2024年GWは、新見へ、堺へ(22)本番に弱い性格。 [ちん電(阪堺電気軌道)]
日曜は久々の公休日だった。昼に実家に戻って後はゴロゴロと。昼寝している間に、ナミュールは2着だったようで。
そんな日曜の東京は朝からドン曇り、そして、午後には激しい雨が降り出して。
さて、そんな天気とは真逆、快晴の大阪で阪堺電車を撮っていたのは5月の大型連休のこと。
【2024年5月3日11時36分】 阪堺電気軌道上町線・東天下茶屋-北畠
その“初日”となった3日は、大和川、住吉とモ162号車の車両全景を手堅くまとめたカットを押さえてから、あべのハルカスをバックに住宅街の専用軌道をゆく姿を撮ろうと東天下茶屋に“転戦”して。
撮った写真を見ると「同じようなカット」に見えるのだが、実際には電線や架線柱、バックの建物など、ホンの少しの違いをアレコレ悩みながら...
しかも、モ162形車は臨時電車として、日中6分間隔のダイヤの間に挿入される形で運転されており。つまり、定期営業電車の続行のような感じで走ってきて、意外な場所ですれ違うのである。
そんなことも念頭において、撮影にあたっており。そうすると...
…… ……
2024年5月3日(金)晴れ
東天下茶屋と北畠の間、昔ながらの住宅街をゆく区間は、“阪堺電車らしい風景”に感じられて、自分はよくカメラを構えている。
【2024年5月3日11時32分】 阪堺電気軌道上町線・北畠-東天下茶屋
もちろん、閑静な住宅街でありながらも大都市・大阪の中心部にあって。だから、昔ながらの住宅街にも、ところどころ高層マンションが建っていて。
それらを避けつつ、青空も入れた構図で撮ろうと狙ったのだが...
試し撮り、質屋さんカラーのモ703号車は、ほぼ狙い通り。まさに“会心の1枚”、数分後にやってくるモ162号車もこのイメージで撮りたいと。
そして...
踏切機が鳴り出して。
他の電車とは明らかに異質な、重厚な吊り掛けサウンド。カメラを持つ手にも力が入るもので...
【2024年5月3日11時36分】 阪堺電気軌道上町線・東天下茶屋-北畠
できるだけ多くのカットを...。貧乏性の極みだろうか、広角側でとりあえず撮っておいて、そこからズームリングを回しながら、お目当ての“本命”カットも撮ろうと思っていた。
しかし...
世の中、そんなに甘くはないのだった。ズームを動かすだけ、いつも当たり前にしていること、何も複雑な動作ではないものの、慌てれば慌てるほど、その単純な操作ができなくて。
そう、残せたのは、この広角側で撮ったカットだけ。これは凡ミスと言うか、欲張りすぎて肝心なところを撮れなかった...完全なる失敗である。
【2024年5月3日11時36分】 阪堺電気軌道上町線・東天下茶屋-北畠
東天下茶屋電停に到着する姿を望遠で撮るのが、やっとだった。
コレは...
これほどのチャンスで、悔やんでも悔やみきれない位の撃沈だったのである。
【2024年5月3日11時36分】 阪堺電気軌道上町線・東天下茶屋-北畠
東天下茶屋電停のところで、モ162号車とすれ違って、こちらに向かってきたのは、やはり、質屋さんカラーのモ504号車。
下り電車は線路と自分の立ち位置が非常に近いので、ちょっと窮屈な構図になるのだが...
【2024年5月3日11時40分】 阪堺電気軌道上町線・東天下茶屋-北畠
4日以降への“予習”も含めて、立ち位置を少しずつ変えながら、何枚か試し撮りを続けたのだった。
そして...
