夏空の熊本・宮崎へ(24)なんぷう号(ノンストップ便) [路線バス・高速バス]
<変態鉄>は中長距離の移動においては、基本的にヒコーキか高速バスが多い。自分自身が運転免許というのを持ったこともなく、両親もまたそうだったので、子どもの頃からクルマに乗るというのは非常に珍しい...まさに非日常体験だったので、バスに乗るときというのは大人になってからもコーフンするのである。
ただ、だからといってバスに詳しいわけでは決してない。<鉄>の中にはバスにも造詣が深い方が少なくなくて。だから、バスの車庫に入れてもらっての撮影会に参加したことも何度かあるが、車種とか年式とかは全然分からない方なのである。
この日、乗った「なんぷう号」だって...
「国産のよく見かけるタイプのバス」とは分かったが、それが「セレガ」なのか「ガーラ」なのか、それすら分からずに乗っていた。三菱の「エアロ~」は、見れば何となく分かるが、他はよく分からない...
乗った列車の写真には拘るクセに、バスの写真となると前日に撮った同じ産交バスというだけで...、ブログに貼る写真も「同じ事業者の高速車だし...」という程度、無頓着なのである。
【2024年7月22日14時46分】 熊本県熊本市中央区辛島町付近
既に熊本駅前などに停車してきているはずだが、桜町バスターミナル時点の乗客は数名、ここから通町筋、水前寺公園と市電と並走しながら益城ICを目指したわけで。
…… ……
2024年7月23日(火)晴れ
10時少し前に桜町バスターミナルの5番のりばに入ってきたのは九州産交の高速バス。
車内はゆったりした感じのシートが、歩道寄りにA・Bの2列、センターライン寄りのC列が1人掛けの3列車、最近、関東地方ではあまり見なくなったような気がする、車両中央部にトイレがある構造の車両で。
数名の乗客で発車。「ノンストップ便」とは称しているものの、熊本市内のバス停にはこまめに停車していき、1人、2人と予約客が乗ってきて。
冷房使用期は窓のカーテンを閉め切るのが産交バスの“流儀”のようで、空港バスなども例外なくそうなっているようだが、この日の運転手さん「カーテンは自由に開けてください」と何度もアナウンスしており。
熊本市街地から益城IC口までの渋滞が問題になっている...との報道もあるが、この日は極めて順調で。
【2024年7月23日11時12分】 熊本県八代郡氷川町早尾・九州自動車道宮原PA
結局、10名ほどの乗客になって高速道路へ。高速に入ってまもなく宮原PAで休憩(11:01-11:15)である。
とりあえず、車外に出て。売店をちょっと覗いて、飲み物を買ったら再び車内へ。
「ノンストップ」というのは高速道路上の停留所にあまり停車しないという意味みたい。とにかく順調に走っており。
半年前に訪れた人吉バス停には11:50頃。ここで数名の乗降があって。出発すると、まもなく、えびのJCTから宮崎道へ。明治期に、私鉄の九州鉄道として開業した現在の鹿児島本線も、当初は肥薩線経由のルートだったような。
やはり、福岡-熊本-鹿児島と結ぶには海沿いよりも真っ直ぐ南下するルートの方が分があるのだろうか。高速バスは、肥薩線・吉都線経由のルートに近く。鉄道(豪雨被害で長期運休中)なら人吉からスイッチバック式で大畑、矢岳と難所に挑むが、高速バスはあっという間に通過して。
【2024年7月23日12時36分】 宮崎県小林市細野東宮の原・宮崎自動車道霧島SA
宮崎道に入ってしばらく。
霧島SAで2度目の休憩である。朝食がヘルシーなメニューだったため、ここでパンと揚げ物で軽食。
【2024年7月23日12時36分】 宮崎県小林市細野東宮の原・宮崎自動車道霧島SA
霧島高原だろうか、サービスエリア内を歩いていると非常に眺望が良く。あいにく土地勘というか方向感覚が...
