SSブログ

続・北関東ディープ<鉄>(13)上毛電鉄上毛線 [<鉄>な撮影記・旅行記録]

本当はもっとゆっくりできる...と思っていたのだが、昨日、今日とバタバタしていて。“何とか暇無し”、まさに自分のことである。寒くてもその分、空気が澄み切る時期だけに撮りに行きたい気持ちはあるが...
いまは今年度の...3月13日の全国ダイヤ改正の話題が少しずつ。<変態鉄>が撮りに通う路線の中では水島臨海鉄道で1往復が「土休日運休」となることなどが発表されており。あと気になっているのは、いすみ鉄道と小湊鐵道だが。
最終列車の繰り上げは全国に波及しており。いまのところ、各社とも最終の1往復を取り止めて、15分程度、前倒しするというパターンになっているが“アフター・コロナ”にも、この流れは続いていくものになるのだろうか、もし、そうだとすると夜間の時間帯の客をアテにしていた繁華街のお店は少なからず影響を受けることになり。
それとも、ワクチン接種が軌道に乗ったら、今夏以降、深夜帯に毎日運行の臨時便が設定される路線が増えるのだろうか。

このあたり、自分は、現時点では(一部の地方路線を除いて)徐々に深夜帯の人の動きも戻ってくるような気がしているのだが、果たして如何に!?
このまま、0時 → 23時 → 22時と最終列車の時刻が繰り上げられる流れが、世の中全体で定着したら、自分のいる業界など、そのまま吹き飛んでしまうような気もして。
まぁ、そんなことは絶対にないだろうが。

さて、昨日はお休みをいただいた、この話題。

131_msi00000615.JPG
【2021年1月7日14時05分】 上毛電鉄上毛線・西桐生駅

桐生までわたらせ渓谷鐵道で戻ってきたら、駅前通りを数分。
西桐生駅から、上毛電鉄上毛線に乗ったのだった。

……  ……

2021年1月7日(木)晴れ

日中の上毛線は1時間に2本。

125_msi00000608.JPG
【2021年1月7日13時57分】 上毛電鉄上毛線・西桐生駅

西桐生駅でしばらく待っていると、徐々に地元の方と思われる皆さんが集まってきて。
14:07、中央前橋駅からやって来た下り列車から、何人かの乗客が降りてきて。

降車が済めば、改札が始まる。

132_msi00000612.JPG
【2021年1月7日14時10分】 上毛電鉄上毛線・西桐生駅

ホームの電車がそのまま折返しの14:16発、上り第40列車に。
「にしきりゅう」と書かれた駅名板が支柱に。下部の広告に書かれた新聞社は嫌いだが、このタイプの駅名板は小湊鉄道線でも数多く見られる。

ホーム上に写り込んだ木製支柱の影が、何だか良い感じである。
その向こうに停まっている電車は、<変態鉄>には懐かしい...

133_msi00000614.JPG
【2021年1月7日14時11分】 上毛電鉄上毛線・西桐生駅

そう、井の頭線3000系を譲受した同社700系である。
この編成は第7、9編成の中間電動車に運転台取り付け改造を行ったもの。

京王井の頭線時代は、それぞれブルーとアイボリーだったはずでピンクではないのだが、でも、この塗色は井の頭線時代を彷彿とさせ...
スカートの付かない足回りは、京王時代末期よりも90年台までの同系の最盛期を思い起こさせる姿で。懐かしい車体である。地元の車輌だけに高校時代から数え切れないほど乗車した車輌である。

でも、何か...何か...前面に違和感を感じながら写真を撮っていた。
帰宅後、この記事を書くのに調べていて。そう、クハを電装したかと思っていたら、中間車に運転台を新製しており...
そう、ステンレス車はメンテナンスがしやすいのが特徴で、各社で採用が進んだが、車体を改造するのが極めて困難なのである。そう、前面は普通鋼製で、中間車の車体に、本来の先頭車ソックリに造った先頭部を接合したとのこと。
ぱっと見には絶対に気づかないくらい、京王帝都のオリジナルのスタイルを再現しているのである。流用品...ということはないだろうが、運転台窓回りの着色部はFRP製である。

もともとの京王の、レールランドの保存車は更新工事で“顔”も車内も大幅に弄った車輌なので、このスタイルの車輌を見れば、何とも懐かしいのである。

さぁ、車内は...

134_msi00000613.JPG
【2021年1月7日14時12分】 上毛電鉄上毛線・デハ725号車内

他のお客さんが誰も居ないのを良いことに車内写真を。

井の頭線3000系のシートモケットと同じなのではなかろうか。後に京王では更新工事の際に明るいピンク色のバケットシートに交換され、その流れで、更新工事の対象から外れても、末期まで残っていた初期型車も確かシートと化粧板が交換された。
この臙脂色のシート、フカフカなのである。う~~ん、懐かしい。

井の頭線3000系は約30編成が導入されたが、第1編成から最終編成まで親子ぐらいの年の開きがあって。初期から中期のグループは非冷房で新製されている。
もちろん、後に全車が冷改されている。

その際に天井が弄られている...のは、<変態鉄>が乗るようになったときには既に全車、冷改を終えていたが、冷房装置が思いっきり車内に突き出しているタイプ。
でも、その冷房装置の間にファンデリアが残っているのである。これも懐かしい。

ただし、ワンマン化に伴い、最前部は座席が設置されず、代わりに運賃箱が鎮座しているのが違いだろうか。

14:16、5人ほどの乗客で発車。

「富士山下」というちょっと気になる駅名。その駅の桐生方の踏切が電鐘式だったのが...。う~ん、渋いっ!!
いつか、ゆっくりこの駅を訪れたい。

東武桐生線との共同使用駅である赤城駅を過ぎると住宅に混じって、少しずつ車窓には農地が増えてきて。
新里駅にはホキ車が留置されているのを確認、確か、東武から譲渡された個体。これが動くときは...

粕川駅周辺が撮影好適地だろうか、車窓を見ていて、そんなことを思った。

135_msi00000626.JPG
【2021年1月7日15時16分】 上毛電鉄上毛線・大胡駅

「赤城山南面登山口」の表示がある大胡駅で下車。

136_msi00000617.JPG
【2021年1月7日14時51分】 上毛電鉄上毛線・大胡駅

思わぬ形でデハ101号車を(笑)。
この古豪も含めて、上毛線電車が休む車庫があるのが、この大胡駅。

137_msi00000616.JPG
【2021年1月7日14時50分】 上毛電鉄上毛線・大胡駅

駅から、その車庫の方へと線路沿いに道が通じており。その道路側の法面に、この大型模型が...
デハ100形というのは1928年(昭和3年)の同線開業に合わせて新製された電車である。101号車だけが動態で残されており、時折、特別運行が行われるのだが...
「いつか、行きたい!!」と思っていたら、今年はコロナである。

138_msi00000618.JPG
【2021年1月7日14時53分】 上毛電鉄上毛線・大胡駅付近

さぁ、これまた歴史を感じさせる駅舎を後に...

古豪の姿は見ることができるのだろうか。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 8

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。