阪堺電車 オレンジ色の「雲電車」を撮りに(10=最終回) [<鉄>な撮影記・旅行記録]
“タイトル詐欺”といわれてしまいそうだが、今日の記事、阪堺電車はほぼ出てこない。
16時に新大阪のホテルに戻らないと...、大急ぎで戻って用事を済ませて。その用事...というのはパソコンを開いて電話することだったのだが。そうすると、朝から何も食べない状況になってしまって。
新大阪駅周辺にも定食屋などは充実していて、オッサンがひとりで夕食をとるには困らないのだが、この日はちょっと梅田まで行ってみることにしたのだった。
西中島南方駅から地下鉄でも良かったが、ちょっと趣向を変えて南方駅から阪急京都線で梅田へ。
【2024年10月18日18時00分】 阪急電鉄京都線・大阪梅田駅
それにしても、「電車については西高東低」とは<鉄>の間でよく言われること。調べると、戦前の鉄道趣味界でもこのような話はあったようで。
関東の<鉄>からすると、憧れの対象である関西私鉄、その雄というか、別格のような存在に思えるのが阪急電車なのである。完全に「別格」。
車輌の多彩さとか路線網とか、そういうことだけでは無くて、あのピカピカに磨き上げられた伝統の“阪急マルーン”。
いつも書いている通り、写真を撮るのに非常に困る。車体もホームの床面もいつもピカピカに磨き上げられているので、撮った写真に自分の顔がハッキリ映ってしまうのである。
いやはや、そういうところには驚かされるとともに、車体色が白なのか茶色なのか分からない色合いの車輌が走るJR西※本を、ちょっとだけ見習ってほしいと思う次第なのである。
夕方のラッシュ時、阪急京都線で梅田まで行ってきた話題。
…… ……
2024年10月18日(金)曇り
15時半、最後は姫松で撮って。
最近、赤から青へ車体の装いが変わった「アポルシ」、モ707号車で天王寺駅前へ。まさに後ろ髪を引かれる思い...、たぶん、お目当てモ504号車は夜になるまで運用に入っているかと。
その姿、夜の交差点で流し撮りとか電停の灯りで照らされたオレンジ色の車体のバックにあべのハルカス...とか、いろいろな構図を“妄想”するのだった。(撮れるだけの腕前は伴わないが...)
【2024年10月18日15時57分】 阪堺電気軌道上町線・天王寺駅前電停
改札を出ると大急ぎで目の前の階段を下りて御堂筋線ホーム。
そういうときに限って、8000形、初代ポールスターが来るのだが、撮る余裕もなく。北大阪急行というのは御堂筋線と一体だが、資本的には阪急の系列だったはず。車内も阪急電車と似た木目調の化粧板で。
さぁ、その電車で一気に西中島南方へ。大急ぎでホテルに戻って。
そして、パソコンを開いたら電話をとって。ちょっといろいろあったのだが...
17時過ぎ、夕食をとりに梅田まで行ってみることにした。
新大阪から梅田に行くなら、やはり、地下鉄御堂筋線が順当なのだが...(ホテルが新御堂筋沿いで新大阪と西中島南方の中間付近なので新大阪駅の在来線まではちょっと歩くことになる)
その西中島南方駅を通り過ぎると、新御堂筋(地上にある側道)は、踏切に突き当たる。
【2024年10月18日17時47分】 阪急電鉄京都線・南方駅
新御堂筋の高架が頭上を覆う薄暗いところ、周囲は地元のサラリーマン向けの居酒屋が建ち並ぶエリア。
その高架の直下にある西中島南方駅の入口を過ぎて、少し歩くと踏切があって。
ちょうど新御堂筋とは直角に交わるような感じ。いかにも“私鉄駅”といった小さな駅だが、夕方のラッシュ時にあたって人通りは多く。
踏切を挟んで南北に入口が分かれている構造。南側にある梅田方面のホームへは踏切を渡ってから。
【2024年10月18日17時49分】 阪急電鉄京都線・南方駅
片方のホーム端に改札口があって、ホームの途中にベンチやトイレが配置されている...典型的な私鉄の中間駅である。跨線橋がないことを除けば、高架化前の小田急線の...参宮橋とか千歳船橋とか、そういう中間駅と似た感じ。
もっと列車間隔が空いているのかと思っていたら、南方駅は準急停車駅で(← それすら知らなかった)電車は頻繁にやってくる。
すぐに17:38発の普通・梅田ゆき。後方まで歩いてから乗ったので、座ることもできて。十三を過ぎて三複線区間に入ればすぐに梅田駅。
【2024年10月18日17時59分】 阪急電鉄京都線・大阪梅田駅
予想通り!!
頭端式のターミナルなので降車客は順次、ホーム前側へと向かう分、最後部には人は殆どおらず。
「頭端式のターミナル」というだけなら、わが地元、毎日、通勤で使っている京王線新宿駅と変わらないのだが、そこは...
