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続・北関東ディープ<鉄>(9)足尾駅から... [保存車・博物館・廃線跡]

明日から、朝一番で出社というシフトが増えて。4月頃まで、休みのとれないような日々が続く訳で。正直、イライラすることばかりなのだが、それをここに書くのはグッと堪えて。
でも、そんな訳で、今日の記事は普段より短めに。

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【2021年1月7日11時41分】 わたらせ渓谷鉄道・足尾駅

さて、引き続き、足尾駅の保存車たちを。

もちろん、<変態鉄>の注目はキハ35+キハ30の“35系通勤型ディーゼル動車”。中学生になったばかりの頃、「気動車というのに乗ってみたい!!」と出かけたのが橋本駅からの相模線だった。そのときの車輌が外吊り扉のキハ35形2連。あの頃は...90年代前半は相模線、八高線、久留里線など、首都圏でもキハ35系は、よく見る車輌だった。

現役時代は、好んで乗りたいと思う車輌ではなかったが、この個性的なスタイル、いまとなっては懐かしい1両である。いまでは岡山県の水島臨海鉄道で予備車として1両だけ残っており。あぁ、早く撮りに行ける時期が...

それにしても、この足尾駅の保存車は光線状態が...撮りにくいことこの上なく。
曇った日が最高なのだろうか!?

でも...

突然の...

……  ……

2021年1月7日(木)晴れ

タンク車を撮り終えて...

「うんっ!?」と。何かが変わった瞬間があった。

「あっ!!!」、ちょうど雲が太陽を隠してくれて。またとないチャンス到来である。

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【2021年1月7日11時43分】 わたらせ渓谷鉄道・足尾駅

さぁ、先ほどまで逆光で、どうしようかと思っていた貨物移動機を。
<変態鉄>の立つ貨物ホーム跡付近は、駐車場のように使われているが、足下には土と小石に埋まった線路があって。
かつては、広大な貨物側線があったと伺わせる“遺構”でもある。

桐生からここまでやって来た貨物列車を、ここで貨車の編成を解いて...あるいは、組成作業をして、C12、あるいはDE10が迎えに来るのを待っていた...そんな情景が繰り広げられていたと思われるのである。

もちろん、このチャンスにキハを。

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【2021年1月7日11時43分】 わたらせ渓谷鉄道・足尾駅

先ほどのホーム上からの1枚も...

写真を撮る立場では、イルミネーションの飾り付けがされているのが、ちょっと気になってしまうが...、でも、その分、この車輌が有効に活用されているという意味でもあり。
また再塗装される機会があれば、ちょっとでもお役に立てれば、と思っている次第。

現役時代、貨物ホームに入ることは、あまりなかったと思われるが、でも、この姿。
40年ほど前のこの駅の日常風景...でもあったはずで。

前側が首都圏色のキハ35、後ろが一般色のキハ30、その塗色の違いも確認できて。

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【2021年1月7日11時44分】 わたらせ渓谷鉄道・足尾駅

いつ、陽射しが戻っても...
そんなに大きな雲ではなかった。キハ30も、急いで撮らないと...。

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【2021年1月7日11時44分】 わたらせ渓谷鉄道・足尾駅

こちらは車体全景を見渡せるが、ちょっと塗装の痛みも目立っていて。
方向幕は「足尾」である。

エンジンはかかるのだろうか、車籍復活は無理としても、あるいは自走は無理にしても、駅構内で移動して展示できるようにでもなってくれたら、通うのだが...

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【2021年1月7日11時46分】 わたらせ渓谷鉄道・足尾駅

位置的には町外れであっても、玄関駅である。

歴史を感じさせるのは駅舎も。こちらも、いつまでもこのままの姿で残って欲しいと思わずには居られない木造駅舎である。

足尾駅、いつまでもカメラ片手に歩き回っていたい気きもするが、次の予定が...

わたらせ渓谷鉄道、旧国鉄足尾線で注意するべきポイントは“終点”なのである。

足尾駅の隣、間藤駅が現在の終着駅なのである。
もちろん、ここまで来て1駅分諦めて帰る...のは<鉄>として認められない行為、でも、この保存車は撮りたくて。そんな訳で、まず終点まで行かずに足尾駅で下りたのだった。

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【2021年1月7日11時48分】 栃木県日光市足尾町掛水付近

足尾の街にもタクシー会社はあるので、最初の計画ではタクシーで終点の間藤駅まで行って、そこから上りの桐生ゆきに乗るつもりだったが、駅前に「← 間藤駅 1.4 km」の看板。そう、じゅうぶん歩けそうな記事。折返しの列車まで30分以上あるので...

鉱山の採掘終了後も、長らくの間、輸入された銅の精錬はここで行われていた。
だから、鉱山関連の施設も“廃墟”という感じにはならずにキチンと残っている。

こちらは、昔、この駅が賑わっていた頃からあるのだろうか。駅前の住宅群も画になるのである。

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【2021年1月7日11時49分】 栃木県日光市足尾町掛水付近

こんな建物も残っている。こんどは<鉄>だけでなく、鉱山関連を中心に“町歩き”目的で訪れたいと思う次第。

そのまま線路に沿って道が続いている。このまま間藤駅へ...(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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