6月の魚沼にキハを見に行く(4)上越線の回送シーンは... [<鉄>な撮影記・旅行記録]
昨日までで仕事の中で、一番の懸案事項だったものが一段落。
もちろん、“一難去ってまた一難”といった感じ。でも、今日・明日と2日間だけ
ではあるものの、夏休みを確保することができた。
とはいえ、今日は母の付き添いで大学病院へ、そして明日は自分の歯医者の予約が
入っている。つまり、趣味活動らしい趣味活動をすることなく終わるわけで。
先ほどまで悪あがき的に、歯医者を済ませて帰宅してから急いで支度して
上総牛久に向かった場合...というのを想定してアレコレ調べていたのだが、
やはり、現実的にはそれは難しいようで。
【2018年1月31日11時16分】 西武多摩川線・多磨-新小金井(後追い)
近場で撮るとなれば、西武多摩川線くらいだろうか??
いまは何色の編成が常駐しているのかすら知らない状態で。
まぁ、どこでも良いから近場でも、ちょっと<鉄>活動をしてきたいと
思っている次第。
さて、6月10日の只見線キハ撮影記。
…… ……
2020年6月10日(水)晴れ
第2423D列車で戻ってきたキハ48形「縁結び」編成を、小出病院近くの踏切で
撮ったら、ゆっくりと歩いて小出駅に戻ったのである。
【2020年6月10日10時59分】 上越線・小出駅
そう、小出駅に10:43着のキハは、11時過ぎまでホームで待機し、そのまま
長岡経由新津ゆきの回送列車となって車庫に戻る。
そのためには、11:12発の長岡ゆき第1731M列車という普通電車があるのだが、
実は、この直後を続行...とまではいかなくても、第1731M列車のすぐ後を
追いかけるようにキハの回送列車が発車するダイヤ。
このあと、上越線沿いでキハの回送を撮ったら、またまた只見線沿線に戻るため
あまり北上するわけにもいかなくて。2つ目の北堀之内駅付近には駅チカに
お手軽な撮影地があることを知っているので...
しかし、その前に。
【2020年6月10日11時00分】 上越線・小出駅
上越線下りの長岡ゆきは改札口正面の1番ホームから発車する。
でも、<変態鉄>は跨線橋へ。
反対の上越線上り3番ホーム。写真の左隅に見えているのが上越線、駅を出ると
左にカーブして堀之内、小千谷へと向かっていく。一方、写真右端には
除雪用のモーターカーが停まっている。その横、急カーブした線路が
緑のガーター橋の方へと続いており。これが只見線の線路、こちらは川を
渡って、小出市内の北側をグルッと迂回するようにしながら東へと針路を変えて
旧守門村方面へと、支流の破間(あぶるま)川に寄り添うように山間へと
分け入っていく。
そして一番奥側の只見線ホームと上越線上りホームとの間には1線分ほどの
空間ができており。かつては、機回し線があったのだろうか??
只見線4番ホームで待機中のキハを撮るのには、おあつらえ向きなのである。
【2020年6月10日11時02分】 上越線・小出駅
結局、ちゃんとした(?)、只見線らしい景色の中で走行写真を撮ることは
叶わなかったが、こちらがキハ48形「縁結び」編成。
前側(只見側)はフツーの新潟色、キハ48 1533号車だが、後ろの車輌が...
真っ赤な塗装にイラストが入り。“只見縁結び”のラッピング車なのである。
こちらの車号はキハ48 545、もともとは青い新潟色だったと思うのだが...
(2015年より「縁結び」ラッピングになっている)
会津側のキハ40形にも“只見ユネスコエコパーク”という緑色の車輌があったが
こちらは、撮影地でご一緒した多くの撮影者が「編成美が乱れる」として
忌み嫌っていたが、「縁結び」は人気の車輌だったみたいで。
さて、これの発車を待っていてはダメ。
ひととおり撮り終えたところで下りホームに戻り。
2両編成の長岡ゆきでやってきたのは...
【2020年6月10日12時56分】 上越線・北堀之内駅
2つ目の北堀之内駅。
相対式ホームだけの無人駅である。駅舎も狭い待合室とトイレだけ。
最低限の設備に限定した、いわば簡易駅舎。
駅のすぐ先には国道が走っているのだが、線路沿いの細い道に入って。
と、こう書いていると、ゆっくりと田園風景の中へ...
