下北半島へ、憧れの「キハ22」に会いに(5) [町歩き(鉄分薄め)]
<変態鉄>は、ワンルームで専有面積20平米ちょっと、築30年のアパートで暮らしていたのだが、来春の更新を行わず転居する方向で調整中。
♪ 窓に西日があたる部屋は ~~
その「2階・角部屋」は歌詞ではないがいろいろと困りごともあって。
でも、丸6年に及んだこの部屋とも、あと数ヶ月でお別れだと思うと、何だかいろいろな思いが。
土曜の朝、そんな部屋で、今シーズン初めて暖房を入れた。入居時に交わした書面の中にもエアコンについて「多少の音あり」と書かれていたが、最初に驚いたのは、その“多少の音”だった。
エアコンを作動させるとキハ28の床下にある冷房用発電エンジン「4VK」のような轟音を発して。
【2022年10月30日12時47分】 いすみ鉄道・新田野-上総東
いすみ鉄道のキハ28 2346号車が現役だった頃は、この4VKの音が周囲に物議を醸したとかそうでないとか。でも、うちのアパートは、まるで全盛期の気動車急行のように。各部屋から4VKと同じような騒音が...
近年の猛暑、夏場などは夜通し、冷房をかけることもあるので、そうするとずっと各部屋から轟音が続いているのである。ベランダ側の窓を開けると会話もできなくなるくらい。
最初はそれで寝苦しくて...、でも、いつの間にか慣れたのだから不思議なもので。
気づけば、その「4VK」が“稼働”している部屋も少なくなっているようで。場所柄、住人の入れ替わりが多いようで、そのタイミングで部屋ごとにエアコンの更新が行われている模様。うちの大家さん、実は、意外とマメに改修工事とか、そういうのを少しずつやっているのである。
だから、その轟音を発するのは長く住んでいる部屋だけに限られてきており。
来年の夏、この部屋からも「4VKの轟音」は聞かれなくなっているのだろうか。
さて、ブログは引き続き、10月の旧下北交通大畑駅へキハ22形を撮りに行ったときの話題。まず、前日はむつ市中心部のホテルへ。
…… ……
2024年10月19日(土)雨のち曇り
駅の玄関のところに1本のバス停ポールがあって。
むつ市街地に入る、JRバス東北の路線バスが14:42発。急ぎ、地図でホテルの位置とバスの経路を調べると「本町」バス停が、この日のホテルにほど近いことが分かり。
【2024年10月19日14時28分】 青森県むつ市大湊新町・大湊駅
「宇曽利川・脇野沢庁舎前 - 大湊駅 - 田名部」という路線。地方の路線バスとしては異例の高頻度運転で、日中でも毎時1本程度が設定されており。
この“田名部”というのが、むつ市の中心。かつては、隣の下北駅から分岐していた下北交通大畑線の最初の駅があったところでもあって。
ということで、列車と30分ほどの接続で市街地に向かうバスがある訳で。
待っている間に反対方向のバスがやって来て。紺色の帯にツバメのイラスト、伝統のカラーである。
バスはほぼ定刻で到着。前中扉の路線車だが乗降は全て前ドアとなっていて(中ドアは通常締切扱いで車椅子の乗降用)。
車内は数名の乗客。雨の上がった国道を下北駅方向に少し進んで。大湊線と別れるところの交差点を左折すれば良いのに...
