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10月2日「水島臨海鉄道 鉄道の日2022」イベント(6)5両ドリーム編成 <後編> [水島臨海鉄道]

たぶん...

この記事、いつもの通り、予約投稿なので“予定稿”になってしまうのだが21日の夜に、拙ブログ「金失いの道ゆけば Part 2」の総閲覧数が

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に達する運びとなって。SSブログのPV数の集計方法が変わって以来、伸びが緩やかになっていたものの着実にその数を増やしてきており。このようなブログをご覧いただいている皆さんに、改めて御礼申し上げます。

さて、そんな区切りの日も、引き続き、10月2日の「水島臨海鉄道 鉄道の日2022」イベントの話題。

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【2022年10月2日14時25分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

いよいよ、国鉄型気動車5両のドリーム編成が完成。撮影会に向けての構内移動が行われ...

……  ……

2022年10月2日(日)晴れ

14時半に近づいて。立ち入り規制のテープが外されて、倉タの東半分も“解禁”。

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【2022年10月2日14時24分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

大急ぎで移動して場所取り。幸い、高架の道路を潜った先の通路付近、かなり良いポジションをキープすることができた。

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【2022年10月2日14時25分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

倉タ構内は、かなり広大なのだが、三菱自工前駅に隣接する自動車メーカーの工場から出荷されるクルマの仕上げと積み込みを行うホームの他、車両基地機能やCTCなどに関する建屋は西半分に集中しており、東半分は「貨物ターミナル」に相応しい開けたスペースがあって。
道路の下を潜った先でカメラを構えて、順光側、キハ30 100号車の方から後追いで。これが撮れただけでも、倉敷まで来た甲斐があったというもの。

多くの<鉄>が集まったが、それでも、イベント列車の発着時のような“怒号と罵声が飛びかって...”みたいな雰囲気にはならず。撮影場所に余裕があるためか、少し待てば望んだ構図で撮れる状況にあって。

コンテナターミナルとして、トップリフターなど連れてきて、そのまま荷役を行えそうなスペース。(でも、現在、倉タはコンテナ列車の扱いは無いみたいで...)
だから、線路沿いで思いっきり引きをとることができる。ということで、キハ1両ずつのサイドビューを撮ってみようと思い立った<変態鉄>。

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【2022年10月2日14時30分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

西側(下り方)先頭はキハ30 100号車。1966年製、国鉄一般気動車色に塗られているのは久留里線時代に復刻されて以来。
やはり、外吊り扉が大きな特徴。唯一の両運転台車は予備車としての役割で、非冷房のままなので例年、この「鉄道の日」のイベントから5月の大型連休までに限っての運用。

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【2022年10月2日14時29分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

2両目は、キハ37 102号車。青い水島色になっており。
冷房の効きが良い...ということで、夏場の運用は、この色の編成が中心になっているみたい。自分が撮りに訪れても「青編成」には、よく出会うのである。

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【2022年10月2日14時30分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

3両目は、キハ38 104号車。白地に赤帯は国鉄末期に、この車両が登場した当初の八高線カラー。
先頭のキハ30形は、35系ディーゼル動車の両運転台バージョン。その基本形式、キハ35形を国鉄末期にリフレッシュ(車体更新)したのが、このキハ38形。
その際に冷房が取り付けられたが、いわゆるバス型のサブエンジン方式であまり効きが良いとは言えず。国鉄型の中で妙に新車風の外観を持つ1両、高校生当時の<変態ガキ鉄>は、八高線でこの形式に当たったときは、正直、「ハズレ」だと思ったのだった。

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【2022年10月2日14時31分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

そして、4両目は、キハ37 103号車。国鉄時代、オリジナルのエンジンにこだわって開発が続けられたディーゼル動車、汎用の船舶エンジンを採用し、分割民営化後を睨んだローカル線車両の試作的な位置づけで制作されたが、5両だけが製造されるにとどまり。
そうした新しい考え方を採用した車両...ということもあってか、当時の国鉄キハの標準塗装だった“首都圏色”(朱色5号)とは色調の異なる車体色(赤11号)になった。
ネット上には“首都圏色”と書かれていることが多いが、晴れているときに見れば、その色調の違いは明らか。

「国鉄型」としては最末期の製造、しかも僅か5両だけの超マイナー形式だが、それが3両も残っているというのもちょっと不思議な。

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【2022年10月2日14時31分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

上り方(倉敷市側)先頭を務めたのが、キハ205号車。1965年にキハ20 321号車として製造され、四国島内で活躍、国鉄がJRになるのに前後する形で水島入りして以来、30年以上を倉敷で過ごしている。
国鉄に居た頃よりも長くなっているのである。大学生の頃に初めて出会って以来、魅せられて、何度も、この路線に通うキッカケになった車両である。

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【2022年10月2日14時33分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

と、まさにドリーム編成。5両編成のうち、3両がクラウドファンディングで整備・塗装変更された車両、5両で4形式というのもディーゼル動車らしい編成。

晴れた分、側面には光が回ってキレイだが、残念ながらキハ205号車は逆光側の先頭になり。自由に連結できるのがキハの特長、来年は逆編成を期待したい。

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【2022年10月2日14時34分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

というわけで、人だかりができていたものの、キハ205号車側からの撮影は...
ただ、秋の午後の陽射しが車体を照らしている、その雰囲気はこちらの方が出ており。「キハ205号車の顔を黒潰れさせないように...」とだけ考えて悪戦苦闘していた<変態鉄>だが、もっとセンスの...絵心のある方だったら、こういうシーンを美しく切り取るのかも知れない。

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【2022年10月2日14時38分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

早々にキハ30側、西側の順光サイドに戻って、撮りながら、もとのポジションに戻るときの構内運転を撮ろうと待ち構えたのだった。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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