SSブログ

2007年8月、早朝の高徳線キハにて。 [車内放送]

仕事が忙しくて、なかなか思ったようにブログの更新すら難しく。
何しろ、初めてのことが多くて。普段も、忙しさはあるのだが、それとは異質な。

「出社できないチャンスに古いネガをスキャンして...」などと企んでいたのだが
当分の間、普段よりも忙しい日が続きそう。今朝も6時に起きて会社に行って。
(用事を済ませて午前中には帰ってきたが...)
このブログを書き終えたら、会社から持ち帰った資料で、明日までに仕上げる書類を。

さて、最近の拙ブログ。

事実上の“放置プレイ”なのだが...

1_DPP_2640.JPG
【2015年10月27日13時50分】 愛媛県西条市・四国鉄道文化館(キハ65 34号車)

記事別のアクセス数を見てみると、なぜだか分からないのだが、マニアックな...
<鉄>の中でもマイノリティに入る<車内放送マニア>としてのコレクション、
その記事にアクセスが集まっているみたい。

まぁ、別に数字を稼ぎたいとか、そういうことは全く考えていないのだが、
注目が集まっているならば...と。

前のブログでは撮影記に対して、車内放送ネタは全然PVが伸びない記事だったが...
それとも、ここしばらく、こちらのブログで扱ったのが寝台客車の車内放送、
つまり、「ハイケンスのセレナーデ」のオルゴール入りだったから...だろうか。

それならば「ハイケンス~」ではないチャイム入りの放送で記事を書いてみて...



でも、当時、“ネタ集め”として録音していたわけではないので、自分の好きな
チャイムに偏っているのである。ということで、“JR四国チャイム”が流れる
キハの普通列車の車内放送から。

……  ……

2007年8月のある朝。

夏場とはいえ、まだ真っ暗だったのを何となく覚えている。

まだ人気のない高松駅へ。
ホームには既に、5時発の初発、高徳線の引田ゆきが停車していた。

前側から キハ65 + キハ58 + キハ40 というディーゼル動車らしい、3両すべて
形式が異なる編成である。

3_200708_shikoku_1_16.jpeg
【2007年8月頃】 高徳線・三本松駅

「引田」は“ひけた”と読む。高徳線のローカル列車には引田ゆきというのが
少なくない。その引田の次が讃岐相生、その次が阿波大宮。

そう、高松から徳島に向かっていくときの県境の手前の街である。
朝5時に県都から県境に向かう列車...、つまり、折返しが朝の通勤・通学時間に
あたることになるわけで、3両編成というのは、その“送込み”であるのは
容易に想像できるのである。

4_DPP_2846.JPG
【2015年10月27日13時49分】 愛媛県西条市・四国鉄道文化館(キハ65 34号車)

やはり、車内は閑散として...というか、自分以外に誰も乗客を見かけなかった
ような気がする。

四国のキハの特徴として、その多くがトイレ・洗面所の撤去改造を受けており。
また、キハ58形はデッキも撤去された近郊化改造車、先頭のキハ65形はデッキと
客室の仕切り壁こそ残されていたものの、4人掛けボックスシートのまま、
シートモケットの張り替えが行われており「国鉄型キハ」としては、かなり
姿を変えたものだった。

5_DPP_2847.JPG
【2015年10月27日13時50分】 愛媛県西条市・四国鉄道文化館(キハ65 34号車)

まぁ、それでもシートに座って車内を見渡せば、随所に国鉄型らしさが見える
のだが...

先頭のキハ65形の特徴とも言えるのは、この折り戸。
駅に停まってドアが開くとき、どの車輌で録音してもエアが抜ける音がするのは
間違いないが、この車輌のドアだけは引き戸でないので、ガラガラガラ...と戸車が、
重いドアが戸袋に引き込まれる、あの重たい音はしないのである。

さて、冒頭のサウンド。

誰もいないのをいいことに、発車前から3つ目の停車駅・栗林駅に到着するところまで
十数分間の録音だったが、ファイルサイズを抑えるため、発車ベルが鳴り終わる
ところから、発車して、昭和町駅に到着するところまでをご紹介している。

連絡船時代からの名残だろうか、徳島に向かうはずの高徳線も、高松駅を出ると
予讃線と一緒に西に向かうのである。高松市の中心部を反時計回りに大きく回って。
その途中にあるのが昭和町駅。グルッと回って東を向いたら栗林駅。
ちょうど栗林駅のところで高徳線は、ことでん琴平線をオーバークロスする。
その最初の部分だけをご紹介している。

5_IMG_4407.JPG
【2015年8月2日8時09分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市駅

高松駅のホームを離れる前に。列車が動き出すのと同時に車掌さんは放送マイクを
とって、オルゴールを流して...

四国の国鉄型キハ。車内放送装置は、このタイプである。
でも、流れるチャイムは「アルプスの牧場」のオルゴールではない。
もともと、この電話の受話器のような「放送増幅器」は、まさに電話するように
送話口に向かってアナウンスする。そのときに奥にある白いところ、黒い押しボタンが
見えているが、片方が「放」となっている。それを押しながらアナウンスすると
車内のスピーカーに流れる。そして、下側にあるゼンマイを巻いてから「放」を
押せば、その分だけオルゴールが流れるのである。

でも、四国車は分割民営化後、かなり早い時期に、この部分のオルゴールを撤去、
JR四国オリジナルの電子メロディに交換していたのである。

装置は変わっても、最新型までJR四国の車輌は、一貫してこのメロディを搭載
しているので、社としては、かなり気に入っているのだろうか??

01_DPP_1954.JPG
【2015年5月10日13時07分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

確か...だが、なぜか、四国と無縁の小田急ロマンスカーの一部にも、
このチャイムが搭載されており。あと、意外なところでは補修部品として発生品と
交換していたため、水島臨海鉄道に残るキハ205号車も、このチャイムの付いた
放送マイクがある。(両サイドの乗務員室でオルゴールが違うのである)

そんなわけで、今日は手短に。
でも、13年前の夏の早朝、キハの車内で録音した車内放送の話題をご紹介した。

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。