【2024年5月3日11時48分】 阪堺電気軌道上町線・北畠-東天下茶屋
早くも、この日最後の撮影機会となるのが次の我孫子道ゆき。正午に入庫するという短めの運用になっており。
その最後の撮影は、無難に北畠の併用軌道区間でまとめようと。
数百メートルの区間を歩いて移動する間にも、上り下りの電車は次々にやって来て。逆光となる天王寺駅前ゆき「堺トラム」である。納税協会のラッピングが施された“期間限定”の姿を。
【2024年5月3日11時49分】 阪堺電気軌道上町線・東天下茶屋-北畠
最初に決めた立ち位置は、晴明丘公園の交番の近く。
他にも多くの<鉄>が集まっていて。その中に加わってカメラを構えたのだが...
【2024年5月3日11時53分】 阪堺電気軌道上町線・東天下茶屋-北畠
もちろん、この地点、人通りは非常に多くて。しかも、歩道と車道の区別が不明瞭な道路でもあるので自転車の動きが全く読めなくて。それが大きなリスクでもあり。先行してくる定期営業電車の下りが、これほどスッキリした画になっている...というのが、逆に、いざというときにダメなのではないか...と不安になるもので。
【2024年5月3日11時54分】 阪堺電気軌道上町線・北畠-東天下茶屋
公園に遊びに来ていた親子連れも、“珍しい電車が来る”と知って道路中央まで出てきて見物していたり...
そんな中で試し撮りを続けていたのだが...
でも、モ162号車がやって来る直前になって、<変態鉄>を含めた何人かがカメラを構えていた地点のすぐ目の前に1台のクルマが停まって。
何だか...
イヤな予感がしたのである。やはり、そのクルマから降りてきたドライバーさん、ワイパーを前側に起こして...
晴れているので、公園の前の路上で愛車の清掃を始めるみたい。う〜ん...
大急ぎで、南に向かって移動した<変態鉄>。そもそも、電車通りはまっすぐなので、基本的にはどこも「撮れる場所」なのが幸い。
少し姫松電停に近づいたところで再びカメラを構えて。
【2024年5月3日12時01分】 阪堺電気軌道上町線・北畠-姫松
何とか間に合った。浜寺駅前ゆき電車に続行する形で... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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そんな日曜の東京は朝からドン曇り、そして、午後には激しい雨が降り出して。
さて、そんな天気とは真逆、快晴の大阪で阪堺電車を撮っていたのは5月の大型連休のこと。
【2024年5月3日11時36分】 阪堺電気軌道上町線・東天下茶屋-北畠
その“初日”となった3日は、大和川、住吉とモ162号車の車両全景を手堅くまとめたカットを押さえてから、あべのハルカスをバックに住宅街の専用軌道をゆく姿を撮ろうと東天下茶屋に“転戦”して。
撮った写真を見ると「同じようなカット」に見えるのだが、実際には電線や架線柱、バックの建物など、ホンの少しの違いをアレコレ悩みながら...
しかも、モ162形車は臨時電車として、日中6分間隔のダイヤの間に挿入される形で運転されており。つまり、定期営業電車の続行のような感じで走ってきて、意外な場所ですれ違うのである。
そんなことも念頭において、撮影にあたっており。そうすると...
…… ……
2024年5月3日(金)晴れ
東天下茶屋と北畠の間、昔ながらの住宅街をゆく区間は、“阪堺電車らしい風景”に感じられて、自分はよくカメラを構えている。
【2024年5月3日11時32分】 阪堺電気軌道上町線・北畠-東天下茶屋
もちろん、閑静な住宅街でありながらも大都市・大阪の中心部にあって。だから、昔ながらの住宅街にも、ところどころ高層マンションが建っていて。
それらを避けつつ、青空も入れた構図で撮ろうと狙ったのだが...
試し撮り、質屋さんカラーのモ703号車は、ほぼ狙い通り。まさに“会心の1枚”、数分後にやってくるモ162号車もこのイメージで撮りたいと。
そして...