ノンビリムードの撮影記だが、ここが<徒歩鉄>の辛いところ。
そう、乗ってきた第1731M列車のすぐ後を、キハの回送が追いかけているのである。
只見線内はゆっくりゆっくりと走るキハであっても、幹線級の立派な線路をもつ
上越線に入ると、それまでがウソのようにスピードを出すのである。
たぶん、そろそろ越後堀之内駅を通過して、こちらに迫ってくる頃。
カメラバッグを提げて、小走りに線路沿いの細い道を...
踏切を越えて線路の向こう側へ。だんだん息が上がってくる。
「もう、ダメか...」、踏切を渡ると木立に遮られて、100メートルくらいの間
だろうか、すぐ横にあるはずの線路が見えない所に来る。
周囲は誰もおらず、静寂そのもの。そんな中、先ほど渡ってきた踏切の警報音。
【2020年6月10日11時30分】 上越線・越後堀之内-北堀之内
三脚を足下に投げ捨て、とにかくバッグからカメラを出して。
本当は、前方に写っている畦道に入ってカメラを構えたかったのだが、
贅沢など言っていられない。
タイフォンの音が聞こえて。
6月の田園風景の中を駆け抜けていくキハ48形の姿を何とか捉えたのだった。
小出市街地とはいえ、先ほど走行シーンも撮っていたのだし、小出駅で発車待ち
している様子も記録した。
さらには、前回の、3月の訪問時にすぐ南側の陸橋で走行シーンを記録している。
自分にとって“縁結び”編成の最後の1枚が、こういう中途半端なカットに
終わってしまったことへのショックというのは、それほど無かった。
第1733M列車に乗って北堀之内駅にやって来た時点で、そのことは既に
“織り込み済み”、この1時間後にやって来るキハ40形編成の送込み回送の方が
メインである。
【2020年6月10日12時43分】 上越線・越後堀之内-北堀之内
先ほど通ってきた下島踏切まで戻ってきて。
この踏切の先で、(無理の無い範囲で)線路に近づいて走行写真を撮るのに
うってつけのポジションなのである。
ちなみに左端に木々が迫っている。その付近、よ~~~~く、目を凝らせば
北堀之内駅のコンクリート跨線橋が見えている。
<変態鉄>にとって、「上越線のマストアイテム」といえるのはさび付いた感じの
緑色の鋼製架線柱ビーム。誠に遺憾ながら、この付近でも、大キライな
“丸太んぼ架線柱”が増殖しつつあるようで...誠に遺憾である。
もっと、撮影地に“先客”が多くてポジション取りに苦労するかと思っていたら
意外にも競合する“同業者さん”の姿は無し。
誰もいない田園地帯の線路沿い。マスクを外してゆっくりしていても大丈夫。
レンズキャップを落として、大慌てで探し回ったり、いろいろあった1時間。
【2020年6月10日12時40分】 上越線・北堀之内-越後堀之内
複線電化の幹線を駆け抜けていく列車を撮る...というのは、<撮り鉄>にとって
“基本のキ”ともいえそうな斜め前方からの、この構図でも<変態鉄>には
緊張の連続。こんな速さで走る列車を撮ることは、なかなか無いのである。
とはいえ、ほぼ思い通りの1枚を撮ることができて。
とりあえず、撮るだけは両編成をスッキリと撮ることができて、最低限の目標は
クリアーできたのである。
【2020年6月10日13時00分】 上越線・北堀之内駅
ホッと一息。帰りの足取りは軽く。
13:01発の越後湯沢ゆき第1734M列車に乗り込めば、わずか2分の接続で先ほどの
キハの只見ゆきに間に合うのである。
駅舎にある「乗車証明書」を受け取ったら、E129系ローカルに乗り込むのだった。
さぁ、小出駅に戻ったら...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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もちろん、“一難去ってまた一難”といった感じ。でも、今日・明日と2日間だけ
ではあるものの、夏休みを確保することができた。
とはいえ、今日は母の付き添いで大学病院へ、そして明日は自分の歯医者の予約が
入っている。つまり、趣味活動らしい趣味活動をすることなく終わるわけで。
先ほどまで悪あがき的に、歯医者を済ませて帰宅してから急いで支度して
上総牛久に向かった場合...というのを想定してアレコレ調べていたのだが、
やはり、現実的にはそれは難しいようで。
【2018年1月31日11時16分】 西武多摩川線・多磨-新小金井(後追い)
近場で撮るとなれば、西武多摩川線くらいだろうか??
