5年前の春。「消印」で振り返る北陸新幹線(長野-金沢)開業の頃(1) [消印の中の鉄道情景]
チャンスがあったら、もう一度、撮りに行きたいと思っていた阪神の赤胴車が
ひっそりと運行を終了したのだとか。
【2011年10月24日12時55分】 阪神電鉄武庫川線・武庫川-鳴尾
「5月末での置換えをいったん延期」と発表してからの...である。
たぶん、いつもの年だったら、ある程度、最終運転日が分かるような形にしたの
だろうが、この状況である。<撮り鉄>が「密をつくる」という苦情が来るのを
懸念して鉄道事業者がこういう対応をとるのは、よく理解できる。
だから「撮りに行きたかったのに、抜け駆け的に運行終了するなんて...」と
阪神電鉄に抗議しよう....などとは全く思わないのである(← 当然っ!!)。
それにしても、撮りに行けなかったらネタが無いのは当たり前で。
早く、思う存分、撮りに行きたいと思うのだが。
ということで拙ブログも“蔵出し企画”。
ブログネタとして用意していても、他の撮影記とバッティングする時期だったり...
使おうと思った写真が思ったように撮れなくて後回しになったり...
後は、<変態鉄>の軽薄な知識、ブログ記事を書くにあたって調べないと
分からないことが多数見つかって、それが面倒で後回し...
いろいろあるのだが...
小学生の頃、富山に行けばポスターや大形看板に書かれた“北陸新幹線”の文字。
「まさか」だった。<変態鉄>の父方の田舎が富山、「新幹線」と言われても、
富山の祖父母も親戚も皆、鼻で笑うような話だった。
それが現実のものになったのは2015年3月。まさか、富山・金沢まで新幹線で行く
時代が来るとは思っていなかった。
その開業を祝って...
…… ……
郵便物に捺される「消印」、本当は“日付印(にっぷいん)”という。
駅とか観光施設とかにあるような記念スタンプとは違って勝手に捺すことはできない。
基本的に郵便物を発送するときに使うものだから、ハガキか、ハガキ1枚分以上の
値段の切手を貼ったものが必要。
でも、自分がメモ帳にテキトーに書き込んだ「日付」とは違って...
(いまはそう言えないが)公的に日付を証明してくれるものになるわけで。
そんな「消印」の中に絵柄が入ったものがあるというのは以前から何度か...。
こちらのブログになってからはあまり取りあげていないが、
(別に意図的なものではなく。チャンスがないだけ。そのうち書きます)
<鉄>な意匠の「消印」というのも少なくない。
その代表例が「風景入通信日付印」、略して「風景印」。
全国の郵便局のだいだい2~3割の局に置かれているそうだが、旅行先で郵便局を
見つけたら、窓口にハガキを差し出して
「風景印を捺して下さい!!」
と頼むのは、中学生時代からの<変態鉄>の習慣。
郵便物を発送する以外にも、真っ白なハガキを窓口で出して“記念押印”を
お願いすることもできる。
この「風景印」というのは、ある局には、いつもある...いわば常設の消印の1つ。
でも、催事などに合わせて期間限定で登場する消印というのもある。
その1つが「小型記念通信日付印」、長いと何週間、1ヶ月と使われるものもあるが
短いと1日限定。こちらは、その催事などの期間に合わせて、その都度、登場する。
もちろん、北陸新幹線開業時にも登場した。
沿線...新幹線の駅周辺の大きな郵便局に設けられた。
新幹線に乗って、それらを集めて回るのが趣味者としての、あるべき姿かも
知れないのだが...、そう簡単に出かけられるものでも無く。
もちろん、予算の面でも...
そういうときに...
そういう切手とか消印のファンの界隈で「郵頼」という方法があって。
直接行かなくても、「※※の日付印を同封のハガキを捺して下さい」と郵便で
お願いするというもの。過去に遡るのはダメだが、何月何日の日付で、という
リクエストも聞いてもらえる。
自分は風景印などは、実際にその郵便局に足を運んで、現地で捺してもらうのを
基本方針としている。というか...、わざわざ、郵頼してまで集めようというほど
消印関係に熱くない訳で。これはあくまで個人的嗜好の問題。
郵頼で消印を集めているファンを否定するものでは無いのは、念のため。
でも、このときは...
