秋晴れの夷隅路にキハ28を撮りに（３） [いすみ鉄道]
今週末から４月まで＜変態鉄＞はカレンダーが青や赤の日は休むことができない勤務シフトの時期に入る。運が良ければ、一度くらい休めるかも知れないのだが...
尤も、平日に公休日は一応、あるにはあるのだが、仕事が遅れていたり、あるいは自分が疲れていて面倒くさくなったり。なかなか＜鉄＞活動の時間がとれないまま、暑い時期を迎えていくのが例年のパターン。だから、１月のうちに＜鉄＞活動を楽しんでおきたくて...
【2022年10月30日12時47分】 いすみ鉄道・新田野－上総東
正月の阪堺電車、15日の水島臨海鉄道と撮影には出かけているが、前者はモ161形車の出番が少なく、後者は天気に恵まれず、何だか消化不良感の強い１月になってしまって。しかも、今年は１月の後半に入ってから厳しい寒波がやってきて...
＜変態鉄＞のアパートの部屋、暖房をつけていても寒くて部屋の中でもコートが手放せない。昨年よりも寒さが厳しい気がするのである。
ちなみに、自分にとっては...、空気が乾燥していることもあるのかも知れないが富山の冬より東京の冬の方が寒さが厳しいように感じる。
さて、10月のいすみ鉄道の話題。いよいよ、キハの急行が通過する時刻。
…… ……
2022年10月30日（日）晴れ
上総中野ゆき第63D列車が国吉駅でキハの急行・第102D列車と交換する。
【2022年10月30日12時35分】 いすみ鉄道・上総東ー新田野
その段階になっても、徐々にクルマで追いかけてきた “同業者さん” が続々。この地点と新田野駅の間に小さな踏切が１つあるのだが、その横にクルマを停めてカメラを構える人も...。
こちらで構えているものの構図に、白い車体がハッキリ写り込んでしまうのに...、まったくお構いなし。最もイライラする場面である。新田野で撮ったあと思いっきりクルマを飛ばして、西大原あたりで、もう１箇所と狙っているのだろうか。余裕のない人が増えてくるのも、この “最後の時期” の鬱陶しさ。
とはいえ、自分たちの方が構図を調整して回避するしか無いのである。
【2022年10月30日12時47分】 いすみ鉄道・新田野－上総東
さぁ、踏切が鳴って。
緊張の瞬間、通り過ぎる列車がフレームアウトするまでレリーズボタンを握り続けるわけで。撮った瞬間、心地よい手応え。
キハ28 2346号車の順光カットを撮ることができて。早起きして出かけてきた甲斐があったと思える瞬間である。
さぁ、急行102D列車で大原駅に着いたキハは30分ほどで折返して、13時半にここに戻ってくる。
＜徒歩鉄＞にとって撮影地の選択の余地は...
新田野駅を過ぎて国吉方に入ったところの田園地帯、これまで何度も撮っている場所だが、そこなら人が大勢居ても撮れるポジションは見つかりそう。
足早にそちらに向かったのである。
自分の、一番、気に入っている撮り方はできそうになく。
平凡な線路沿いからのカット。先ほどキハ28側で撮ったので、今度は順光のキハ52側を。
【2022年10月30日13時39分】 いすみ鉄道・新田野ー国吉
ちょっとでも変化をつけて縦位置で。線路のバック、北側は住宅街が広がっているのだがちょっとだけ木立があって。バックの住宅が写らないように調整して。秋の透き通った青空も良い感じ。
40代も折返しが近づいてきて。自分の撮る鉄道写真も少しずつ変化しており。典型的な列車写真も撮るけれど、徐々に広角側で風景を取り入れながら撮る画が増えている気がする。
【2022年10月30日13時39分】 いすみ鉄道・新田野ー国吉
後ろの踏切を過ぎて、もう少し田んぼの中を進めば、木立の中へ...
あの木々の後ろには夷隅川が流れていて、その鉄橋を渡れば、すぐに国吉駅の構内である。
実質1往復、3度の撮影チャンス、どれも納得できるカットを残すことができて。久々に大満足の１日になったのである。
…… ……
いまからタクシーを呼んで大急ぎで大多喜に戻れば、14:42発のバスターミナル東京八重洲ゆき高速バスに間に合うのだが...
せっかく、最近、あまり来なかった新田野まで来たのだから、ゆっくり帰ろうと。
【2022年10月30日13時43分】 国吉ー新田野
そう思うと、周囲の “同業者さん” が大急ぎでカメラを片付けて、次の撮影地へと急ぐ中、＜変態鉄＞だけはそのまま...