戦時中の仮駅を、戦後になって無理矢理、地下化しただけの駅と伝統のターミナル駅の格の違い。降車と乗車は完全にホームが分かれており、人の流れも整然としている。
隣のホームには、河原町ゆき準特急が発車を待っており。有料座席「プライベース」のヘッドマーク付きの編成である。
乗ってきた電車は北千里ゆきとして折り返すみたい。
【2024年10月18日18時00分】 阪急電鉄京都線・大阪梅田駅
そして、憧れのこのカットである。
いや、コレは<鉄>として痺れる瞬間である。見える範囲では宝塚線と神戸線の電車4本がアタマを揃えて停車しており。
マルーン色の車体だけでは無く、ホームの床面もピカピカに磨き上げられているのである。
…… ……
いつも通り、道に迷ってウロウロしつつも「阪急三番街」で夕食も済ませて。独身のオッサンとしてはちょっと豪勢な夕食。
今度は正面口、車止めの方から電車たちを眺めつつ、京都線ホームへ。
【2024年10月18日19時10分】 阪急電鉄京都線・大阪梅田駅
車止めのところに花が飾られているのも、この駅の特徴だろうか。
いつか、時間をとってこの駅自体をアレコレ歩き回りながら撮ってみたいと思った次第。
それにしても...
多くの<鉄>がこのホームでカメラを構える気持ちが分かるのだった。この19:03発の準急電車で南方に戻ったのだが...
【2024年10月18日19時10分】 阪急電鉄京都線・大阪梅田駅
やはり、隣のホームには「プライベース」編成。
阪急電車で気になったのは、駅にいるアルバイトスタッフ。よく目立つ黄色いジャンパーを羽織って乗客の整理にあたっているのだが、電車のドアが閉まると、発車していく電車の方を振り返って一礼するのである。
ヒコーキが出発するとき、グラハンの方々が手を振って見送ってくれるような感じだろうか。車体のキレイさだけでなく、関東私鉄にはどう転んでもマネできない...、そんな印象を持ったのだった。
さぁ、新大阪駅近くのホテルに戻ったら早めに就寝するのだった。
土曜日は移動日、朝のヒコーキで青森へと発つのである。(おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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16時に新大阪のホテルに戻らないと...、大急ぎで戻って用事を済ませて。その用事...というのはパソコンを開いて電話することだったのだが。そうすると、朝から何も食べない状況になってしまって。
新大阪駅周辺にも定食屋などは充実していて、オッサンがひとりで夕食をとるには困らないのだが、この日はちょっと梅田まで行ってみることにしたのだった。
西中島南方駅から地下鉄でも良かったが、ちょっと趣向を変えて南方駅から阪急京都線で梅田へ。
【2024年10月18日18時00分】 阪急電鉄京都線・大阪梅田駅
それにしても、「電車については西高東低」とは<鉄>の間でよく言われること。調べると、戦前の鉄道趣味界でもこのような話はあったようで。
関東の<鉄>からすると、憧れの対象である関西私鉄、その雄というか、別格のような存在に思えるのが阪急電車なのである。完全に「別格」。
車輌の多彩さとか路線網とか、そういうことだけでは無くて、あのピカピカに磨き上げられた伝統の“阪急マルーン”。
いつも書いている通り、写真を撮るのに非常に困る。車体もホームの床面もいつもピカピカに磨き上げられているので、撮った写真に自分の顔がハッキリ映ってしまうのである。
いやはや、そういうところには驚かされるとともに、車体色が白なのか茶色なのか分からない色合いの車輌が走るJR西※本を、ちょっとだけ見習ってほしいと思う次第なのである。
夕方のラッシュ時、阪急京都線で梅田まで行ってきた話題。
…… ……
2024年10月18日(金)曇り
15時半、最後は姫松で撮って。
最近、赤から青へ車体の装いが変わった「アポルシ」、モ707号車で天王寺駅前へ。まさに後ろ髪を引かれる思い...、たぶん、お目当てモ504号車は夜になるまで運用に入っているかと。
その姿、夜の交差点で流し撮りとか電停の灯りで照らされたオレンジ色の車体のバックにあべのハルカス...とか、いろいろな構図を“妄想”するのだった。(撮れるだけの腕前は伴わないが...)
【2024年10月18日15時57分】 阪堺電気軌道上町線・天王寺駅前電停
改札を出ると大急ぎで目の前の階段を下りて御堂筋線ホーム。
そういうときに限って、8000形、初代ポールスターが来るのだが、撮る余裕もなく。北大阪急行というのは御堂筋線と一体だが、資本的には阪急の系列だったはず。車内も阪急電車と似た木目調の化粧板で。
さぁ、その電車で一気に西中島南方へ。大急ぎでホテルに戻って。
そして、パソコンを開いたら電話をとって。ちょっといろいろあったのだが...
