最後のキハ28を ＜速報版＞

大相撲も中日を迎え。こちらも非常に気になるところだが、来週で運用を退くことが発表されているキハ28 2346号車を撮りに大多喜へ。
掲出して走っている姿を撮るチャンスが無かった「大型準急ヘッドマーク」を掲げて走る姿をどうしても撮りたくて。

いつも書いている通り、悩ましいのは、いまのキハのダイヤ、晴れればほぼすべての撮影地でニハチ側は逆光になること。もし、晴れていたら高速バスではなく外房線特急、大原乗換で新田野に直行して勝負を賭けようと思っていた。
でも、幸い(??)、「朝から曇りで昼前から雨」という、キハ28撮影には絶好のコンディション。


【2022年11月20日13時52分】　いすみ鉄道・上総中川－城見ヶ丘

大多喜病院付近の「祠ポイント」は、ちょうど銀杏が色づいており、多くの＜鉄＞が集結していた。確かに普段よりも遙かに人は多かったが、この天気も手伝ってか、トラブルになるほどの人数ではなく。
撮影中はポツリポツリ、雨が落ちてきてカメラにタオルを被せることはあったものの、傘をさすほどにはならず。ずっとドン曇り、雨の降りだしだけ遅れるという最高の天気だった。

朝5時過ぎに起きて、今期初めて「ヒートテック」を着込んで。
……　　……

2022年11月20日（日）曇り

東京の朝もドン雲り。それでも、雲の隙間から薄日が射していたり...
6時半の井の頭線でスタート。新宿から中央線で7時過ぎに東京駅。地下道を通って「バスターミナル東京八重洲」。

＜変態鉄＞が乗る勝浦・御宿線は7:50発、その前の7:40発が同じ11番のりばからの安房鴨川ゆき「アクシー」号。いつも、こちらが満席で、勝浦線を待つ人は少ない...筈が。
なぜか、勝浦線の列だけが長く長く伸びて。


【2022年11月20日9時07分】　千葉県夷隅郡大多喜町船子付近

普段、7:50発の御宿ゆきは京成バス（長沼）の担当便だったはずだが、現れたのは日東交通バス。でも、確かに「御宿ゆき」の表示。
「増発車です!!」とのこと。7:45頃、列の途中までで満席になったので定刻より早く発車。9時頃、予定よりだいぶ早く大多喜バス停。何かのイベントだと思うが、オリブ前の高速バス降車停留所には、日東交通の路線車が停車しており。
高速バスから降りた方は、皆さん、その日東交通の路線バスに乗り換えており。たぶん、乗客は全員、大多喜で下車。

若い男女や小さな子どもを連れた方が多かった。大多喜で、何のイベントなのだろう???


【2022年11月20日10時54分】　いすみ鉄道・小谷松－大多喜

いつも通り、大多喜駅に立ち寄ってキハの姿を確認したら、通い慣れた道を「祠」ポイントへ。

サイドから撮る定番、その横の未舗装の坂を下った所の田んぼの畦、そして、その先の押元踏切のカブリツキ。キハの通過約2時間前でも、各ポイントに三脚の列ができつつあり。
3箇所すべて回りながら、少し迷ったのだが、一番、スッキリとキハ28形の姿と黄色く色づいたイチョウの木を入れられるのは、押元踏切カブリツキと判断して。

いっしょになった“同業者さん”と＜鉄＞談義をしていると第101D列車、第102D列車はあっという間。


【2022年11月20日13時52分】　いすみ鉄道・上総中川－城見ヶ丘

そして、自分にとってキハ28形の最後の撮影は第1森宮踏切。晴れれば絶対撮れない逆光サイドから。

準急「京葉」の大型マークを掲出して、大多喜に向けて最後のスパートをかけるキハの姿を見送った。

14時の大多喜バス停。高速バスまで40分なのに列ができはじめており。11年間の大多喜通いで初めての光景である。今度も、その日東交通バスの路線車が「貸切」でやって来て...
イベント帰りの人たちを高速バス停に...。ぬぁんと、バス待ちの列は40名ほどになり。「コレ、乗り切れないんじゃ無い～」という会話が聞こえてきた頃、やはり、定刻5分前に臨時の増発便。今度は「市原鶴舞通過、東京八重洲直行」とのこと。
満席の臨時便は、いつも通り大幅に遅れて17時過ぎに八重洲地下に到着したのだった。

……　　……

キハ28 2346号車、2007年に高山本線で出会って本格的に撮り始め、いすみ鉄道に移って8年ほど。長らく追いかけてきた車両が、また1つ、引退の時を迎えるのだった。

（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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