やはり、旧道に入って小まめに停まりながら。途中のバス停でも地元のお年寄りなどコンスタントに乗降があって。
田名部の中心部に近づいてきて。
この日のホテルは、そのバス通り沿いにあって。
建物は古いものの室内はリフォームされているような...、シングルには大きめの部屋。
【2024年10月19日15時55分】 青森県むつ市新町付近
まだ夕食には早いので、周囲をちょっと歩いてみようと。
ホテルの裏側には田名部川が流れており。右側がバス通り、そしてこの写真の「田名部川」の看板の後ろに見える大きな建物が今回のホテルである。
その後ろ、この写真では見えないが、事前に問い合わせた際にホテルの方が仰っていたのは「すぐのところにスーパーがあって夕食を買ってくることは...」、そのお店もバス通り沿いで確かにすぐ分かった。
店内を歩いてみると1階が食品売り場、そして2階が衣料品売り場になっている、昔ながらのスーパーにありがちな構造。そして、2階フロアの端の方に喫茶店と、ちょっと懐かしい雰囲気のファミレス風のお店があって。覗いてみれば営業中。
ということで、地方都市で泊まるときに最も悩ましい「夕食問題」は、良い方向に向かいそう。ホッと一安心。
【2024年10月19日16時08分】 青森県むつ市柳町付近
先ほどの写真にある田名部川沿いの交差点を北に進んで。
すぐ先の交差点を右折したところが、下北交通「むつバスターミナル」バス停。「バスターミナル」といいつつ、大きめのスーパーというか小さめのデパートというか、田舎町の旧市街地にありがちな建物(内部はベンチを並べて待合室代用のような感じ)の前にバス停ポールが立つだけ。
並び立つJRバスのポールに書かれたバス停名は「柳町」、下北交通は「むつ」、次の朝、8時ちょうどの大畑駅経由佐井車庫ゆきバスは、ここから発車する。
ちなみにバス停の向かい側には、ガラス張りの建物が完成間近な様子(工事中!!)、ここにかつては「バスターミナル」があったらしい。老朽化によりバスターミナルを取り壊し、でも、バス便も少なくなって「ターミナル」の名称はそのままに“単なるバス停”になっている...というのが実情のようで。
【2024年10月19日16時08分】 青森県むつ市柳町付近
現在のむつ市周辺というのは、戦前から陸軍の拠点が置かれた他(現在も近くに自衛隊の駐屯地があるはず)、漁業の町としても栄え。
だからこそ、むつ市の旧市街地にはその栄華を偲ばせるような立派な建物が多いような。ただ、空き家になっているところも多く、どんより灰色の曇り空も相まって、何だか寂しい印象である。
【2024年10月19日16時17分】 青森県むつ市小川町付近
というわけで、ホテルの周囲を歩き回って。
街中はひっそりと静まりかえっているが、過ごしやすい町だった。
ただ、やはり10月下旬の青森、夜は寒くて。ホテルの部屋のエアコンは「暖房」に固定されており、それでも、毛布を被って寝るしかなかった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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♪ 窓に西日があたる部屋は ~~
その「2階・角部屋」は歌詞ではないがいろいろと困りごともあって。
でも、丸6年に及んだこの部屋とも、あと数ヶ月でお別れだと思うと、何だかいろいろな思いが。
土曜の朝、そんな部屋で、今シーズン初めて暖房を入れた。入居時に交わした書面の中にもエアコンについて「多少の音あり」と書かれていたが、最初に驚いたのは、その“多少の音”だった。
エアコンを作動させるとキハ28の床下にある冷房用発電エンジン「4VK」のような轟音を発して。
【2022年10月30日12時47分】 いすみ鉄道・新田野-上総東
いすみ鉄道のキハ28 2346号車が現役だった頃は、この4VKの音が周囲に物議を醸したとかそうでないとか。でも、うちのアパートは、まるで全盛期の気動車急行のように。各部屋から4VKと同じような騒音が...