この写真もどの山を撮っているのか、全く理解していない<変態鉄>だったのである。
【2024年7月23日12時36分】 宮崎県小林市細野東宮の原・宮崎自動車道霧島SA
九州道のメインルートから宮崎道に入って、クルマの通行量が少なくなったのか、先ほどの宮原PAでは大型トラックや乗用車に埋もれるように駐車したバスだが、今度は車体全景を撮れる場所に停まってくれて。
12:39頃まで15分弱の休憩時間。再び高速道路に入って。
その吉都線だろうか、バスの車窓にはしばらく単線のレールが確認できる区間もあって。
外は青空が広がっていて。
13:20頃、高速道路を出て一般道に入れば宮崎市街地である。
【2024年7月23日13時37分】 宮崎県宮崎市大淀・宮交シティ
終点の宮崎駅前まで行かずに、手前の宮交シティで下車したのは...
でも、まず、その宮交シティに入ってトイレ休憩。バスを降りれば、うんざりするほどの猛暑だったのである。
【2024年7月23日13時54分】 宮崎県宮崎市大淀付近
さて、その「宮交シティ」というのは、宮崎交通バスのターミナルでもあって、そして、1階にあるバスターミナル、その上層階は商業施設になっており。
地方都市によくある商業施設。地元の高齢者や家族連れが普段着で買い物に来ているような感じだった。
そして、その宮交シティ、他都市なら「南宮崎駅前バスターミナル」みたいな名称でもおかしくないような...
【2024年7月23日13時57分】 宮崎県宮崎市東大淀・南宮崎駅前
そう、すぐ隣が南宮崎駅。
高架駅になって、私鉄の途中駅のような雰囲気になってしまった宮崎駅よりも、こちらの方が「国鉄の主要駅」といった風格があって。
日南線や吉都線運用のキハ40形を中心に多くの車両が留置されているのも、こちらなのである。青空に、背が高いヤシの木が映えるこの景色、写真で見るなら良いが当日はただただ暑さに耐えるだけで...
でも、南宮崎駅に入っていくわけではなく...
【2024年7月23日14時11分】 日豊本線・宮崎-南宮崎
ボタボタと噴き出してくる汗。
全身に纏わり付いてくるような猛暑に耐えながら、駅前を素通りして宮崎駅方面へと。まもなく、大淀川に架かる橋に出る。
道路橋に並行して、日豊本線の大淀川鉄橋、昔からの定番撮影地である。上路式の鉄橋で、光線状態を考えれば午後から撮りやすそう...と思っての訪問。
ちょうど、787系特急が通過していくところだった。道路から河川敷へと下っていって...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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ただ、だからといってバスに詳しいわけでは決してない。<鉄>の中にはバスにも造詣が深い方が少なくなくて。だから、バスの車庫に入れてもらっての撮影会に参加したことも何度かあるが、車種とか年式とかは全然分からない方なのである。
この日、乗った「なんぷう号」だって...
「国産のよく見かけるタイプのバス」とは分かったが、それが「セレガ」なのか「ガーラ」なのか、それすら分からずに乗っていた。三菱の「エアロ~」は、見れば何となく分かるが、他はよく分からない...
乗った列車の写真には拘るクセに、バスの写真となると前日に撮った同じ産交バスというだけで...、ブログに貼る写真も「同じ事業者の高速車だし...」という程度、無頓着なのである。
【2024年7月22日14時46分】 熊本県熊本市中央区辛島町付近
既に熊本駅前などに停車してきているはずだが、桜町バスターミナル時点の乗客は数名、ここから通町筋、水前寺公園と市電と並走しながら益城ICを目指したわけで。
…… ……
2024年7月23日(火)晴れ
10時少し前に桜町バスターミナルの5番のりばに入ってきたのは九州産交の高速バス。
車内はゆったりした感じのシートが、歩道寄りにA・Bの2列、センターライン寄りのC列が1人掛けの3列車、最近、関東地方ではあまり見なくなったような気がする、車両中央部にトイレがある構造の車両で。
数名の乗客で発車。「ノンストップ便」とは称しているものの、熊本市内のバス停にはこまめに停車していき、1人、2人と予約客が乗ってきて。
冷房使用期は窓のカーテンを閉め切るのが産交バスの“流儀”のようで、空港バスなども例外なくそうなっているようだが、この日の運転手さん「カーテンは自由に開けてください」と何度もアナウンスしており。
