師走の関西へ(4)長駅 [北条鉄道]
過去の写真を探していたのだが、やはり、この2月という時期、自分にとっては年間で最も忙しくなる時期でもあって、この時期に撮影した写真というのは少ないのである。
そんな中、毎週のように「行きたい」と書いて...、そのまま “狼少年” 状態になってしまっているのが小湊鐵道。
【2017年2月15日7時50分】 小湊鉄道線・上総村上-海士有木
もちろん、この西広の富士山バックは狙いたい1枚。でも、早起きして出かけるのがキツくて...。
来週こそ、何とか時間をつくって小湊キハを撮りに行きたいと思っているが、仕事は相変わらずで、果たして、どうなることか??
その小湊と同じ時期に同じJR東日本秋田支社のキハ40形を導入したのが北条鉄道。それを機に、ローカル私鉄間の “ヨコの関係” が深まったという面があるというのは両社のイベントで伺ったお話。両社は相互にキハ40形をあしらったポスターを掲示しており。
それにしても、2022年は、北条鉄道のキハ40の方が小湊鐵道のキハよりも撮りに行った回数が多い...という謎の展開なのである。
「いつでも行ける」という近さこそ、<鉄>にとって “最大の敵” なのかも知れない。
2022年、最後のキハ40形撮影は、北条鉄道で。
…… ……
2022年12月15日(木)晴れ
さぁ、9:39発の第616列車で撮影地へ。
【2022年12月15日9時33分】 北条鉄道北条線・北条町駅
外国人旅行客もいて、車内はほぼ全部のボックスシートに誰かが座っている...くらいの乗車率で発車。
この日の撮影は長駅から開始と決めていたのだが...
いつもは、播磨横田駅付近から始めるのだが、晴れてはいても雲が多い1日。いつもは、朝方が順光になる播磨横田を狙うのだが、この日は趣向を変えて。
【2022年12月15日9時50分】 北条鉄道北条線・長駅
やってきたのは、その隣の長駅だった。
この駅もクリスマスを前に、地元の方たちが中心となって装飾がなされており。
【2022年12月15日9時50分】 北条鉄道北条線・長駅
国登録有形文化財に指定されている駅舎、週末にはボランティア駅長が “勤務” するが、この日は駅もひっそりとしており。
この駅から少しだけ播磨横田方に戻ったところに下里川にかかる小さな鉄橋があって。その付近が画になりそうだと以前、訪れた際に、そう思って。
この付近、線路は南北に通っていて、西側には道路が並行しておりアクセスが容易だが、午前中だと東側から撮れるかと期待して。
【2022年12月15日10時30分】 北条鉄道北条線・長-播磨横田
ただ、実際に訪れてみれば白いガードレールが目立っていたり、背丈のある枯れ草が邪魔で...
画になる構図を考えて...ではなく、とりあえず、カメラを構えられる場所を見つけて。
石積みの橋脚、朱色のガーター橋も非常に良い雰囲気だが、撮れる足場が限られてしまい...苦し紛れの1枚を撮る以外になかった。
う?ん、撮る前から “消化試合” のような感じで。
全長14 kmほどの短い路線。悩んで入られない。
撮影地の移動時間を考えれば、次のキハはすぐにやってくるのである。
本当は別のポイントを狙っていたが、長駅の先、長の集落を抜けて播磨下里へ向けて左にカーブするあたり、第4種踏切近くから。
アウトカーブからのごく簡単なショットだったが...
【2022年12月15日10時50分】 北条鉄道北条線・播磨横田-長
ぬぁんと...
まさかの...
フレームアウトである。これはショックだった。朝一番の “撃沈” ショットに続いて。
フォルム時代を含めて鉄道写真を30年以上撮っていて...である。このごく簡単な、基本的なカットでフレームアウトである。
もう、このままカメラをバッグに仕舞って、高速バスで大阪に戻りたい気分。う?ん、何から何まで...うまくいかない1日である。
でも、昨日の阪堺も “空振り”、この日の北条鉄道も “途中棄権” なら「大阪に来て何も撮れずに帰った」ということにもなりかねず。
「何とか1枚だけでも?」と、気力を振り絞って。
もう少し、播磨下里側に進んだところ、線路際に小さな神社があって。
【2022年12月15日11時29分】 北条鉄道北条線・長-播磨横田
ネットでも作例がたくさん上がっている有名な地点だが、この日はカメラを構える人の姿は見られず。
ちょうど、青空が戻ってきたので、広角で空を大きく入れて。
ようやく、である。ようやく、この日、最初の “納得の1枚” を残すことができて。
何だか気分も...
【2022年12月15日11時50分】 北条鉄道北条線・播磨横田-長
歩いて数分。先ほどの踏切に戻って、ほぼ同じ立ち位置でもう一度。
先ほどは線路際のケーブルを気にするあまり、構図を誤ってしまった。今回はそこを気をつけて...