日本郵政のウェブサイトを見ながら、設置局を調べて。
そのときの依頼文が残っていた。ハガキを1枚同封して、各郵便局に向けて
封書で送ったのである。
そして...
その設置局の1つだった東京中央郵便局だけは自分の足で。
【2015年3月13日10時31分】 東京都千代田区丸の内付近
東京に住んでいると東京都内でカメラを構える機会は意外と少ないもので。
今さらながら、初めて意識して赤レンガ駅舎にカメラを向けたのだった。
ただ、この場所、西向きにカメラを構えているので光が回ってくるのは
午後になるものと思われ。
いつかリベンジしたいと思いつつ、いつでも行ける分、後回しになっている。
【2015年3月13日10時58分】 東京都千代田区丸の内付近
そして、この赤レンガ駅舎の南端にあたる交差点、その向かい側にあるのが
東京中央郵便局である。
駅のすぐ横に郵便局が設置されるのは国鉄時代、郵便物の輸送の主役が鉄道だった
ことに由来するわけで...
そのあたり「郵便車」についてもネタを集めたら記事にしたいと思っているが
それはまた改めて。
【2015年3月13日10時39分】 東京都千代田区丸の内・東京中央郵便局
さぁ、さっそく東京中央郵便局へ。
普段は「郵便」の窓口でお願いするのだが、さすがに東京中央局は混雑に備えて。
記念押印専用の窓口が設置されており。
とはいえ、どんどん列は進んでいって。
しばらく待てば、この3枚をまとめて手にすることができたのだった。
そのあとは東京駅に行って...
【2015年3月13日11時23分】 東北新幹線・東京駅
駅構内も新幹線開業一色だった。
そして...
【2015年3月13日11時20分】 東北新幹線・東京駅
長野までだったときは基本的に東北・上越と同型のE2系が運用されていた。
延伸を前にE7・W7系の落成が続いており、徐々に「あさま」号に関しても置換えが
始まっていた時期。E7系にカメラをむけるのも、これが初めて。
でも、上屋のある新幹線ホーム...晴れると影が落ちて撮りにくいのである。
この写真が上手く撮れなかったのも、お蔵入りする一因になったのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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ひっそりと運行を終了したのだとか。
【2011年10月24日12時55分】 阪神電鉄武庫川線・武庫川-鳴尾
「5月末での置換えをいったん延期」と発表してからの...である。
たぶん、いつもの年だったら、ある程度、最終運転日が分かるような形にしたの
だろうが、この状況である。<撮り鉄>が「密をつくる」という苦情が来るのを
懸念して鉄道事業者がこういう対応をとるのは、よく理解できる。
だから「撮りに行きたかったのに、抜け駆け的に運行終了するなんて...」と
阪神電鉄に抗議しよう....などとは全く思わないのである(← 当然っ!!)。
それにしても、撮りに行けなかったらネタが無いのは当たり前で。
早く、思う存分、撮りに行きたいと思うのだが。
ということで拙ブログも“蔵出し企画”。
ブログネタとして用意していても、他の撮影記とバッティングする時期だったり...
使おうと思った写真が思ったように撮れなくて後回しになったり...
後は、<変態鉄>の軽薄な知識、ブログ記事を書くにあたって調べないと
分からないことが多数見つかって、それが面倒で後回し...
いろいろあるのだが...
小学生の頃、富山に行けばポスターや大形看板に書かれた“北陸新幹線”の文字。
「まさか」だった。<変態鉄>の父方の田舎が富山、「新幹線」と言われても、
富山の祖父母も親戚も皆、鼻で笑うような話だった。
それが現実のものになったのは2015年3月。まさか、富山・金沢まで新幹線で行く
時代が来るとは思っていなかった。
その開業を祝って...
…… ……
郵便物に捺される「消印」、本当は“日付印(にっぷいん)”という。
駅とか観光施設とかにあるような記念スタンプとは違って勝手に捺すことはできない。
基本的に郵便物を発送するときに使うものだから、ハガキか、ハガキ1枚分以上の
値段の切手を貼ったものが必要。
でも、自分がメモ帳にテキトーに書き込んだ「日付」とは違って...
