2023年正月 阪堺電車を撮りに関西へ(24) [ちん電(阪堺電気軌道)]
東京で暮らす者の視線の先にうつる大阪の街というのは、ある面、非常に不思議なものでもあり。
阪堺電車も、いつもの上町線は阿倍野区内を通り。住吉で阪堺線と別れた後は、帝塚山、北畠、松虫と。一方の阪堺線は西成区内を通り、今船、今池、新今宮駅前と「今」の電停が3つ続いて恵美須町。両者は数百メートルから1 kmほどの距離で南北に平行に走っているイメージだが、沿線風景は全然違っており。天王寺から新世界を経て新今宮のところまで。
【2023年1月5日12時57分】 阪堺電気軌道阪堺線・恵美須町電停
歩くと10分ちょっとの距離だが、街の雰囲気は全然違っており。運行本数の少なさもあって、阪堺線沿線で撮る機会は意外と少なく。
まぁ、だからモ161形車が恵美須町〜我孫子道の運用に入ってしまうと撮影地に困るのだが...、それはさておき。なかなか来る機会のない恵美須町へ。
数年前に駅移転により、何だか仮設駅のような寂しい感じになってしまって。…… ……
2023年1月5日(木)晴れのち曇り
天王寺動物園を避けるかのように北側へ迂回。
【2023年1月5日12時39分】 大阪府大阪市天王寺区茶臼山付近
旧黒田藩屋敷長屋門のところを通り。
何だか橋のような感じになっていて。高低差がどうなっているのか、歩いている本人もよくわかっておらず。
【2023年1月5日12時42分】 大阪府大阪市天王寺区茶臼山付近
でも、前方に見える通天閣の姿がだんだん大きくなってくることが分かるのである。
ちなみに、このとき、通天閣は工事中だった。
【2023年1月5日12時44分】 大阪府大阪市天王寺区茶臼山付近
前方には通天閣。
“橋”の上で立ち止まって、後ろを振り返れば市立美術館の建物が正面に見えて。戦前の建築かと思われる。
【2023年1月5日12時47分】 大阪府大阪市浪速区恵美須東付近
動物園の西側のゲートのところを通れば、周囲の雰囲気は一変して。
新世界へ。やはり、串カツが気になるものだが、先ほど阿倍野橋で昼食を済ませてきたばかり。ほとんどの店は開いていて、観光客もだいぶ戻ってきているか...と、コロナ禍も過去のものになりつつあると改めて実感。
【2023年1月5日12時48分】 大阪府大阪市浪速区恵美須東付近
新世界に来たからには、こちらも、もちろん、1枚。
【2023年1月5日12時54分】 阪堺電気軌道阪堺線・恵美須町電停付近
そこを抜けたところ、大通りの向こう側、知らないと通り過ぎてしまうようなところにあるのが、現在の恵美須町電停。
フェンスで囲まれて、何だか駐車場のようなところ。そこへ入っていくと片面ホームの、仮設ホームのような。
平野線があった当時からの旧駅、あの広々とした構内とは比べ物にならない寂しい感じ。
【2023年1月5日12時57分】 阪堺電気軌道阪堺線・恵美須町電停
1時間に2〜3本まで減らされて。もはや、すっかりローカル線である。<変態鉄>が初めて阪堺電車に乗った1990年代はじめには恵美須町〜浜寺駅前がメインだったように記憶している。誰もいないホームに、モ354号車「キーフェル」が折り返し待ちで停車中。
13時過ぎの電車で我孫子道へ。恵美須町から乗り込んだのは、自分ともう1人だけ、新今宮駅前から徐々に乗客は増え始め...
