小湊鐵道 宗谷線キハ400急行気動車ヘッドマーク「利尻」編(3=最終回) [小湊鐵道]
国鉄がJRになったのが、自分が小学生の頃。「国鉄」の記憶はあるが写真を撮るようになったのは、それからしばらくしてからで。
そんな小学生が、いまや“アラフィフ”のオッサンになったわけだからJRの歴史というのも長く。「国鉄」が公社...日本国有鉄道になったのは戦後のことだから、そのJNRの歴史は40年ほど、すでにJRも同じくらいになっているのである。
だから、分割民営化の後に導入された車輌が引退を迎えているのも自然な流れと言えば自然で。
先日、五井駅のポスターを見て「ふぅ~ん!!」という感じだったが、“Boso View Express”として華々しくデビューした255系も、一日限定の「ビューさざなみ」「ビューわかしお」号として復活運転を行ったそうで。
でも、そのあたりの撮影記は、立派な<鉄>の皆さんのブログに任せることとして、<変態鉄>は自分と同世代、1979年(昭和54年)に富士重工宇都宮で製造されたキハ40形の観光急行の話題を。
【2020年5月27日8時27分】 京葉線・蘇我駅
市原市内中心部に位置する五井~上総牛久の区間は列車本数は多い割に開けた場所は限られてしまい、逆に、上総牛久~上総中野は、まさに“里山”の風景が広がるが、その分、列車本数が少なくて。
そんな中、<変態鉄>が最も頻繁に訪れる、小湊鐵道沿線の撮影地というのが「久保4号踏切」であるように思う。
一面の田んぼの中、まっすぐ伸びるレール。撮り方も自由度が高く、困ったらだいたいココ。
ただ、最近は線路際の除草が全然行われなくなっているようで、踏切カブリツキから撮るしか無くなっており。集まる<鉄>の数も減ってきているようで。
その分、上総川間と上総鶴舞が混雑しているのだろうか??
それでも、<徒歩鉄>は、そんなことは言っていられない。高滝駅で降りた以上、「急行3号」は久保4号踏切周辺で撮るほかに無くて。
この踏切、高滝側にはすぐ先に高架の圏央道が通っており、それを避けるなら、上総久保方を向いて、下り列車を狙うしかないと思っていたのだが...
キハ単行なら高滝側もちゃんと撮れる...と気づいたのが、この日の発見だった。
…… ……
2024年7月28日(日)晴れ
高滝から上総久保までの1区間は撮りながら歩くのに、ちょうど良いくらいの駅間距離で。
高滝駅近くの公民館前で「2号」を撮ったら、そのまま県道を高滝湖方面へ。
数分、歩くとコンビニがあって。ちなみに、その交差点を右に入ったところの踏切のところが旧高滝小学校、現在はグランピング施設になっており、そこにキハ203号機が設置されている。
コンビニで飲料水を補給!! 高滝湖に架かる橋を渡って圏央道のガードを潜ると、そこが撮影地。高滝駅からも上総久保駅からも徒歩15分ほどの距離である。
ある時期まで、ココも大勢の<鉄>が集結するポイントだった。
でも、最近ではクルマで“追っかけ”をする人が列車直前に数名やってくる位の...コマ数を稼ぎたいタイプの人にとっての“数多の撮影地の1つ”のようになっているだろうか。
【2024年7月28日13時29分】 小湊鉄道線・上総久保-高滝
だから“一番乗り”。下草を避けるため、踏切機ギリギリの位置に三脚を置いて。
直前になって数名、やって来た程度。「急行3号」は斜め前方からの正当派列車写真で。
撮ったら、すぐに振り返って...
【2024年7月28日13時29分】 小湊鉄道線・上総久保-高滝
緩やかなカーブを描きながら圏央道の高架の下を潜るので、踏切を過ぎた瞬間を撮るようにすれば、バックは竹藪になり、しかも、光線状態も悪くないようで。
いきなり、「1号」で失敗...からのスタートとなったこの日だったが、この高滝周辺で「2号」「3号」を続けて思い描いたのに近い画が撮れると、暑さは厳しくても気分はちょっとラクになるもので。
歩いて上総久保駅へ。
ベンチでしばらく待つと...
【2024年7月28日13時48分】 小湊鉄道線・上総久保駅
先ほど、ここまで乗ってきたキハ40形2連が、今度は「東北色」の2号機を先頭に戻ってきたのだった。
後は、最後の「4号」を撮るだけなのだが...
【2024年7月28日14時27分】 小湊鉄道線・五井駅
途中の撮影地でカメラを構えて待っていても、ただ暑いだけ。
それならば...ということで、再び、五井駅まで戻ってきたのだった。
そして...
もはや、リプレイのような。
再び「こみなと待合室」へ。トイレを借りたら、ちょっと休憩。ちなみに、店内にあるバリアフリートイレ、中にエアコンが完備されていて、狭くて閉めきった空間ということもあるのか、非常に涼しいのである。
<変態鉄>の、五井での密かな楽しみ。もちろん、長居は禁物な訳で。用が済んだら、さっさと店内に戻ったのは言うまでもない。
そして、そして、そして...