(いまはそう言えないが)公的に日付を証明してくれるものになるわけで。
そんな「消印」の中に絵柄が入ったものがあるというのは以前から何度か...。
こちらのブログになってからはあまり取りあげていないが、
(別に意図的なものではなく。チャンスがないだけ。そのうち書きます)
<鉄>な意匠の「消印」というのも少なくない。
その代表例が「風景入通信日付印」、略して「風景印」。
全国の郵便局のだいだい2~3割の局に置かれているそうだが、旅行先で郵便局を
見つけたら、窓口にハガキを差し出して
「風景印を捺して下さい!!」
と頼むのは、中学生時代からの<変態鉄>の習慣。
郵便物を発送する以外にも、真っ白なハガキを窓口で出して“記念押印”を
お願いすることもできる。
この「風景印」というのは、ある局には、いつもある...いわば常設の消印の1つ。
でも、催事などに合わせて期間限定で登場する消印というのもある。
その1つが「小型記念通信日付印」、長いと何週間、1ヶ月と使われるものもあるが
短いと1日限定。こちらは、その催事などの期間に合わせて、その都度、登場する。
もちろん、北陸新幹線開業時にも登場した。
沿線...新幹線の駅周辺の大きな郵便局に設けられた。
新幹線に乗って、それらを集めて回るのが趣味者としての、あるべき姿かも
知れないのだが...、そう簡単に出かけられるものでも無く。
もちろん、予算の面でも...
そういうときに...
そういう切手とか消印のファンの界隈で「郵頼」という方法があって。
直接行かなくても、「※※の日付印を同封のハガキを捺して下さい」と郵便で
お願いするというもの。過去に遡るのはダメだが、何月何日の日付で、という
リクエストも聞いてもらえる。
自分は風景印などは、実際にその郵便局に足を運んで、現地で捺してもらうのを
基本方針としている。というか...、わざわざ、郵頼してまで集めようというほど
消印関係に熱くない訳で。これはあくまで個人的嗜好の問題。
郵頼で消印を集めているファンを否定するものでは無いのは、念のため。
でも、このときは...
日本郵政のウェブサイトを見ながら、設置局を調べて。
そのときの依頼文が残っていた。ハガキを1枚同封して、各郵便局に向けて
封書で送ったのである。
そして...
その設置局の1つだった東京中央郵便局だけは自分の足で。
【2015年3月13日10時31分】 東京都千代田区丸の内付近
東京に住んでいると東京都内でカメラを構える機会は意外と少ないもので。
今さらながら、初めて意識して赤レンガ駅舎にカメラを向けたのだった。
ただ、この場所、西向きにカメラを構えているので光が回ってくるのは
午後になるものと思われ。
いつかリベンジしたいと思いつつ、いつでも行ける分、後回しになっている。
【2015年3月13日10時58分】 東京都千代田区丸の内付近
そして、この赤レンガ駅舎の南端にあたる交差点、その向かい側にあるのが
東京中央郵便局である。
駅のすぐ横に郵便局が設置されるのは国鉄時代、郵便物の輸送の主役が鉄道だった
ことに由来するわけで...
そのあたり「郵便車」についてもネタを集めたら記事にしたいと思っているが
それはまた改めて。
【2015年3月13日10時39分】 東京都千代田区丸の内・東京中央郵便局
さぁ、さっそく東京中央郵便局へ。
普段は「郵便」の窓口でお願いするのだが、さすがに東京中央局は混雑に備えて。
記念押印専用の窓口が設置されており。
とはいえ、どんどん列は進んでいって。
しばらく待てば、この3枚をまとめて手にすることができたのだった。
そのあとは東京駅に行って...
【2015年3月13日11時23分】 東北新幹線・東京駅
駅構内も新幹線開業一色だった。
そして...
【2015年3月13日11時20分】 東北新幹線・東京駅
長野までだったときは基本的に東北・上越と同型のE2系が運用されていた。
延伸を前にE7・W7系の落成が続いており、徐々に「あさま」号に関しても置換えが
始まっていた時期。E7系にカメラをむけるのも、これが初めて。
でも、上屋のある新幹線ホーム...晴れると影が落ちて撮りにくいのである。
この写真が上手く撮れなかったのも、お蔵入りする一因になったのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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