未練がましい、と言われるかも知れないが、やはり、我孫子道の車庫を覗いてみないと。朝の時点では、モ161形車は4両とも車庫の奥の方で休んでいた。午後から貸切運行が入っていれば、出庫してきたところとすれ違うかも知れないし、あるいは、「貸切」表示で車庫の手前の方に引き出されているかも知れない。
でも、やはり、そう甘くはなかったのである。
これで諦めもついた。この日はモ161形車が動くことはない、と。
ただ、このシーン、撮ってから見てみると、実は凄いシーンを撮っていた。
【2023年1月5日13時31分】 阪堺電気軌道・大和川検車区付近
モ161形車と「堺トラム」などの低床連接車以外の4形式は全てが広告塗装になっており、いつも車庫には色とりどりの電車が休んでいるが、この日は車庫の前側に停まっている電車が全部、「岡崎屋質店」。一番、両数の多い広告塗装だとは知っていたが、まさか全部、この塗装で揃う時があるなんて。
【2023年1月5日13時33分】 阪堺電気軌道・大和川検車区付近
そんな珍しいシーンにちょっとだけコーフンしながら...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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阪堺電車も、いつもの上町線は阿倍野区内を通り。住吉で阪堺線と別れた後は、帝塚山、北畠、松虫と。一方の阪堺線は西成区内を通り、今船、今池、新今宮駅前と「今」の電停が3つ続いて恵美須町。両者は数百メートルから1 kmほどの距離で南北に平行に走っているイメージだが、沿線風景は全然違っており。天王寺から新世界を経て新今宮のところまで。
【2023年1月5日12時57分】 阪堺電気軌道阪堺線・恵美須町電停
歩くと10分ちょっとの距離だが、街の雰囲気は全然違っており。運行本数の少なさもあって、阪堺線沿線で撮る機会は意外と少なく。
まぁ、だからモ161形車が恵美須町〜我孫子道の運用に入ってしまうと撮影地に困るのだが...、それはさておき。なかなか来る機会のない恵美須町へ。
数年前に駅移転により、何だか仮設駅のような寂しい感じになってしまって。…… ……
2023年1月5日(木)晴れのち曇り
天王寺動物園を避けるかのように北側へ迂回。
【2023年1月5日12時39分】 大阪府大阪市天王寺区茶臼山付近
旧黒田藩屋敷長屋門のところを通り。
何だか橋のような感じになっていて。高低差がどうなっているのか、歩いている本人もよくわかっておらず。
【2023年1月5日12時42分】 大阪府大阪市天王寺区茶臼山付近
でも、前方に見える通天閣の姿がだんだん大きくなってくることが分かるのである。
ちなみに、このとき、通天閣は工事中だった。
【2023年1月5日12時44分】 大阪府大阪市天王寺区茶臼山付近
前方には通天閣。
“橋”の上で立ち止まって、後ろを振り返れば市立美術館の建物が正面に見えて。戦前の建築かと思われる。
【2023年1月5日12時47分】 大阪府大阪市浪速区恵美須東付近
動物園の西側のゲートのところを通れば、周囲の雰囲気は一変して。
新世界へ。やはり、串カツが気になるものだが、先ほど阿倍野橋で昼食を済ませてきたばかり。ほとんどの店は開いていて、観光客もだいぶ戻ってきているか...と、コロナ禍も過去のものになりつつあると改めて実感。
【2023年1月5日12時48分】 大阪府大阪市浪速区恵美須東付近
新世界に来たからには、こちらも、もちろん、1枚。
【2023年1月5日12時54分】 阪堺電気軌道阪堺線・恵美須町電停付近
そこを抜けたところ、大通りの向こう側、知らないと通り過ぎてしまうようなところにあるのが、現在の恵美須町電停。
フェンスで囲まれて、何だか駐車場のようなところ。そこへ入っていくと片面ホームの、仮設ホームのような。
平野線があった当時からの旧駅、あの広々とした構内とは比べ物にならない寂しい感じ。
【2023年1月5日12時57分】 阪堺電気軌道阪堺線・恵美須町電停
1時間に2〜3本まで減らされて。もはや、すっかりローカル線である。<変態鉄>が初めて阪堺電車に乗った1990年代はじめには恵美須町〜浜寺駅前がメインだったように記憶している。誰もいないホームに、モ354号車「キーフェル」が折り返し待ちで停車中。
13時過ぎの電車で我孫子道へ。恵美須町から乗り込んだのは、自分ともう1人だけ、新今宮駅前から徐々に乗客は増え始め...
未練がましい、と言われるかも知れないが、やはり、我孫子道の車庫を覗いてみないと。朝の時点では、モ161形車は4両とも車庫の奥の方で休んでいた。午後から貸切運行が入っていれば、出庫してきたところとすれ違うかも知れないし、あるいは、「貸切」表示で車庫の手前の方に引き出されているかも知れない。
でも、やはり、そう甘くはなかったのである。
これで諦めもついた。この日はモ161形車が動くことはない、と。
ただ、このシーン、撮ってから見てみると、実は凄いシーンを撮っていた。
【2023年1月5日13時31分】 阪堺電気軌道・大和川検車区付近
モ161形車と「堺トラム」などの低床連接車以外の4形式は全てが広告塗装になっており、いつも車庫には色とりどりの電車が休んでいるが、この日は車庫の前側に停まっている電車が全部、「岡崎屋質店」。一番、両数の多い広告塗装だとは知っていたが、まさか全部、この塗装で揃う時があるなんて。
【2023年1月5日13時33分】 阪堺電気軌道・大和川検車区付近
そんな珍しいシーンにちょっとだけコーフンしながら...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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