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北陸鉄道「8802編成引退記念 8801編成復刻ラッピング撮影会」(3) [北陸鉄道]

沿線に住んで四半世紀。だから、やはり、井の頭線の話題となると自分の歩みと重なる部分も多くて。書いているうちにアレコレ思い出されてくるのである。
このイベント、北陸鉄道の皆さんはいろいろな文献を調べられたみたいで、井の頭線当時の3000系狭幅車の姿を再現して...

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【2022年9月11日13時58分】 北陸鉄道・内灘検車区

ただし、このイベント、決して広くはない内灘検車場での撮影会、車両の移動などは無し、他車の展示なども無く。
つまり、同社8800形の2編成を正面から撮るだけ...ということで、同じような写真が続いてしまうのだが...……  ……

2022年9月11日(日)晴れ

14時前に内灘駅へ。ここから一般客と別の通路へ。駅前広場を抜けてトイレと駐輪場の先を左に入れば内灘検車場。現在の浅野川線は2両編成5本が配置されており。
「検車場」といっても、その留置線と検修庫があるくらい。決して広い訳では無く。ちょうど、内灘駅のホームの向かい側に当たる位置に。

トップ写真は8802編成の反対側(内灘側)、あちらは隷書体で、渋谷と吉祥寺を併記してあるタイプの方向幕。

80年台くらいまでは、この書体だったそうで。自分は<鉄>な本の中の写真でしか見たことがない表示。
その後、90年台、<変態鉄>が移り住む頃には、ダイヤ上、両終端駅での折返し時に急行と各停の種別が変わる運用が増加し、「急」の丸看板の掲出は中止されていた。自分が乗るようになった頃には横書き・ゴシック体の表示だった。

さぁ、まずは同編成の北鉄金沢側に井の頭線時代末期の姿を再現。自分が沿線に引っ越してきたときは、3000系電車はこの姿に近く。

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【2022年9月11日14時00分】 北陸鉄道・内灘検車区

このヘッドマーク。サクラの名所としても知られる井の頭公園、地元に住んでいると意外と行く機会がないのだが...
現在も、井の頭公園が混雑する際には、急行を井の頭公園駅に臨時停車させる措置がとられる。
毎年、掲出期間が短いこともあって自分はあまり印象に残っていない。ちなみに、駒場東大前駅も隣接する某大学のイベント時などに急行の臨時停車の措置がとられるが、こちらは何も掲出されないはず。

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【2022年9月11日13時59分】 北陸鉄道・内灘検車区

折返しの発車を待つ8912編成が内灘駅ホームに停車中。浅野川線に残る井の頭線3000系3本が並んだ瞬間である。

それにしても...

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【2022年9月11日14時00分】 北陸鉄道・内灘検車区

60年間近くにわたった井の頭線3000系の各時代の姿を、極めて細かい作り込みで再現していただけた、参加したことのある撮影会の中でも、かなりマニアックかつ完成度の高いものだったが...
同じ車両を撮り続ける上に、お世辞にも広いとは言えない場所。写真としては“間違い探し”的に同じようなものばかりになってしまって、ブログとしては、ちょっと苦しい展開にならざるを得ないのである。

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【2022年9月11日14時01分】 北陸鉄道・内灘検車区

15~20分毎に方向幕を変更してくれるので、それを待ちながら...

いや、それにしても暑い。

<変態鉄>の足りないアタマで必死に考えて、少しでも変化のある画を...。

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【2022年9月11日14時01分】 北陸鉄道・内灘検車区

ということで、片方ずつアップで。

8801編成は、井の頭線3000系のトップナンバー編成。こちらは8811号車の、外から見える部分だけをブルーグリーンの井の頭線時代を再現しており。
この姿で営業運転に就くわけでは無いようで。この日の撮影会限りの姿である。

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【2022年9月11日15時01分】 北陸鉄道・内灘検車区

反対側、8801号車は検修庫の中。本当はこちらが順光側なのだが...
2編成並びということで、逆光側の8811号車側での撮影となっているわけで。こちらは、北鉄カラーのオレンジ色のままの姿で公開されており。
撮影会の間も、こちらの庫内では北鉄グッズ類の販売などが行われており。ちょうど、炎天下の撮影会の休憩場所みたいな感じに...

方向幕も北鉄仕様のものだが「粟崎海岸」駅までの区間は半世紀ほどまえに廃線になっており、この車両が走ったことはない。

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【2022年9月11日14時04分】 北陸鉄道・内灘検車区

真っ正面から撮ることが前提の撮影会ではあるものの、頑張れば正面がちでも少しだけ側面を入れて撮ることも...
もう悪足掻きの範囲ではあるが...

この撮影会の告知や郵送されてきた書面でも「井の頭線時代を完全に再現するわけではない」と、わざわざ注記が入っていたのは、側帯が太い点等だろうか。
井の頭線3000系らしく細帯だけにすれば...と自分も思ったのだったが、よく考えてみれば、北鉄のオレンジ色の側帯(たぶんステッカー)を剥がして貼り替えるのではなく、上から貼っているのではないか...と。

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【2022年9月11日14時18分】 北陸鉄道・内灘検車区

それにしても、見事に晴れて。
暑いので、仮設されたテントの周辺で休みながらの撮影。この「急行 渋谷」はほぼ撮り終えた感じで、方向幕の変更を待っていたのだった。

ちょうどそんなタイミングで、03系が北鉄金沢からの定期営業列車で到着、普段は関係者以外、絶対に見ることができない視点で。

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【2022年9月11日14時19分】 北陸鉄道・内灘検車区

さぁ、それでは最初の“幕回し”ならぬ“幕貼り替え”。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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