17時過ぎ、夕食をとりに梅田まで行ってみることにした。
新大阪から梅田に行くなら、やはり、地下鉄御堂筋線が順当なのだが...(ホテルが新御堂筋沿いで新大阪と西中島南方の中間付近なので新大阪駅の在来線まではちょっと歩くことになる)
その西中島南方駅を通り過ぎると、新御堂筋(地上にある側道)は、踏切に突き当たる。
【2024年10月18日17時47分】 阪急電鉄京都線・南方駅
新御堂筋の高架が頭上を覆う薄暗いところ、周囲は地元のサラリーマン向けの居酒屋が建ち並ぶエリア。
その高架の直下にある西中島南方駅の入口を過ぎて、少し歩くと踏切があって。
ちょうど新御堂筋とは直角に交わるような感じ。いかにも“私鉄駅”といった小さな駅だが、夕方のラッシュ時にあたって人通りは多く。
踏切を挟んで南北に入口が分かれている構造。南側にある梅田方面のホームへは踏切を渡ってから。
【2024年10月18日17時49分】 阪急電鉄京都線・南方駅
片方のホーム端に改札口があって、ホームの途中にベンチやトイレが配置されている...典型的な私鉄の中間駅である。跨線橋がないことを除けば、高架化前の小田急線の...参宮橋とか千歳船橋とか、そういう中間駅と似た感じ。
もっと列車間隔が空いているのかと思っていたら、南方駅は準急停車駅で(← それすら知らなかった)電車は頻繁にやってくる。
すぐに17:38発の普通・梅田ゆき。後方まで歩いてから乗ったので、座ることもできて。十三を過ぎて三複線区間に入ればすぐに梅田駅。
【2024年10月18日17時59分】 阪急電鉄京都線・大阪梅田駅
予想通り!!
頭端式のターミナルなので降車客は順次、ホーム前側へと向かう分、最後部には人は殆どおらず。
「頭端式のターミナル」というだけなら、わが地元、毎日、通勤で使っている京王線新宿駅と変わらないのだが、そこは...
戦時中の仮駅を、戦後になって無理矢理、地下化しただけの駅と伝統のターミナル駅の格の違い。降車と乗車は完全にホームが分かれており、人の流れも整然としている。
隣のホームには、河原町ゆき準特急が発車を待っており。有料座席「プライベース」のヘッドマーク付きの編成である。
乗ってきた電車は北千里ゆきとして折り返すみたい。
【2024年10月18日18時00分】 阪急電鉄京都線・大阪梅田駅
そして、憧れのこのカットである。
いや、コレは<鉄>として痺れる瞬間である。見える範囲では宝塚線と神戸線の電車4本がアタマを揃えて停車しており。
マルーン色の車体だけでは無く、ホームの床面もピカピカに磨き上げられているのである。
…… ……
いつも通り、道に迷ってウロウロしつつも「阪急三番街」で夕食も済ませて。独身のオッサンとしてはちょっと豪勢な夕食。
今度は正面口、車止めの方から電車たちを眺めつつ、京都線ホームへ。
【2024年10月18日19時10分】 阪急電鉄京都線・大阪梅田駅
車止めのところに花が飾られているのも、この駅の特徴だろうか。
いつか、時間をとってこの駅自体をアレコレ歩き回りながら撮ってみたいと思った次第。
それにしても...
多くの<鉄>がこのホームでカメラを構える気持ちが分かるのだった。この19:03発の準急電車で南方に戻ったのだが...
【2024年10月18日19時10分】 阪急電鉄京都線・大阪梅田駅
やはり、隣のホームには「プライベース」編成。
阪急電車で気になったのは、駅にいるアルバイトスタッフ。よく目立つ黄色いジャンパーを羽織って乗客の整理にあたっているのだが、電車のドアが閉まると、発車していく電車の方を振り返って一礼するのである。
ヒコーキが出発するとき、グラハンの方々が手を振って見送ってくれるような感じだろうか。車体のキレイさだけでなく、関東私鉄にはどう転んでもマネできない...、そんな印象を持ったのだった。
さぁ、新大阪駅近くのホテルに戻ったら早めに就寝するのだった。
土曜日は移動日、朝のヒコーキで青森へと発つのである。(おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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2024-11-05 01:00
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コメント(2)
阪急の駅整理員の電車に向かって一礼。アルバイトさんだけでなく、ラッシュ時の途中駅ホームの駅員さんもやってますね。隠れ家近くの神戸線夙川駅で目撃しました。
by Cedar (2024-11-05 08:06)
Cedarさん
コメントありがとうございます。
駅員さんが発車していく電車に一礼するというのは、たぶん、阪急だけかと思います。関東私鉄を当たり前に利用している立場としては、驚きの光景でした。そんなことも踏まえながら、いつか、阪急電車というのも、ちゃんと撮ってみたいと思っている次第です。
by ferrum_queserasera (2024-11-05 08:32)