そう、急行第103D列車は国吉駅で上り第62D列車と交換する。この晴天、黄色い列車も記録しておきたくて。ほぼ同じ構図で。キハがいる限り、脇役であることには違いなかろうが、350形単行も、決して魅力のない被写体ではない。
先ほどの後追いカットに写っている踏切を渡って、住宅街の中を北の方へ少し歩くと国道に突き当たる。そう、国府台のファミマの横の交差点に出るのである。ここを左折して夷隅川を渡って、クルマ通りの多い道の路肩を気をつけて歩けば、まもなく国吉駅前に出ることができて。
【2022年10月30日14時14分】 いすみ鉄道・国吉駅
久しぶりの国吉駅。
保存車の様子も見ておきたかった。構内には、いすみ鉄道応援団の姿。
列車の発着がない時間帯でもクルマで訪れた観光客が駅内をめいめいに散歩しており。
ただ、気になるのは上りホームのベンチ付近。応援団のメンバーが屋根付きのベンチを “占拠” して談笑しながらタバコを吸っており。
被り物姿が受けてメディアにもたびたび登場して、応援団の活動が、たしかにいすみ鉄道の知名度向上、観光客誘致に貢献している部分はあろうが...。
観光客は訪れているものの、あの頃の賑わいは失われていると感じたのは、売店を廃止しただけが理由ではないような気がしている。
【2022年10月30日14時09分】 いすみ鉄道・国吉駅
下りホームから撮る保存車たち。キハ30形は体験運転に使われており。一方の206号車は...。
この車両こそ、木原線転換に際して導入された中の１両だが、だんだん車体の傷みが目立ってきているような。う〜ん、この車両の再塗装・整備のクラウドファンディングなどあったら、ぜひ支援したいと思うのだが。
【2022年10月30日14時13分】 いすみ鉄道・国吉駅
最後に、キハ30 62号車の顔をアップで。
この隣にキハ28 2346号車がやってくる...ということが、つい最近、発表されたが。そうなる頃にこの駅をぜひ再訪したいと思っている。
さぁ、国吉駅をあとにして。
【2022年10月30日14時20分】 千葉県いすみ市苅谷付近
駅前の国道に戻って数分歩くと苅谷丁字路に出る。その先にバス停があって。（つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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尤も、平日に公休日は一応、あるにはあるのだが、仕事が遅れていたり、あるいは自分が疲れていて面倒くさくなったり。なかなか＜鉄＞活動の時間がとれないまま、暑い時期を迎えていくのが例年のパターン。だから、１月のうちに＜鉄＞活動を楽しんでおきたくて...
【2022年10月30日12時47分】 いすみ鉄道・新田野－上総東
正月の阪堺電車、15日の水島臨海鉄道と撮影には出かけているが、前者はモ161形車の出番が少なく、後者は天気に恵まれず、何だか消化不良感の強い１月になってしまって。しかも、今年は１月の後半に入ってから厳しい寒波がやってきて...
＜変態鉄＞のアパートの部屋、暖房をつけていても寒くて部屋の中でもコートが手放せない。昨年よりも寒さが厳しい気がするのである。
ちなみに、自分にとっては...、空気が乾燥していることもあるのかも知れないが富山の冬より東京の冬の方が寒さが厳しいように感じる。
さて、10月のいすみ鉄道の話題。いよいよ、キハの急行が通過する時刻。
…… ……
2022年10月30日（日）晴れ
上総中野ゆき第63D列車が国吉駅でキハの急行・第102D列車と交換する。
【2022年10月30日12時35分】 いすみ鉄道・上総東ー新田野
その段階になっても、徐々にクルマで追いかけてきた “同業者さん” が続々。この地点と新田野駅の間に小さな踏切が１つあるのだが、その横にクルマを停めてカメラを構える人も...。
こちらで構えているものの構図に、白い車体がハッキリ写り込んでしまうのに...、まったくお構いなし。最もイライラする場面である。新田野で撮ったあと思いっきりクルマを飛ばして、西大原あたりで、もう１箇所と狙っているのだろうか。余裕のない人が増えてくるのも、この “最後の時期” の鬱陶しさ。
とはいえ、自分たちの方が構図を調整して回避するしか無いのである。
【2022年10月30日12時47分】 いすみ鉄道・新田野－上総東
さぁ、踏切が鳴って。
緊張の瞬間、通り過ぎる列車がフレームアウトするまでレリーズボタンを握り続けるわけで。撮った瞬間、心地よい手応え。
キハ28 2346号車の順光カットを撮ることができて。早起きして出かけてきた甲斐があったと思える瞬間である。
さぁ、急行102D列車で大原駅に着いたキハは30分ほどで折返して、13時半にここに戻ってくる。
＜徒歩鉄＞にとって撮影地の選択の余地は...