近年の猛暑、夏場などは夜通し、冷房をかけることもあるので、そうするとずっと各部屋から轟音が続いているのである。ベランダ側の窓を開けると会話もできなくなるくらい。
最初はそれで寝苦しくて...、でも、いつの間にか慣れたのだから不思議なもので。
気づけば、その「4VK」が“稼働”している部屋も少なくなっているようで。場所柄、住人の入れ替わりが多いようで、そのタイミングで部屋ごとにエアコンの更新が行われている模様。うちの大家さん、実は、意外とマメに改修工事とか、そういうのを少しずつやっているのである。
だから、その轟音を発するのは長く住んでいる部屋だけに限られてきており。
来年の夏、この部屋からも「4VKの轟音」は聞かれなくなっているのだろうか。
さて、ブログは引き続き、10月の旧下北交通大畑駅へキハ22形を撮りに行ったときの話題。まず、前日はむつ市中心部のホテルへ。
…… ……
2024年10月19日(土)雨のち曇り
駅の玄関のところに1本のバス停ポールがあって。
むつ市街地に入る、JRバス東北の路線バスが14:42発。急ぎ、地図でホテルの位置とバスの経路を調べると「本町」バス停が、この日のホテルにほど近いことが分かり。
【2024年10月19日14時28分】 青森県むつ市大湊新町・大湊駅
「宇曽利川・脇野沢庁舎前 - 大湊駅 - 田名部」という路線。地方の路線バスとしては異例の高頻度運転で、日中でも毎時1本程度が設定されており。
この“田名部”というのが、むつ市の中心。かつては、隣の下北駅から分岐していた下北交通大畑線の最初の駅があったところでもあって。
ということで、列車と30分ほどの接続で市街地に向かうバスがある訳で。
待っている間に反対方向のバスがやって来て。紺色の帯にツバメのイラスト、伝統のカラーである。
バスはほぼ定刻で到着。前中扉の路線車だが乗降は全て前ドアとなっていて(中ドアは通常締切扱いで車椅子の乗降用)。
車内は数名の乗客。雨の上がった国道を下北駅方向に少し進んで。大湊線と別れるところの交差点を左折すれば良いのに...
やはり、旧道に入って小まめに停まりながら。途中のバス停でも地元のお年寄りなどコンスタントに乗降があって。
田名部の中心部に近づいてきて。
この日のホテルは、そのバス通り沿いにあって。
建物は古いものの室内はリフォームされているような...、シングルには大きめの部屋。
【2024年10月19日15時55分】 青森県むつ市新町付近
まだ夕食には早いので、周囲をちょっと歩いてみようと。
ホテルの裏側には田名部川が流れており。右側がバス通り、そしてこの写真の「田名部川」の看板の後ろに見える大きな建物が今回のホテルである。
その後ろ、この写真では見えないが、事前に問い合わせた際にホテルの方が仰っていたのは「すぐのところにスーパーがあって夕食を買ってくることは...」、そのお店もバス通り沿いで確かにすぐ分かった。
店内を歩いてみると1階が食品売り場、そして2階が衣料品売り場になっている、昔ながらのスーパーにありがちな構造。そして、2階フロアの端の方に喫茶店と、ちょっと懐かしい雰囲気のファミレス風のお店があって。覗いてみれば営業中。
ということで、地方都市で泊まるときに最も悩ましい「夕食問題」は、良い方向に向かいそう。ホッと一安心。
【2024年10月19日16時08分】 青森県むつ市柳町付近
先ほどの写真にある田名部川沿いの交差点を北に進んで。
すぐ先の交差点を右折したところが、下北交通「むつバスターミナル」バス停。「バスターミナル」といいつつ、大きめのスーパーというか小さめのデパートというか、田舎町の旧市街地にありがちな建物(内部はベンチを並べて待合室代用のような感じ)の前にバス停ポールが立つだけ。
並び立つJRバスのポールに書かれたバス停名は「柳町」、下北交通は「むつ」、次の朝、8時ちょうどの大畑駅経由佐井車庫ゆきバスは、ここから発車する。
ちなみにバス停の向かい側には、ガラス張りの建物が完成間近な様子(工事中!!)、ここにかつては「バスターミナル」があったらしい。老朽化によりバスターミナルを取り壊し、でも、バス便も少なくなって「ターミナル」の名称はそのままに“単なるバス停”になっている...というのが実情のようで。
【2024年10月19日16時08分】 青森県むつ市柳町付近
現在のむつ市周辺というのは、戦前から陸軍の拠点が置かれた他(現在も近くに自衛隊の駐屯地があるはず)、漁業の町としても栄え。
だからこそ、むつ市の旧市街地にはその栄華を偲ばせるような立派な建物が多いような。ただ、空き家になっているところも多く、どんより灰色の曇り空も相まって、何だか寂しい印象である。
【2024年10月19日16時17分】 青森県むつ市小川町付近
というわけで、ホテルの周囲を歩き回って。
街中はひっそりと静まりかえっているが、過ごしやすい町だった。
ただ、やはり10月下旬の青森、夜は寒くて。ホテルの部屋のエアコンは「暖房」に固定されており、それでも、毛布を被って寝るしかなかった。(つづく)
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