【2024年7月28日15時09分】 小湊鉄道線・上総三又駅
14:45発の第21A列車も、再び、キハ40 1 + キハ40 2号機の編成で。
乗っている車輌もずっと同じなのである。
この列車で向かった先は上総三又。ココも海士有木側の田園地帯が定番の撮影地だが、人の背丈くらいある草に隠された線路。
唯一、撮ることができるのは駅の上総山田側、発達支援センターと産廃処分場の向かい側の田んぼのところだけ。
【2024年7月28日15時41分】 小湊鉄道線・上総山田-上総三又
多くの人はその発達支援センター近くの小さな踏切の周辺に集まっていた。
でも、15時台のこの場所、前も後ろもキハの“顔”に光が回らないのは分かっていた。
自分だけ逆サイド。後追いになるが、道が線路に近接する付近で。
温暖な気候と夏場の台風、房総の稲は早い時期...8月のお盆明け以降は稲刈りのシーズンとなり。7月末だと既に稲は黄金色に変わって、頭を垂れはじめる位の時期になっており。
そんな様子を少しでも入れて撮りたかった。ヘッドマークがよく見えるカットは既に撮り終えており、田んぼの中をタラコ色のキハが走る...そんなローカル線を表現したかった。
というわけで、ヘッドマークのところには光が回らないことは織り込み済みで、
ほぼ狙い通りのカット。
これで、撮影を終えたのだった。
【2024年7月28日16時19分】 小湊鉄道線・上総三又駅
暑い!! 撮り終えた<鉄>が順次、戻ってきて上総三又駅の狭い待合室のベンチは“満席”状態。そこで40分ほど。
やって来たのは、第26A列車、養老渓谷からの列車だがキハ40 5号機単行。
【2024年7月28日16時36分】 小湊鉄道線・五井駅
この列車、五井駅に到着するとそのまま入庫。
その構内入換の模様を跨線橋の窓を開けて撮ったら撮影終了。
【2024年7月28日17時07分】 外房線・千葉駅
五井駅 16:37発の千葉ゆきは209系8連、乗車したのはモハ208-2191と手元のメモ。
この電車も、京浜東北線に登場したときは、当時の103系と比べて「軽薄な電車が出てきたなぁ...」と思ったものだったが、いつの間にか、“房総の顔”的な存在になっており。
でも、こちらもそろそろ見納めなのだろうか。
【2024年7月28日17時07分】 総武本線・東京駅
千葉駅からは混雑を避けてホームの端まで歩いて、快速・久里浜ゆき第1618F列車はクハE235-1016号車に空席を見つけて。17時半過ぎに東京駅に戻ったのだった。(おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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そんな小学生が、いまや“アラフィフ”のオッサンになったわけだからJRの歴史というのも長く。「国鉄」が公社...日本国有鉄道になったのは戦後のことだから、そのJNRの歴史は40年ほど、すでにJRも同じくらいになっているのである。
だから、分割民営化の後に導入された車輌が引退を迎えているのも自然な流れと言えば自然で。
先日、五井駅のポスターを見て「ふぅ~ん!!」という感じだったが、“Boso View Express”として華々しくデビューした255系も、一日限定の「ビューさざなみ」「ビューわかしお」号として復活運転を行ったそうで。
でも、そのあたりの撮影記は、立派な<鉄>の皆さんのブログに任せることとして、<変態鉄>は自分と同世代、1979年(昭和54年)に富士重工宇都宮で製造されたキハ40形の観光急行の話題を。
【2020年5月27日8時27分】 京葉線・蘇我駅
市原市内中心部に位置する五井~上総牛久の区間は列車本数は多い割に開けた場所は限られてしまい、逆に、上総牛久~上総中野は、まさに“里山”の風景が広がるが、その分、列車本数が少なくて。
そんな中、<変態鉄>が最も頻繁に訪れる、小湊鐵道沿線の撮影地というのが「久保4号踏切」であるように思う。
一面の田んぼの中、まっすぐ伸びるレール。撮り方も自由度が高く、困ったらだいたいココ。
ただ、最近は線路際の除草が全然行われなくなっているようで、踏切カブリツキから撮るしか無くなっており。集まる<鉄>の数も減ってきているようで。
その分、上総川間と上総鶴舞が混雑しているのだろうか??
それでも、<徒歩鉄>は、そんなことは言っていられない。高滝駅で降りた以上、「急行3号」は久保4号踏切周辺で撮るほかに無くて。
この踏切、高滝側にはすぐ先に高架の圏央道が通っており、それを避けるなら、上総久保方を向いて、下り列車を狙うしかないと思っていたのだが...
