年の初めは阪堺から（１４）まさかの、浜寺っ!!

阪堺線が、全体として、いわゆるトップライトになりがちな昼の時間帯。でも、モ161号車が撮れるチャンスを逃すまい...と。
光線状態はさておき、とにかく住吉に戻ってきたところを撮ると決めたのだった。


【2022年1月2日12時06分】　阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前－細井川

てっきり、あびこ道ゆきだと決めつけて上町線沿線で、どう撮るか...そればかり考えていたら、まさかの...

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2022年1月2日（日）晴れ

11時半を過ぎると、モ161号車を“迎え撃つ”べく、“千鶴子前”付近には交通規制のために路上に停車している覆面パトカーの周囲に＜鉄＞の人だかりができて。


【2022年1月2日11時36分】　阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前電停付近

そんな中、＜変態鉄＞もなかなかの好位置をキープ。とりあえず、その瞬間まで試し撮りを重ねるのだった。恵美須町・天王寺駅前方面の電車も頻繁にやってくるわけで、被られるリスクを負いながら...
それから、自転車や歩行者などの予想外の動きもあって。あらゆるファクターをアタマに入れて、素早くズームリングを回しながら、とにかく撮り続ける...というのが、路面電車撮影における＜変態鉄＞の“流儀”。


【2022年1月2日11時37分】　阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前電停付近

モ701・モ601形車を中心に電車はどんどんやってくる。モ161形車と「堺トラム」の連接車以外は広告塗装になっているので、電車もカラフルなことこの上なく、どんどんやってくる電車は見ているだけでも楽しいもので。

そんなことを思いつつ、やってくる、あびこ道ゆき電車でモ161を撮るときのイメージトレーニングを続けながら...
“黄金糖”のモ602号車は、この日は「┃あびこ道┃」の運用、つまり、増車の方に入っていたみたい。


【2022年1月2日11時38分】　阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前電停付近

ひときわ大きな走行音を...懐かしいサウンドを周囲に振りまきながらやってくるのは、モ351号車である。こちらは、えびす町ゆきでの運行。


【2022年1月2日11時50分】　阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前電停付近

「┃あびこ道┃」、つまり、「我孫子道入庫」で下っていったはずの“黄金糖”も、すぐに戻ってきた。感覚としては元日よりも初詣客は多いような...。それに合わせて電車も続々とやってくるようになっており。

正午を回って。さぁ、モ161号車が住吉に到着して...
地上集札中は従来の住吉鳥居前電停の南側に仮設されたホームが我孫子道・浜寺駅前方面の乗り場として使われる。そこに進入してくる様子を望遠で。


【2022年1月2日12時03分】　阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前電停付近

ちょうど電車の前面に光が当たる状態。“正面ドカン!!”の構図で狙うとモ161号車の深緑色の車体と鉛丹色の屋根が最も輝いて見えて。
でも、ファインダーを覗く＜変態鉄＞、そのアタマの中はちょっとしたパニック状態だったのだ。それは...


【2022年1月2日12時05分】　阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前－細井川

細井川に向かって加速しながら自分の待つ方へと進んでくるモ161号車、EOSくんのシャッターボタンから手を離すことはなく、どんどんどんどん連写しながら、この予想外の事態に、どうしようかと。
そう、モ161号車は「浜寺駅前」ゆきとしてやって来たのである。これは完全に想定外だった。天王寺駅前－あびこ道の、臨時で増車となる運用に入るとばかり考えていた。


【2022年1月2日12時06分】　阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前－細井川

しかし...

もちろん、ダイヤも車両運用も決まっているはずだが、それを＜変態鉄＞が知るわけもなく、さらに、混雑状況で刻一刻と周囲の状況が変わっていくわけで。
ただ、どんな事情で浜寺までの運用に入ったとしても、堺市内区間でモ161号車を撮れる...という。またとないチャンスが回ってきたのである。後続の浜寺駅前ゆき電車を待って。「6～7分間隔」とされているはずが、10分ほど待って乗り込むのだった。


【2022年1月2日12時06分】　阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前－細井川

コレを逃せば、次はいつなのか全く分からない、モ161号車を堺市内区間で撮れるチャンス、それならば、目指す地点は...（つづく）

（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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