ちょうどキハの全体に光が回る時間帯になってきて。背後に長の集落の家々が入るので、ちょっとゴチャゴチャしやすい地点だがキハの姿を斜め前から正統派な捉え方で。
自分には珍しく、序盤でダメなのが中盤から持ち直す展開で...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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そんな中、毎週のように「行きたい」と書いて...、そのまま “狼少年” 状態になってしまっているのが小湊鐵道。
【2017年2月15日7時50分】 小湊鉄道線・上総村上-海士有木
もちろん、この西広の富士山バックは狙いたい1枚。でも、早起きして出かけるのがキツくて...。
来週こそ、何とか時間をつくって小湊キハを撮りに行きたいと思っているが、仕事は相変わらずで、果たして、どうなることか??
その小湊と同じ時期に同じJR東日本秋田支社のキハ40形を導入したのが北条鉄道。それを機に、ローカル私鉄間の “ヨコの関係” が深まったという面があるというのは両社のイベントで伺ったお話。両社は相互にキハ40形をあしらったポスターを掲示しており。
それにしても、2022年は、北条鉄道のキハ40の方が小湊鐵道のキハよりも撮りに行った回数が多い...という謎の展開なのである。
「いつでも行ける」という近さこそ、<鉄>にとって “最大の敵” なのかも知れない。
2022年、最後のキハ40形撮影は、北条鉄道で。
…… ……
2022年12月15日(木)晴れ
さぁ、9:39発の第616列車で撮影地へ。
【2022年12月15日9時33分】 北条鉄道北条線・北条町駅
外国人旅行客もいて、車内はほぼ全部のボックスシートに誰かが座っている...くらいの乗車率で発車。
この日の撮影は長駅から開始と決めていたのだが...
いつもは、播磨横田駅付近から始めるのだが、晴れてはいても雲が多い1日。いつもは、朝方が順光になる播磨横田を狙うのだが、この日は趣向を変えて。
【2022年12月15日9時50分】 北条鉄道北条線・長駅
やってきたのは、その隣の長駅だった。
この駅もクリスマスを前に、地元の方たちが中心となって装飾がなされており。
【2022年12月15日9時50分】 北条鉄道北条線・長駅
国登録有形文化財に指定されている駅舎、週末にはボランティア駅長が “勤務” するが、この日は駅もひっそりとしており。
この駅から少しだけ播磨横田方に戻ったところに下里川にかかる小さな鉄橋があって。その付近が画になりそうだと以前、訪れた際に、そう思って。
この付近、線路は南北に通っていて、西側には道路が並行しておりアクセスが容易だが、午前中だと東側から撮れるかと期待して。
【2022年12月15日10時30分】 北条鉄道北条線・長-播磨横田
ただ、実際に訪れてみれば白いガードレールが目立っていたり、背丈のある枯れ草が邪魔で...
画になる構図を考えて...ではなく、とりあえず、カメラを構えられる場所を見つけて。
石積みの橋脚、朱色のガーター橋も非常に良い雰囲気だが、撮れる足場が限られてしまい...苦し紛れの1枚を撮る以外になかった。
う?ん、撮る前から “消化試合” のような感じで。
全長14 kmほどの短い路線。悩んで入られない。
撮影地の移動時間を考えれば、次のキハはすぐにやってくるのである。
本当は別のポイントを狙っていたが、長駅の先、長の集落を抜けて播磨下里へ向けて左にカーブするあたり、第4種踏切近くから。
アウトカーブからのごく簡単なショットだったが...
【2022年12月15日10時50分】 北条鉄道北条線・播磨横田-長
ぬぁんと...
まさかの...
フレームアウトである。これはショックだった。朝一番の “撃沈” ショットに続いて。
フォルム時代を含めて鉄道写真を30年以上撮っていて...である。このごく簡単な、基本的なカットでフレームアウトである。
もう、このままカメラをバッグに仕舞って、高速バスで大阪に戻りたい気分。う?ん、何から何まで...うまくいかない1日である。
でも、昨日の阪堺も “空振り”、この日の北条鉄道も “途中棄権” なら「大阪に来て何も撮れずに帰った」ということにもなりかねず。
「何とか1枚だけでも?」と、気力を振り絞って。
もう少し、播磨下里側に進んだところ、線路際に小さな神社があって。
【2022年12月15日11時29分】 北条鉄道北条線・長-播磨横田
ネットでも作例がたくさん上がっている有名な地点だが、この日はカメラを構える人の姿は見られず。
ちょうど、青空が戻ってきたので、広角で空を大きく入れて。
ようやく、である。ようやく、この日、最初の “納得の1枚” を残すことができて。
何だか気分も...
【2022年12月15日11時50分】 北条鉄道北条線・播磨横田-長
歩いて数分。先ほどの踏切に戻って、ほぼ同じ立ち位置でもう一度。
先ほどは線路際のケーブルを気にするあまり、構図を誤ってしまった。今回はそこを気をつけて...
ちょうどキハの全体に光が回る時間帯になってきて。背後に長の集落の家々が入るので、ちょっとゴチャゴチャしやすい地点だがキハの姿を斜め前から正統派な捉え方で。
自分には珍しく、序盤でダメなのが中盤から持ち直す展開で...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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