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雨の中、福井鉄道「北府駅鉄道ミュージアム」へ(4)たけふ新 [保存車・博物館・廃線跡]

今日の話題に入る前に。
ブログをやっていて、お読みいただいた皆さんから寄せられる記事の感想などのコメントというのは、非常に嬉しいものなのです。

コロナ禍で、あまり外出できなかった時期に書いた記事。

   28年前の、謎の横須賀線電車を。(1994年5月の品川駅)(→ こちら

ですが、こちらに、23日に非常に丁寧なコメントをお寄せいただいています。
自分が「承認」のボタンを押せば、公開して、皆さんにもご覧いただけるようになるのですが、せっかくのコメントですが...
投稿者名が実名がわかる可能性があるものになっていて、かつ、コメント本文の中に、その方の個人的なご事情が特定される可能性がある文面が含まれており、公開するかどうか迷っております。

いただいたコメントですが、「公開」「非公開」は、こちらで設定できますが、いただいた投稿者名、コメント本文を、管理者権限で書き換えるのはできない仕様です。

ご投稿いただいた方は、恐れ入りますが、再度、コメント欄よりご連絡いただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

さて...

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【2009年10月26日16時19分】 福井鉄道福武線・福井駅前電停(当時)

生憎の天気もあって、ホンの短い訪問になってしまった福井鉄道福武線・北府駅。
美しい姿を取り戻したモハ203号車と再会して。

この垢抜けない感じの駅前商店街の真ん中でプツリとレールが途切れているような感じだった福井駅前電停、ここで発車を待っていた急行電車が、10年後に復元されて大事に保存されるとは、当時、まったく思っていなかった。
……  ……

2023年4月7日(金)雨

北府駅の駅舎は、上り線側にあって。その隣が車両基地。駅舎はちょっとだけ奥まったようなところにあって、車両基地の留置線と本線の間に駐輪場があって、その先に駅舎があるような...

歩いて駅に向かうと、留置線のヨコを通って駅舎に入るような感じで。

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【2023年4月7日12時28分】 福井鉄道福武線・北府駅鉄道ミュージアム

昨日の記事の最後に貼った写真。上屋のある立派な駐輪場があって、通学の高校生のものだろうか、自転車でいっぱいなのだが、そこで雨宿りしながら撮った1枚。留置線の向こうにモハ203号車の姿。

このカット、ほぼ“定点比較”といえるようなカットを撮影していた。いや、本当の偶然。

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【2009年10月26日10時59分】 福井鉄道福武線・西武生駅(当時)

富山地鉄市内線でもあった「ビア電」、派手な装飾の電車を使ったのが当時の流れだろうか。
名古屋市営地下鉄から来た電車は、福井ではラッシュ時だけの運用になっていた“在来車”。モハ200形は、時折、日中運用に入っていたが、こちらは見かける機会が少なく。

いや、当時はモハ200形狙いで訪れていたので、「在来車運用」でコレが来ると「ハズレ」だった。

いまは、駐車場になっているエリアもレールが敷かれており、そして、駐車場の入口付近には木造の詰所があった。
こういう車両基地の風景も、ちゃんと記録に残しておくべきだった(後悔先に立たず)。こうした建物なども大事な“鉄道情景”である。

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【2023年4月7日12時28分】 福井鉄道福武線・北府駅鉄道ミュージアム

そのまま駐輪場で振り返ると...

サクラは散りかけており。この雨で最後...という感じだったか。

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【2023年4月7日12時28分】 福井鉄道福武線・北府駅鉄道ミュージアム

駅周辺は「鉄道公園」的な感じで整備されており。
そのマスコット的存在が、福井鉄道の“シンボル”的存在だったモハ200形。サクラの下には、こんなアイテムも。

そして、単なる掲示板と思ったら...

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【2023年4月7日12時29分】 福井鉄道福武線・北府駅鉄道ミュージアム

載っているのは、モハ200形以前のもっと旧型の「在来車」用の白熱灯のヘッドライトのような...
そして、よく見ると支柱は枕木、桟のところは古レールだろうか。

……  ……

いったん鯖江付近で大きく間隔をとった、北陸本線と福鉄福武線。北府駅から住宅街の中の急カーブを抜けると両線は、急速に近づいて...
かつては、このあたりに貨物引込線があったというが...

雨の中、曲がりくねった道と、信越化学の広大な工場。一瞬、どちらに向かって歩いているのか道に迷ってしまって。
降り続く雨、重いバッグ、いちばんイライラは募る展開だが、北陸本線の線路を見つけて。武生駅に向かうなら北陸本線は左に見えるはずなのである。その方向に歩いて...

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【2023年4月7日12時55分】 福井鉄道福武線・たけふ新駅

雨でなければ「あっという間に着いた」と書きそうなところ。

武生新駅だった頃も来たし、越前武生駅だったときにも撮りに来た。そして、「たけふ新」になって再訪である。

ホームは旧来の「ローカル私鉄のターミナル駅」といった感じ、でも、駅舎内はキレイに整備されており、グッズを売っている一角など、大画面でエンドレスで福鉄電車の映像作品が再生されており。南越線の映像など、視ていて楽しいのだが...。グッズをちょっと買って、映像を見ながら休憩。

JR武生駅までは商業施設の駐車場に沿って、歩いて2〜3分。屋根というか庇があって雨を凌げるのが嬉しいところ。
そろそろ、空腹の限界を迎えており。駅前の大手チェーンの居酒屋がランチ営業中。アルコールを飲まない<変態鉄>、居酒屋というところに入るのは久々だが、大手チェーンでも、居酒屋のランチというのは、あまり失敗がないのである。

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【2023年4月7日13時36分】 北陸本線・武生駅

武生駅は橋上化されることなく「国鉄駅」の雰囲気をそのままに残しており。
券売機で大阪までの乗車券と、米原までの特急券を買ってホームへ。

そう、北陸道の高速バスが大幅に減便されてしまったこと、あと、あれほどの「特急街道」だった北陸本線も「いまは昔」。まもなく、新幹線の敦賀延伸で、特急列車も「北陸3県」から消えることになり...
まさに“葬式鉄”だが、あれほどまで当たり前の存在だった681・683系特急にも乗っておこうと。

13:49発の「しらさぎ60号」を待つことにしたのだった。

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【2023年4月7日13時38分】 北陸本線・武生駅

先に発車するのは、14:33発の第1234M列車、「青春18きっぷ」のシーズンということもあってか、車内はかなり混雑しており。
それにしても、米原駅から直江津ゆきの普通電車に乗って、富山までの長旅を...という学生時代を過ごした<変態鉄>にとって、まさか、北陸本線が2両ワンマンになるとは思ってもいなかった。

靴を脱いで、ボックスシートの向かい側に足を投げ出して...
あの頃は、あの頃で、「長い!! 尻が痛い!!」と不満だったが、419系に揺られたのも遠い昔の思い出。

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【2023年4月7日13時49分】 北陸本線・武生駅

いろとりどりの「軒下乗車位置案内札」というのも、懐かしい思い出。
かつての、富山駅など案内札が多すぎて...嗚呼。

さぁ、まもなく、あの真っ白の炊飯器のような車体が... (つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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