キハ単行なら高滝側もちゃんと撮れる...と気づいたのが、この日の発見だった。
…… ……
2024年7月28日(日)晴れ
高滝から上総久保までの1区間は撮りながら歩くのに、ちょうど良いくらいの駅間距離で。
高滝駅近くの公民館前で「2号」を撮ったら、そのまま県道を高滝湖方面へ。
数分、歩くとコンビニがあって。ちなみに、その交差点を右に入ったところの踏切のところが旧高滝小学校、現在はグランピング施設になっており、そこにキハ203号機が設置されている。
コンビニで飲料水を補給!! 高滝湖に架かる橋を渡って圏央道のガードを潜ると、そこが撮影地。高滝駅からも上総久保駅からも徒歩15分ほどの距離である。
ある時期まで、ココも大勢の<鉄>が集結するポイントだった。
でも、最近ではクルマで“追っかけ”をする人が列車直前に数名やってくる位の...コマ数を稼ぎたいタイプの人にとっての“数多の撮影地の1つ”のようになっているだろうか。
【2024年7月28日13時29分】 小湊鉄道線・上総久保-高滝
だから“一番乗り”。下草を避けるため、踏切機ギリギリの位置に三脚を置いて。
直前になって数名、やって来た程度。「急行3号」は斜め前方からの正当派列車写真で。
撮ったら、すぐに振り返って...
【2024年7月28日13時29分】 小湊鉄道線・上総久保-高滝
緩やかなカーブを描きながら圏央道の高架の下を潜るので、踏切を過ぎた瞬間を撮るようにすれば、バックは竹藪になり、しかも、光線状態も悪くないようで。
いきなり、「1号」で失敗...からのスタートとなったこの日だったが、この高滝周辺で「2号」「3号」を続けて思い描いたのに近い画が撮れると、暑さは厳しくても気分はちょっとラクになるもので。
歩いて上総久保駅へ。
ベンチでしばらく待つと...
【2024年7月28日13時48分】 小湊鉄道線・上総久保駅
先ほど、ここまで乗ってきたキハ40形2連が、今度は「東北色」の2号機を先頭に戻ってきたのだった。
後は、最後の「4号」を撮るだけなのだが...
【2024年7月28日14時27分】 小湊鉄道線・五井駅
途中の撮影地でカメラを構えて待っていても、ただ暑いだけ。
それならば...ということで、再び、五井駅まで戻ってきたのだった。
そして...
もはや、リプレイのような。
再び「こみなと待合室」へ。トイレを借りたら、ちょっと休憩。ちなみに、店内にあるバリアフリートイレ、中にエアコンが完備されていて、狭くて閉めきった空間ということもあるのか、非常に涼しいのである。
<変態鉄>の、五井での密かな楽しみ。もちろん、長居は禁物な訳で。用が済んだら、さっさと店内に戻ったのは言うまでもない。
そして、そして、そして...
【2024年7月28日15時09分】 小湊鉄道線・上総三又駅
14:45発の第21A列車も、再び、キハ40 1 + キハ40 2号機の編成で。
乗っている車輌もずっと同じなのである。
この列車で向かった先は上総三又。ココも海士有木側の田園地帯が定番の撮影地だが、人の背丈くらいある草に隠された線路。
唯一、撮ることができるのは駅の上総山田側、発達支援センターと産廃処分場の向かい側の田んぼのところだけ。
【2024年7月28日15時41分】 小湊鉄道線・上総山田-上総三又
多くの人はその発達支援センター近くの小さな踏切の周辺に集まっていた。
でも、15時台のこの場所、前も後ろもキハの“顔”に光が回らないのは分かっていた。
自分だけ逆サイド。後追いになるが、道が線路に近接する付近で。
温暖な気候と夏場の台風、房総の稲は早い時期...8月のお盆明け以降は稲刈りのシーズンとなり。7月末だと既に稲は黄金色に変わって、頭を垂れはじめる位の時期になっており。
そんな様子を少しでも入れて撮りたかった。ヘッドマークがよく見えるカットは既に撮り終えており、田んぼの中をタラコ色のキハが走る...そんなローカル線を表現したかった。
というわけで、ヘッドマークのところには光が回らないことは織り込み済みで、
ほぼ狙い通りのカット。
これで、撮影を終えたのだった。
【2024年7月28日16時19分】 小湊鉄道線・上総三又駅
暑い!! 撮り終えた<鉄>が順次、戻ってきて上総三又駅の狭い待合室のベンチは“満席”状態。そこで40分ほど。
やって来たのは、第26A列車、養老渓谷からの列車だがキハ40 5号機単行。
【2024年7月28日16時36分】 小湊鉄道線・五井駅
この列車、五井駅に到着するとそのまま入庫。
その構内入換の模様を跨線橋の窓を開けて撮ったら撮影終了。
【2024年7月28日17時07分】 外房線・千葉駅
五井駅 16:37発の千葉ゆきは209系8連、乗車したのはモハ208-2191と手元のメモ。
この電車も、京浜東北線に登場したときは、当時の103系と比べて「軽薄な電車が出てきたなぁ...」と思ったものだったが、いつの間にか、“房総の顔”的な存在になっており。
でも、こちらもそろそろ見納めなのだろうか。
【2024年7月28日17時07分】 総武本線・東京駅
千葉駅からは混雑を避けてホームの端まで歩いて、快速・久里浜ゆき第1618F列車はクハE235-1016号車に空席を見つけて。17時半過ぎに東京駅に戻ったのだった。(おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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