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2022.10 関西・九州へ(6)まさかの佐世保 [3セク鉄道「鉄印」の旅]

各鉄道事業者のダイヤ改正は基本的に3月第2週の土曜日のことが多い。JRグループのダイヤ改正に合わせる形。
ただ、他線との接続のない各線でも2~3月にダイヤ改正を行うのは、年度末と言うこともあるのだろうか。阪堺電車は2月4日にダイヤを改訂するようで。

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【2022年12月16日13時27分】 阪堺電気軌道上町線・住吉電停付近

やはり...

といった感じだが、6分サイクルの上町線を6, 8分サイクルにするみたい。たぶん、天王寺駅前-あびこ道間で1時間あたり2本程度の減便だろうか。いままではパターン化された分かりやすいダイヤだったが、ちょっと複雑化しそう。
でも、ということは、日中、運用に入っている電車の数が減ることを意味するので、古豪モ161形車の姿を撮りたいと願う<変態鉄>にとっては辛いことである。

今回は平日の朝晩ラッシュ時などは減便の対象となっていないので、即、必要な電車の数が減ることは意味しないだろうが、それにしても...
古い車両を撮る者としては、常に「いつまでもあると思うな」、不安との闘いでもあって。

住吉大社初詣輸送も、以前に比べたら、だいぶ少なくなった感もあって、来年は少し持ち直すのか、あるいは輸送体制も年々縮小の流れになってくるのか心配なのである。<変態鉄>は2日の昼から“参戦”予定。
住吉の線路際で見つけた際には、ぜひ大きな声で「おいっ!! そこの<変態野郎>!!」と叫んでいただけるとありがたい。ただし、人違いだったときは自己責任で。

さて、引き続き10月の九州の話題。長崎空港は初めて。
九州は玄関口の福岡空港が市街地にあって便利すぎる半面、ほかの空港は市内から大きくハズレたところにあって。長崎空港も大村湾の、長崎駅にも佐世保駅にも、ちょっと遠い中途半端な立地である。

……  ……

2022年10月23日(日)晴れ

ホンの少し遅れて、10:10過ぎに長崎空港に着陸である。自分にとって長崎というのは雨の降っている街というイメージである。

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【2022年10月23日10時14分】 NH781便(JA54AN)機内

そう、

  ♪ 長崎は 今日も 雨だった~

と口ずさみたくなるが、この日の長崎は快晴だった。(でも、“東京砂漠”の方が好き)

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【2022年10月23日10時32分】 長崎県大村市箕島町・長崎空港

江戸時代の鎖国時代も出島を通じた海外貿易が行われた地だけあって、どことなく他の街とは違った感じが...

でも、この日はその長崎に向かうバスには乗らないのである。各方面の連絡バスが停車する横を抜けてタクシー乗り場後方へ。そこに1台のハイエースが。運転手さんに、名前を告げて1,700円の料金を払って車内へ。

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【2022年10月23日11時53分】 長崎県佐世保市三浦町・佐世保駅港口付近

「3人ですから...」、荷物はトランクに入れずに空いている座席の上に。
そう、予約制のジャンボタクシーにしたのである。バスよりも300円高い代わりに直行になる分、所要時間が20分ほど短い。乗車予定の1人がなかなか現れず、予定より少し遅れて10:52頃に出発。
大村市街地を抜けると10分ほどで高速道路へ。11:40頃、佐世保大塔ICを通過、すぐに佐世保駅前に到着である。

以前、佐世保駅に来たのは2000年頃だったと記憶している。まさに“葬式鉄”だが、特急寝台「あかつき」号の佐世保乗り入れが廃止になるとき、車内放送を録音したくて訪れたとき以来。
いつの間にか、駅は高架になっており。

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【2022年10月23日11時56分】 松浦鉄道西九州線・佐世保駅

いよいよ、3セク鉄道「鉄印帳」の旅。

でも...

お目当ての松浦鉄道乗り場へと続く階段がちょっと分かりづらくて、モタモタしてしまった。そして、何よりダメだったのは<鉄>のクセして時刻表を確かめていなかったのである。、
ちょうどホームには、伊万里ゆきが停車中。でも、安心して写真を撮っていたら...

そう、11:53発の第336D列車、すでに発車時刻だったのである。写真を撮っている内に非情にも扉が閉まり...う~ん。

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【2022年10月23日11時59分】 松浦鉄道西九州線・佐世保駅

佐世保駅でも「鉄印」を買うことはできる。そして、佐世保から高速バスで福岡(天神)入りしてホテルで休んだ方がラク。でも、せっかく来たのに、この長大ローカル線を味わわないまま帰るのも<鉄>として...
佐世保鉄道を国鉄線に編入し、その後、延伸開業させた区間と合わせて、西九州をグルッと1周するのが旧国鉄松浦線、それが国鉄末期に特定地方交通線として3セク転換されたのが、現在の松浦鉄道。

多くの区間が昭和初期、戦前に開業しており(全通は1945年(昭和20年)のこと)、その分、歴史的な構造物も多く。

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【2022年10月23日11時59分】 松浦鉄道西九州線・佐世保駅

最後の開業となった吉井付近のコンクリート製のアーチ橋は国登録有形文化財になっており。
現地で見ることのできない、そのプレートは佐世保駅構内、ベンチの並んだスペースにひっそりと展示されており。後ろには、JRの高架ホームへと続く連絡改札口。
そのカウンターで、「鉄印」とフリーきっぷを。

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【2022年10月23日12時07分】 佐世保線・佐世保駅

ちょうど、JRの高架ホームの端の、やはり、欠き取りホームのような感じで片隅に小さなホーム1面、それが松浦鉄道乗り場。
ベンチに座って向こうを眺めると、JR線ホームでは折り返し待ちだろうか、783系「ハイパーサルーン」の姿。

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【2022年10月23日11時56分】 松浦鉄道西九州線・佐世保駅

目指す、たびら平戸口駅へは伊万里ゆきに乗らないとならないが、この時間帯の伊万里ゆきは、およそ1時間ヘッド。その前に、12:38発の佐々ゆき。佐世保近郊の区間列車があって。
とりあえず、それに乗って佐々まで前進してみることにした。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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