新田野駅を過ぎて国吉方に入ったところの田園地帯、これまで何度も撮っている場所だが、そこなら人が大勢居ても撮れるポジションは見つかりそう。
足早にそちらに向かったのである。
自分の、一番、気に入っている撮り方はできそうになく。
平凡な線路沿いからのカット。先ほどキハ28側で撮ったので、今度は順光のキハ52側を。
【2022年10月30日13時39分】 いすみ鉄道・新田野ー国吉
ちょっとでも変化をつけて縦位置で。線路のバック、北側は住宅街が広がっているのだがちょっとだけ木立があって。バックの住宅が写らないように調整して。秋の透き通った青空も良い感じ。
40代も折返しが近づいてきて。自分の撮る鉄道写真も少しずつ変化しており。典型的な列車写真も撮るけれど、徐々に広角側で風景を取り入れながら撮る画が増えている気がする。
【2022年10月30日13時39分】 いすみ鉄道・新田野ー国吉
後ろの踏切を過ぎて、もう少し田んぼの中を進めば、木立の中へ...
あの木々の後ろには夷隅川が流れていて、その鉄橋を渡れば、すぐに国吉駅の構内である。
実質1往復、3度の撮影チャンス、どれも納得できるカットを残すことができて。久々に大満足の１日になったのである。
…… ……
いまからタクシーを呼んで大急ぎで大多喜に戻れば、14:42発のバスターミナル東京八重洲ゆき高速バスに間に合うのだが...
せっかく、最近、あまり来なかった新田野まで来たのだから、ゆっくり帰ろうと。
【2022年10月30日13時43分】 国吉ー新田野
そう思うと、周囲の “同業者さん” が大急ぎでカメラを片付けて、次の撮影地へと急ぐ中、＜変態鉄＞だけはそのまま...
そう、急行第103D列車は国吉駅で上り第62D列車と交換する。この晴天、黄色い列車も記録しておきたくて。ほぼ同じ構図で。キハがいる限り、脇役であることには違いなかろうが、350形単行も、決して魅力のない被写体ではない。
先ほどの後追いカットに写っている踏切を渡って、住宅街の中を北の方へ少し歩くと国道に突き当たる。そう、国府台のファミマの横の交差点に出るのである。ここを左折して夷隅川を渡って、クルマ通りの多い道の路肩を気をつけて歩けば、まもなく国吉駅前に出ることができて。
【2022年10月30日14時14分】 いすみ鉄道・国吉駅
久しぶりの国吉駅。
保存車の様子も見ておきたかった。構内には、いすみ鉄道応援団の姿。
列車の発着がない時間帯でもクルマで訪れた観光客が駅内をめいめいに散歩しており。
ただ、気になるのは上りホームのベンチ付近。応援団のメンバーが屋根付きのベンチを “占拠” して談笑しながらタバコを吸っており。
被り物姿が受けてメディアにもたびたび登場して、応援団の活動が、たしかにいすみ鉄道の知名度向上、観光客誘致に貢献している部分はあろうが...。
観光客は訪れているものの、あの頃の賑わいは失われていると感じたのは、売店を廃止しただけが理由ではないような気がしている。
【2022年10月30日14時09分】 いすみ鉄道・国吉駅
下りホームから撮る保存車たち。キハ30形は体験運転に使われており。一方の206号車は...。
この車両こそ、木原線転換に際して導入された中の１両だが、だんだん車体の傷みが目立ってきているような。う〜ん、この車両の再塗装・整備のクラウドファンディングなどあったら、ぜひ支援したいと思うのだが。
【2022年10月30日14時13分】 いすみ鉄道・国吉駅
最後に、キハ30 62号車の顔をアップで。
この隣にキハ28 2346号車がやってくる...ということが、つい最近、発表されたが。そうなる頃にこの駅をぜひ再訪したいと思っている。
さぁ、国吉駅をあとにして。
【2022年10月30日14時20分】 千葉県いすみ市苅谷付近
駅前の国道に戻って数分歩くと苅谷丁字路に出る。その先にバス停があって。（つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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2023-01-30 01:00
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