熊本市街地から益城IC口までの渋滞が問題になっている...との報道もあるが、この日は極めて順調で。
【2024年7月23日11時12分】 熊本県八代郡氷川町早尾・九州自動車道宮原PA
結局、10名ほどの乗客になって高速道路へ。高速に入ってまもなく宮原PAで休憩(11:01-11:15)である。
とりあえず、車外に出て。売店をちょっと覗いて、飲み物を買ったら再び車内へ。
「ノンストップ」というのは高速道路上の停留所にあまり停車しないという意味みたい。とにかく順調に走っており。
半年前に訪れた人吉バス停には11:50頃。ここで数名の乗降があって。出発すると、まもなく、えびのJCTから宮崎道へ。明治期に、私鉄の九州鉄道として開業した現在の鹿児島本線も、当初は肥薩線経由のルートだったような。
やはり、福岡-熊本-鹿児島と結ぶには海沿いよりも真っ直ぐ南下するルートの方が分があるのだろうか。高速バスは、肥薩線・吉都線経由のルートに近く。鉄道(豪雨被害で長期運休中)なら人吉からスイッチバック式で大畑、矢岳と難所に挑むが、高速バスはあっという間に通過して。
【2024年7月23日12時36分】 宮崎県小林市細野東宮の原・宮崎自動車道霧島SA
宮崎道に入ってしばらく。
霧島SAで2度目の休憩である。朝食がヘルシーなメニューだったため、ここでパンと揚げ物で軽食。
【2024年7月23日12時36分】 宮崎県小林市細野東宮の原・宮崎自動車道霧島SA
霧島高原だろうか、サービスエリア内を歩いていると非常に眺望が良く。あいにく土地勘というか方向感覚が...
この写真もどの山を撮っているのか、全く理解していない<変態鉄>だったのである。
【2024年7月23日12時36分】 宮崎県小林市細野東宮の原・宮崎自動車道霧島SA
九州道のメインルートから宮崎道に入って、クルマの通行量が少なくなったのか、先ほどの宮原PAでは大型トラックや乗用車に埋もれるように駐車したバスだが、今度は車体全景を撮れる場所に停まってくれて。
12:39頃まで15分弱の休憩時間。再び高速道路に入って。
その吉都線だろうか、バスの車窓にはしばらく単線のレールが確認できる区間もあって。
外は青空が広がっていて。
13:20頃、高速道路を出て一般道に入れば宮崎市街地である。
【2024年7月23日13時37分】 宮崎県宮崎市大淀・宮交シティ
終点の宮崎駅前まで行かずに、手前の宮交シティで下車したのは...
でも、まず、その宮交シティに入ってトイレ休憩。バスを降りれば、うんざりするほどの猛暑だったのである。
【2024年7月23日13時54分】 宮崎県宮崎市大淀付近
さて、その「宮交シティ」というのは、宮崎交通バスのターミナルでもあって、そして、1階にあるバスターミナル、その上層階は商業施設になっており。
地方都市によくある商業施設。地元の高齢者や家族連れが普段着で買い物に来ているような感じだった。
そして、その宮交シティ、他都市なら「南宮崎駅前バスターミナル」みたいな名称でもおかしくないような...
【2024年7月23日13時57分】 宮崎県宮崎市東大淀・南宮崎駅前
そう、すぐ隣が南宮崎駅。
高架駅になって、私鉄の途中駅のような雰囲気になってしまった宮崎駅よりも、こちらの方が「国鉄の主要駅」といった風格があって。
日南線や吉都線運用のキハ40形を中心に多くの車両が留置されているのも、こちらなのである。青空に、背が高いヤシの木が映えるこの景色、写真で見るなら良いが当日はただただ暑さに耐えるだけで...
でも、南宮崎駅に入っていくわけではなく...
【2024年7月23日14時11分】 日豊本線・宮崎-南宮崎
ボタボタと噴き出してくる汗。
全身に纏わり付いてくるような猛暑に耐えながら、駅前を素通りして宮崎駅方面へと。まもなく、大淀川に架かる橋に出る。
道路橋に並行して、日豊本線の大淀川鉄橋、昔からの定番撮影地である。上路式の鉄橋で、光線状態を考えれば午後から撮りやすそう...と思っての訪問。
ちょうど、787系特急が通過していくところだった。道路から河川敷へと下っていって...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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