いまは何色の編成が常駐しているのかすら知らない状態で。
まぁ、どこでも良いから近場でも、ちょっと<鉄>活動をしてきたいと
思っている次第。
さて、6月10日の只見線キハ撮影記。
…… ……
2020年6月10日(水)晴れ
第2423D列車で戻ってきたキハ48形「縁結び」編成を、小出病院近くの踏切で
撮ったら、ゆっくりと歩いて小出駅に戻ったのである。
【2020年6月10日10時59分】 上越線・小出駅
そう、小出駅に10:43着のキハは、11時過ぎまでホームで待機し、そのまま
長岡経由新津ゆきの回送列車となって車庫に戻る。
そのためには、11:12発の長岡ゆき第1731M列車という普通電車があるのだが、
実は、この直後を続行...とまではいかなくても、第1731M列車のすぐ後を
追いかけるようにキハの回送列車が発車するダイヤ。
このあと、上越線沿いでキハの回送を撮ったら、またまた只見線沿線に戻るため
あまり北上するわけにもいかなくて。2つ目の北堀之内駅付近には駅チカに
お手軽な撮影地があることを知っているので...
しかし、その前に。
【2020年6月10日11時00分】 上越線・小出駅
上越線下りの長岡ゆきは改札口正面の1番ホームから発車する。
でも、<変態鉄>は跨線橋へ。
反対の上越線上り3番ホーム。写真の左隅に見えているのが上越線、駅を出ると
左にカーブして堀之内、小千谷へと向かっていく。一方、写真右端には
除雪用のモーターカーが停まっている。その横、急カーブした線路が
緑のガーター橋の方へと続いており。これが只見線の線路、こちらは川を
渡って、小出市内の北側をグルッと迂回するようにしながら東へと針路を変えて
旧守門村方面へと、支流の破間(あぶるま)川に寄り添うように山間へと
分け入っていく。
そして一番奥側の只見線ホームと上越線上りホームとの間には1線分ほどの
空間ができており。かつては、機回し線があったのだろうか??
只見線4番ホームで待機中のキハを撮るのには、おあつらえ向きなのである。
【2020年6月10日11時02分】 上越線・小出駅
結局、ちゃんとした(?)、只見線らしい景色の中で走行写真を撮ることは
叶わなかったが、こちらがキハ48形「縁結び」編成。
前側(只見側)はフツーの新潟色、キハ48 1533号車だが、後ろの車輌が...
真っ赤な塗装にイラストが入り。“只見縁結び”のラッピング車なのである。
こちらの車号はキハ48 545、もともとは青い新潟色だったと思うのだが...
(2015年より「縁結び」ラッピングになっている)
会津側のキハ40形にも“只見ユネスコエコパーク”という緑色の車輌があったが
こちらは、撮影地でご一緒した多くの撮影者が「編成美が乱れる」として
忌み嫌っていたが、「縁結び」は人気の車輌だったみたいで。
さて、これの発車を待っていてはダメ。
ひととおり撮り終えたところで下りホームに戻り。
2両編成の長岡ゆきでやってきたのは...
【2020年6月10日12時56分】 上越線・北堀之内駅
2つ目の北堀之内駅。
相対式ホームだけの無人駅である。駅舎も狭い待合室とトイレだけ。
最低限の設備に限定した、いわば簡易駅舎。
駅のすぐ先には国道が走っているのだが、線路沿いの細い道に入って。
と、こう書いていると、ゆっくりと田園風景の中へ...
ノンビリムードの撮影記だが、ここが<徒歩鉄>の辛いところ。
そう、乗ってきた第1731M列車のすぐ後を、キハの回送が追いかけているのである。
只見線内はゆっくりゆっくりと走るキハであっても、幹線級の立派な線路をもつ
上越線に入ると、それまでがウソのようにスピードを出すのである。
たぶん、そろそろ越後堀之内駅を通過して、こちらに迫ってくる頃。
カメラバッグを提げて、小走りに線路沿いの細い道を...
