下北半島へ、憧れの「キハ22」に会いに(8) [保存車・博物館・廃線跡]
むつ市を訪れたのは<変態鉄>にとって、これが初めてのこと。最初の記事でも書いたとおり、自分は「キハ22形」というところから、全国で唯一、それが動態保存されているところとして、この旧下北交通大畑駅のキハ85形公開運転を訪れたいと思ったわけで。
もちろん、一度、行っただけでも、むつ市というのは街も素敵だったし、また、下北交通大畑線は廃線跡などの“遺構”も一部、残っているようで。それらを目当てに、いつか再訪したいと思っているが...
【2024年10月20日9時46分】 旧下北交通大畑線・大畑駅
9時半を回って、とうとう、キハ22形が出てきてくれた。3両の仲間のうち、国鉄色に塗り戻されて国鉄時代の車番「キハ22 150」に戻されたキハ85 2号車が。
こう見ると、やはり、もともと同じ20系ディーゼル動車として、水島臨海鉄道キハ20形と同じように見えるが、キハ22形は北海道向けに耐寒耐雪仕様を強化しているため、床面が5 cm高いのである。
その分、前面窓も高めに設置されており、キハ20形と見比べると少しだけ“顔つき”が違っているのである。
たかが5 cm、されど5 cm
といったところか。10月20日の旧下北交通大畑線での公開運転会の話題。
…… ……
2024年10月20日(日)晴れ
だんだん青空が広がってきて...
「撮り」を重視する場合、たぶん、最高のコンディションといえるのは薄曇りの日である。ただ、5月から10月までの毎月一度の公開運転会、そうそう、そんなコンディションの時に訪れることはできず。
【2024年10月20日9時41分】 青森県むつ市大畑町庚申堂・旧大畑駅
最近では聞くことの少ないエンジン音。大畑駅にやって来たのは、1台のバス。
「みちのく古バス会」の方がレストアして走れるようになった、モノコックバス(いすゞK-CCM410)である。
バスマニアではないが、それでも気になってしまう1台である。
でも、そんなタイミングで...
【2024年10月20日9時42分】 旧下北交通大畑線・大畑駅
保存会の方の手旗の合図で、キハがゆっくりと動き出すのだった。
エンジンはDMH17C、つまり、小湊キハで“いまなお現役”、聞き慣れている筈のサウンドだが、やはり、これを聴くとテンションが上がるのである。
とはいえ...
【2024年10月20日9時42分】 旧下北交通大畑線・大畑駅
出庫してきたキハの車体全景を撮ると、黒くなってしまう。完全に逆光なのである。
せっかくのキハ22形なのに...
【2024年10月20日9時43分】 旧下北交通大畑線・大畑駅
ホーム側に転線するために、まずはキハはゆっくりと前進して線路の終端部へ。
きっと、昭和の頃の北東北や北海道では当たり前に見られた風景。キハ22形が小さな駅に進入してくるところである。
【2024年10月20日9時44分】 旧下北交通大畑線・大畑駅
ホームに立って望遠で構えると、キハの顔に光が回ったところが...。
ヘッドライトが灯り、再び白煙が上がるところを。
【2024年10月20日9時44分】 旧下北交通大畑線・大畑駅
そんなときに軌道自転車も。
キハだけで無く、いろいろと保存されているのが楽しいのである。
そして、キハがこちらに向かって。10時からの運転に備えてホームに入線である。
【2024年10月20日9時46分】 旧下北交通大畑線・大畑駅
その姿を正面から。
冒頭の話題。北海道用のキハ22形は床を板張りにしており、二重床としたことで床面が5 cmほど高くなっており。
【2023年10月29日13時35分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル
では、比較用に水島臨海鉄道キハ20形を。
前面窓がキハ22形の方が少し高い位置に付いていて。朱色とクリームのツートン、国鉄一般気動車色だと、前面窓の上の辺と塗り分け線の間隔がちょっと違っている...ということが確認できる。
【2024年10月20日9時47分】 旧下北交通大畑線・大畑駅
廃止から6~7年、2019年までに“増備”されたのが協三製10t移動機と「ヨ」、こちらは、下北交通大畑線とは直接的な関わりは無さそうだが...。
さぁ、ここまで撮ったら「最初で最後の撮影機会」、10時の展示走行を撮るべく東側の終点へ。
(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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もちろん、一度、行っただけでも、むつ市というのは街も素敵だったし、また、下北交通大畑線は廃線跡などの“遺構”も一部、残っているようで。それらを目当てに、いつか再訪したいと思っているが...
