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下北半島へ、憧れの「キハ22」に会いに(4) [<鉄>な撮影記・旅行記録]

金曜日はお休み。
母を連れ立って、お寺へ。“菩提寺”は富山なのだが、父の葬儀のあと、アレコレお世話になっているお寺で、その後の法要などは行っている。今年の5月に一周忌の法要、つまり、来年の春には三回忌の法要なのである。
半年前になったということで本堂での法要の“予約”など。いざ、自分が施主側になってみて分かった、いろいろと大変だった面。最近は「慣れた」感もあって。

それから銀座に行って、Canon の修理窓口へ。
9月に「あんしんメンテナンス」をお願いして、その際、一部に(致命的ではないが)不具合が見つかっていたのと、以前、ぶつけて傷を付けてしまった液晶画面の交換作業をお願いしてきた。
ということで、今月末までは予備機になっている“EOS RP”での撮影となるのだが...。小湊沿線の銀杏の色づき具合が気になってくる時期である。

そんなわけで、自宅に持ち帰っている仕事をやっつける時間もないまま、公休日はあっという間に過ぎていって。

さて、ブログは引き続き、10月の旧下北交通大畑駅へ

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【2024年10月19日13時02分】 大湊線・野辺地駅

とはいえ、まずは、その大畑駅のある、青森県むつ市までが遠いのである。
雨の降る中、青森駅から40分ほど南へ進めば、野辺地駅に到着。ここから、陸奥湾に沿って下北半島の西岸沿いに北上していくのがJR大湊線。ちょうど、富山の高山本線などと同様、新幹線の開業により他のJR線から切り離されてしまった“離れ小島路線”である。
でも、野辺地駅は東北本線時代の雰囲気も残っているような...、典型的な地方の国鉄駅の雰囲気。

13:00発の大湊ゆきに接続だったが...


……  ……

2024年10月19日(土)雨のち曇り

駅構内には繰り返しアナウンスが流れており。

12:55発の青森ゆき(第577M列車)は「途中の線路状態が悪いため」、10分ほど遅れ...と。雨が降り続いているのは確かだが「線路状態が悪い」というのはあまり聞くことのない遅延理由。
改札口の駅員さんの許可を得て、改札外のトイレに行って。

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【2024年10月19日13時09分】 大湊線・第229D列車(キハ110-203号車)内

駅にはスタンプが設置されており、それを押してから再び跨線橋を渡ってキハの車内へ。
あまり深く考えずにドア横のロングシートにしたのだが...。

最初、自分が乗ってきた列車から乗り継いだ客では車内は閑散としたままだったが、約10分の遅れで青森ゆきが到着するとインバウンドを含めて、多くの方が乗り換えてきて。
車内は一気に吊革が塞がるくらいの混雑になって。

そんな車内、発車前から「市役所です!!」と、ネームプレートを提げた男女数名が乗り込んでいて、乗客にひとりずつアンケート用紙を配布して。
そう、利用状況調査である。用紙の周囲に半円状にミシン目が入っていて、該当する項目を折り込んで回答するタイプ。もちろん、<変態鉄>としては大湊線の利用は初めてだが、クルマに乗らない<変態鉄>としては、やはり、下北駅・大湊駅からの“二次交通”の弱さがネックになっているわけで。そのことを回答しておいた次第。
発車が遅れたこともあってか、発車前に回収されて。

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【2024年10月19日13時37分】 大湊線・第229D列車(キハ110-203号車)内

列車は9分ほどの遅れで発車。野辺地の街並みはすぐに途絶えて、あとは海岸沿いの荒涼とした風景が続く区間をスピードを上げながら。
吹越あたりでは風車も見えただろうか、途中、停まる小さな無人駅でもほとんど乗降は無く。40分ほど、金谷沢駅あたりから少しずつ車窓に住宅も増え始めた感じ。徐々にむつ市の市街地に入ってきて。
終点の1つ手前、下北駅がむつ市の市街地には一番近く、ここで半分以上の乗客が下車。片面ホームの小さな駅だが駅前にはロータリーも整備されており、駅員さんもいて。

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【2024年10月19日14時21分】 大湊線・大湊駅

そして、列車は進路を西へと変えて。市街地区間を走れば、まもなく列車は終点・大湊駅に到着である。到着は5分ほどの遅れだった。
2面2線のホームは駅舎側の1線しか使っていないのだろうか。

どうやら、列車別改札制が徹底されているような感じで。

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【2024年10月19日14時21分】 大湊線・大湊駅

駅ホームの雰囲気を素早く撮影したら、急ぎ、改札口を出て。

小さな、でも、キレイな駅舎内は到着した乗客と折返しの乗客で歩くのも大変な位の混雑。それでも、折返し列車の改札が始まれば駅舎内には誰も居なくなって。
駅員さんも、いったん窓口を閉めて駅内の清掃作業を開始。ようやく雨は止んできて。

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【2024年10月19日14時27分】 大湊線・大湊駅

いったん駅を出て、周囲をウロウロ。
駅前の国道まで出てみたが、小さな商店はいくつかあるようだが、食事をとれそうなところは見つからず。

人通りも無くなったところで駅舎の写真を。

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【2024年10月19日14時28分】 大湊線・大湊駅

この写真の右側、大湊線の車止めの方にはJR系のホテルがあって。
ホテルと駅の間の空間に腕木式信号機が保存されており。もちろん、大湊線も自動閉塞化されているが、1998年まで票券閉塞だったという。かなり遅くまで腕木式信号機が現役で残っていた線区。

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【2024年10月19日14時29分】 大湊線・大湊駅

そのテコと場内信号機が非常に美しい状態で残っており。支柱を短くしている分、何だかかわいらしさがあって。

そんな駅前、立っていると肌寒くて。誰もいなくなった駅舎内に戻ってホットの缶コーヒーを買って。駅舎内のベンチで暫しくつろいでいたのだった。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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