ちょっと古い家並みが残っている地点で。
後追いながら順光での1枚。背後には「あべのハルカス」。

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【2020年1月3日12時49分】 阪堺電気軌道上町線・東天下茶屋電停付近

長い直線区間、もちろん望遠で後追いしているわけで。
東天下茶屋電停に到着する姿を。線路周りは下町感溢れる昔からの住宅街、
そして背後には超超高層ビル。こういう風景、<変態鉄>の職場がある新宿の街に
少し似ているのである。
(あの高層ビル街から青梅街道を隔てれば古くからの住宅街が広がっていて...)
ただ、新宿に足りないのは、こういう電車なのである。

テキトーに後追いで撮っただけなのに、望遠レンズの圧縮効果で、
高層ビルと昔からの住宅街の良いコントラスト。メチャクチャな画ながら、
意外と良い感じに撮れたと(自分では)思っている。

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【2020年1月3日12時50分】 阪堺電気軌道上町線・北畠-東天下茶屋(後追い)

後続電車を撮ったら...

約20分後にモ166号車が下り電車となって戻ってくるはず。
もう少し南側、次の北畠電停の少し手前から帝塚山にかけて電車は道路上を...

そのあたりまで南下してモ166号車を“迎え撃つ”!!

線路際の路地を歩き出したのだった。(つづく)

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