【2024年10月20日9時46分】 旧下北交通大畑線・大畑駅
9時半を回って、とうとう、キハ22形が出てきてくれた。3両の仲間のうち、国鉄色に塗り戻されて国鉄時代の車番「キハ22 150」に戻されたキハ85 2号車が。
こう見ると、やはり、もともと同じ20系ディーゼル動車として、水島臨海鉄道キハ20形と同じように見えるが、キハ22形は北海道向けに耐寒耐雪仕様を強化しているため、床面が5 cm高いのである。
その分、前面窓も高めに設置されており、キハ20形と見比べると少しだけ“顔つき”が違っているのである。
たかが5 cm、されど5 cm
といったところか。10月20日の旧下北交通大畑線での公開運転会の話題。
…… ……
2024年10月20日(日)晴れ
だんだん青空が広がってきて...
「撮り」を重視する場合、たぶん、最高のコンディションといえるのは薄曇りの日である。ただ、5月から10月までの毎月一度の公開運転会、そうそう、そんなコンディションの時に訪れることはできず。
【2024年10月20日9時41分】 青森県むつ市大畑町庚申堂・旧大畑駅
最近では聞くことの少ないエンジン音。大畑駅にやって来たのは、1台のバス。
「みちのく古バス会」の方がレストアして走れるようになった、モノコックバス(いすゞK-CCM410)である。
バスマニアではないが、それでも気になってしまう1台である。
でも、そんなタイミングで...
【2024年10月20日9時42分】 旧下北交通大畑線・大畑駅
保存会の方の手旗の合図で、キハがゆっくりと動き出すのだった。
エンジンはDMH17C、つまり、小湊キハで“いまなお現役”、聞き慣れている筈のサウンドだが、やはり、これを聴くとテンションが上がるのである。
とはいえ...
【2024年10月20日9時42分】 旧下北交通大畑線・大畑駅
出庫してきたキハの車体全景を撮ると、黒くなってしまう。完全に逆光なのである。
せっかくのキハ22形なのに...
【2024年10月20日9時43分】 旧下北交通大畑線・大畑駅
ホーム側に転線するために、まずはキハはゆっくりと前進して線路の終端部へ。
きっと、昭和の頃の北東北や北海道では当たり前に見られた風景。キハ22形が小さな駅に進入してくるところである。
【2024年10月20日9時44分】 旧下北交通大畑線・大畑駅
ホームに立って望遠で構えると、キハの顔に光が回ったところが...。
ヘッドライトが灯り、再び白煙が上がるところを。
【2024年10月20日9時44分】 旧下北交通大畑線・大畑駅
そんなときに軌道自転車も。
キハだけで無く、いろいろと保存されているのが楽しいのである。
そして、キハがこちらに向かって。10時からの運転に備えてホームに入線である。
【2024年10月20日9時46分】 旧下北交通大畑線・大畑駅
その姿を正面から。
冒頭の話題。北海道用のキハ22形は床を板張りにしており、二重床としたことで床面が5 cmほど高くなっており。
【2023年10月29日13時35分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル
では、比較用に水島臨海鉄道キハ20形を。
前面窓がキハ22形の方が少し高い位置に付いていて。朱色とクリームのツートン、国鉄一般気動車色だと、前面窓の上の辺と塗り分け線の間隔がちょっと違っている...ということが確認できる。
【2024年10月20日9時47分】 旧下北交通大畑線・大畑駅
廃止から6~7年、2019年までに“増備”されたのが協三製10t移動機と「ヨ」、こちらは、下北交通大畑線とは直接的な関わりは無さそうだが...。
さぁ、ここまで撮ったら「最初で最後の撮影機会」、10時の展示走行を撮るべく東側の終点へ。
(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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