踏切を越えて線路の向こう側へ。だんだん息が上がってくる。
「もう、ダメか...」、踏切を渡ると木立に遮られて、100メートルくらいの間
だろうか、すぐ横にあるはずの線路が見えない所に来る。
周囲は誰もおらず、静寂そのもの。そんな中、先ほど渡ってきた踏切の警報音。
【2020年6月10日11時30分】 上越線・越後堀之内-北堀之内
三脚を足下に投げ捨て、とにかくバッグからカメラを出して。
本当は、前方に写っている畦道に入ってカメラを構えたかったのだが、
贅沢など言っていられない。
タイフォンの音が聞こえて。
6月の田園風景の中を駆け抜けていくキハ48形の姿を何とか捉えたのだった。
小出市街地とはいえ、先ほど走行シーンも撮っていたのだし、小出駅で発車待ち
している様子も記録した。
さらには、前回の、3月の訪問時にすぐ南側の陸橋で走行シーンを記録している。
自分にとって“縁結び”編成の最後の1枚が、こういう中途半端なカットに
終わってしまったことへのショックというのは、それほど無かった。
第1733M列車に乗って北堀之内駅にやって来た時点で、そのことは既に
“織り込み済み”、この1時間後にやって来るキハ40形編成の送込み回送の方が
メインである。
【2020年6月10日12時43分】 上越線・越後堀之内-北堀之内
先ほど通ってきた下島踏切まで戻ってきて。
この踏切の先で、(無理の無い範囲で)線路に近づいて走行写真を撮るのに
うってつけのポジションなのである。
ちなみに左端に木々が迫っている。その付近、よ~~~~く、目を凝らせば
北堀之内駅のコンクリート跨線橋が見えている。
<変態鉄>にとって、「上越線のマストアイテム」といえるのはさび付いた感じの
緑色の鋼製架線柱ビーム。誠に遺憾ながら、この付近でも、大キライな
“丸太んぼ架線柱”が増殖しつつあるようで...誠に遺憾である。
もっと、撮影地に“先客”が多くてポジション取りに苦労するかと思っていたら
意外にも競合する“同業者さん”の姿は無し。
誰もいない田園地帯の線路沿い。マスクを外してゆっくりしていても大丈夫。
レンズキャップを落として、大慌てで探し回ったり、いろいろあった1時間。
【2020年6月10日12時40分】 上越線・北堀之内-越後堀之内
複線電化の幹線を駆け抜けていく列車を撮る...というのは、<撮り鉄>にとって
“基本のキ”ともいえそうな斜め前方からの、この構図でも<変態鉄>には
緊張の連続。こんな速さで走る列車を撮ることは、なかなか無いのである。
とはいえ、ほぼ思い通りの1枚を撮ることができて。
とりあえず、撮るだけは両編成をスッキリと撮ることができて、最低限の目標は
クリアーできたのである。
【2020年6月10日13時00分】 上越線・北堀之内駅
ホッと一息。帰りの足取りは軽く。
13:01発の越後湯沢ゆき第1734M列車に乗り込めば、わずか2分の接続で先ほどの
キハの只見ゆきに間に合うのである。
駅舎にある「乗車証明書」を受け取ったら、E129系ローカルに乗り込むのだった。
さぁ、小出駅に戻ったら...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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2020-08-17 22:00
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コメント(2)
最後の写真の電車、なんか台湾みたいですね。
by hideta-o (2020-08-20 20:53)
hideta-oさん
コメントありがとうございます。
そうですね。黄色とオレンジの塗り分けは台湾の列車でも有名ですね。
こちらは、E129系、新潟支社管内の電化区間では一番メジャーな存在になっています。車体塗色は「新潟」ということで、秋の稲穂の黄色と朱鷺のピンク色を採用したそうです。
上越線や信越本線でも、日中はこの車輌によるワンマン運転が当たり前になっており、何だか寂しい限りです。
by ferrum_queserasera (2020-08-20 22:46)