踏切機が鳴り出して。
他の電車とは明らかに異質な、重厚な吊り掛けサウンド。カメラを持つ手にも力が入るもので...
【2024年5月3日11時36分】 阪堺電気軌道上町線・東天下茶屋-北畠
できるだけ多くのカットを...。貧乏性の極みだろうか、広角側でとりあえず撮っておいて、そこからズームリングを回しながら、お目当ての“本命”カットも撮ろうと思っていた。
しかし...
世の中、そんなに甘くはないのだった。ズームを動かすだけ、いつも当たり前にしていること、何も複雑な動作ではないものの、慌てれば慌てるほど、その単純な操作ができなくて。
そう、残せたのは、この広角側で撮ったカットだけ。これは凡ミスと言うか、欲張りすぎて肝心なところを撮れなかった...完全なる失敗である。
【2024年5月3日11時36分】 阪堺電気軌道上町線・東天下茶屋-北畠
東天下茶屋電停に到着する姿を望遠で撮るのが、やっとだった。
コレは...
これほどのチャンスで、悔やんでも悔やみきれない位の撃沈だったのである。
【2024年5月3日11時36分】 阪堺電気軌道上町線・東天下茶屋-北畠
東天下茶屋電停のところで、モ162号車とすれ違って、こちらに向かってきたのは、やはり、質屋さんカラーのモ504号車。
下り電車は線路と自分の立ち位置が非常に近いので、ちょっと窮屈な構図になるのだが...
【2024年5月3日11時40分】 阪堺電気軌道上町線・東天下茶屋-北畠
4日以降への“予習”も含めて、立ち位置を少しずつ変えながら、何枚か試し撮りを続けたのだった。
そして...
【2024年5月3日11時48分】 阪堺電気軌道上町線・北畠-東天下茶屋
早くも、この日最後の撮影機会となるのが次の我孫子道ゆき。正午に入庫するという短めの運用になっており。
その最後の撮影は、無難に北畠の併用軌道区間でまとめようと。
数百メートルの区間を歩いて移動する間にも、上り下りの電車は次々にやって来て。逆光となる天王寺駅前ゆき「堺トラム」である。納税協会のラッピングが施された“期間限定”の姿を。
【2024年5月3日11時49分】 阪堺電気軌道上町線・東天下茶屋-北畠
最初に決めた立ち位置は、晴明丘公園の交番の近く。
他にも多くの<鉄>が集まっていて。その中に加わってカメラを構えたのだが...
【2024年5月3日11時53分】 阪堺電気軌道上町線・東天下茶屋-北畠
もちろん、この地点、人通りは非常に多くて。しかも、歩道と車道の区別が不明瞭な道路でもあるので自転車の動きが全く読めなくて。それが大きなリスクでもあり。先行してくる定期営業電車の下りが、これほどスッキリした画になっている...というのが、逆に、いざというときにダメなのではないか...と不安になるもので。
【2024年5月3日11時54分】 阪堺電気軌道上町線・北畠-東天下茶屋
公園に遊びに来ていた親子連れも、“珍しい電車が来る”と知って道路中央まで出てきて見物していたり...
そんな中で試し撮りを続けていたのだが...
でも、モ162号車がやって来る直前になって、<変態鉄>を含めた何人かがカメラを構えていた地点のすぐ目の前に1台のクルマが停まって。
何だか...
イヤな予感がしたのである。やはり、そのクルマから降りてきたドライバーさん、ワイパーを前側に起こして...
晴れているので、公園の前の路上で愛車の清掃を始めるみたい。う〜ん...
大急ぎで、南に向かって移動した<変態鉄>。そもそも、電車通りはまっすぐなので、基本的にはどこも「撮れる場所」なのが幸い。
少し姫松電停に近づいたところで再びカメラを構えて。
【2024年5月3日12時01分】 阪堺電気軌道上町線・北畠-姫松
何とか間に合った。浜寺駅前ゆき電車に続行する形で... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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