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年末年始の“地元電” 〜 井の頭線と京王線 〜(2)お正月は... [保存車・博物館・廃線跡]

今年は年の始めからいろいろなことがあって。
何だか<鉄>活動という気持ちにもなれない部分があったが、そういって自宅(というか実家)のコタツに入ってダラダラしていると、やはり、ネットで。「くだらない」と分かっていても、X(旧ツイッター)をぼんやり見ていると時間は過ぎていくのである。

その中で...

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【2024年1月4日9時50分】 東京都日野市程久保・京王れーるランド

多摩動物公園駅に隣接する「京王れーるランド」の保存車に正月ならではの...
その写真を見て「行きたい!!」と。約10年ぶりの訪問である。「博物館」というよりはチビッコ向けのレジャー施設としての性格が強い施設である。
保存車の周囲にはミニ電車の軌道が敷かれており...、ということは、その運行時間帯は乗りたい子たちと、それを撮りたい父母で保存車の周囲も...
こういうとき、<鉄>として車両全景をしっかり撮るには、開館直後と閉館直前の時間帯が狙い目。

朝早く起きるのは辛いが、重い腰を上げたのは1月4日の朝、東京は気持ちの良い青空が広がっていた。
……  ……

2024年1月4日(木)晴れ

オープンが9:30、そして、場所は多摩動物公園駅に隣接しており。ということで、9時半ギリギリに多摩動物公園駅に到着できる電車を狙って...

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【2024年1月4日9時37分】 京王動物園線・多摩動物公園駅 

井の頭線で明大前駅に向かうのは、いつもの通勤時と同じ。でも、ここから京王線下りホームに向かうのは年に一度あるかどうかのレアパターン。
明大前駅はいつも使っているが、構造が複雑で、慣れない乗り換えだと、分かってはいても、ちょっと迷ってしまうのである。

すぐにやってきた特急で。徐々に高いビルが減って農地もチラホラ広がってくると、まもなく高幡不動駅。
写真を撮っている暇も無く、すぐの接続、隣のホームからの多摩動物公園ゆきは7000系4連のワンマン運転。車内は子ども連れで大賑わいである。

頭端式ホームの多摩動物公園駅には予定通り、9時半に到着である。

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【2024年1月4日9時37分】 京王動物園線・多摩動物公園駅

前回の訪問は2015年2月、約9年ぶりの訪問である。

でも、その前に...

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【2024年1月4日9時38分】 東京都日野市程久保・京王れーるランド

前回の訪問時からは、当然、少し様子が変わったところはあって。
あのときは、“アネックス”は無かった。2018年に増築された部分、内部はグッズショップになっているのだが、その正面、ガラスのところに2両の運転台部分のカットボディが。

クハ7706号車とクハ8809号車の運転台部分である。

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【2024年1月4日9時38分】 東京都日野市程久保・京王れーるランド

まず、クハ7706号車。

1992年に旧5000系の各停運用の置き換え用に新製された車両(だったと思う)。ちょうど、この「アネックス」がオープンする直前の2017年に廃車になっており。8両編成の新宿方に連結され、主に本線の各駅停車で使われていたと思われる。

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【2024年1月4日9時38分】 東京都日野市程久保・京王れーるランド

もう1両はクハ8809号車。
奇しくも、この車両も1992年製、8000系は特急・急行を中心に。当時、10両編成は基本的に八王子・高尾側6両と新宿側4両の併結になっていた。
車番も揃えられていたが、シーズンに限り、京王八王子ゆきと高尾山口ゆきに分割される特急があった。

確か、車内の吊り革の色を変えていて。「吊り革が緑色の車両は...」みたいな案内放送があったような。
2000年代に入ると分割特急は運転されなくなり、編成の中央の、新宿駅などの階段に近い位置にクハが入っているのが嫌われたのか、使われていない中間運転台は撤去されて、サハ化され。

この、8000系の第9編成が10両貫通化されたのが2018年。ステンレス車体だけあって、運転台部分を切り落として、そこに別に作った車端部を継ぎ足す...という、ちょっと模型チックな改造だったような。そのときに外された運転台部分を持ってきたものかと。

……  ……

「撮りたいもの」は、ココでも撮れたのである。それは...

さぁ、館内へ。
まずは正面エントランスの自動券売機のところに並んで。親子連れは元気そのもの。熱気ムンムンの行列にオッサンひとり。

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【2024年1月4日9時50分】 東京都日野市程久保・京王れーるランド

運転シミュレーターや模型やプラレール、あるいは、アスレチックなど、そういうのは本館に揃っている。入場券を買ってもらったチビッコたちが元気よく駆け出していくのを見ながら、<変態鉄>だけは一目散に本館を出て、向かい側の車両展示場に向かったのである。

9時半の開館、その後、10時からはミニ電車の運転が始まる。その、30分間が“勝負”であるのは分かっていた。

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【2024年1月4日9時41分】 東京都日野市程久保・京王れーるランド

車両展示場側には自分と、あともう1人くらい。やはり、考えることは同じ。シルバー世代の<鉄>の方だった。
かなり写真にこだわりのある方のようで...、邪魔にならないように気をつけながら、それでも、急いで。

X(旧ツイッター)で見て、「撮りたい!!」と思ったのは、この6000系電車の前面にも掲出されている「迎光」のヘッドマーク付きの姿だった。

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【2024年1月4日9時41分】 東京都日野市程久保・京王れーるランド

「迎光」というのは半世紀以上に渡って、京王線の大晦日から元日にかけて運転される終夜運転の急行(年によっては特急)の愛称である。

だからこそ、6000系の“先輩”にあたる名車(初代)5000系にもよく似合うのである。6000系、5000系とも前照灯と識別灯を点灯させてくれて...
「迎光」のヘッドマークが展示車両にも掲出されている...と知ったのが、この日、訪れるキッカケだった。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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