水島臨海鉄道「ＣＦ返礼 写真撮影会」（６）キハ205の車内へ ＜後編＞

ちょうど1週間ほど前に、“国鉄特急型電車、最後の牙城”伯備線特急「やくも」の後継車両となる271系のプレス発表が。ということで、伯備線も“葬式鉄”が溢れるのだろうか!?
自分も早いところ、その一員になって撮りに行きたいと思っているのだが...

＜変態鉄＞の仕事は11月というのは意外と忙しいのである。でも、その中で何とか時間を見つけて“出撃”したいと企んでいる。

ということで、＜速報版＞で少し日が空いてしまった、5月15日の水島臨海鉄道クラウドファンディング返礼撮影会の話題。


【2022年5月15日14時09分】　水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

キハ205号車の車内を見学させてもらえたのだった。


……　　……

2022年5月15日（日）曇り

走れる...といっても営業運転に入ることはなく、今後も倉敷貨物ターミナル構内での体験乗車だけ。幸い、貨物ターミナルだけあって端から端まで走れば、私鉄なら１駅分以上の長さになる。
でも、修復にあたっては、現役の車両と変わらないレベルで細部まで徹底的に行われており。


【2022年5月15日14時37分】　水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

標記類もキレイになっており。
ただ、このカットを撮りながら、なぜか検査表記は撮っておらず。そういうところの詰めの甘さが自分らしさでもあって。


【2022年5月15日14時38分】　水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

そして、機関車たちと同じ「水臨」の区名札が挿されており。

さて、引き続き、そのキハ205号車の車内。


【2022年5月15日14時15分】　水島臨海鉄道・キハ205号車内

運転台も。仕切り棒だけで区切られた半室運転台構造である。だから、客室内から手を伸ばせば簡単に運転台を撮ることができて。

この日は自走する様子を見ることはできなかったが...


【2022年5月15日14時23分】　水島臨海鉄道・キハ205号車内

エンジンはかかっており、見学に立ち会った職員のご厚意で車内放送チャイムは演奏してもらえて。
キハ20形の新製時には、ローカル用ディーゼル動車には車内放送装置がないのがフツーだった。後に取り付けられたとき、両側の運転台後部と車内中央に角型スピーカーが取り付けられ。

なぜか音量が小さいのだが、下り方の運転台の放送増幅器は（見た目は同じでも）ＪＲ四国チャイムに交換されたバージョン。キハ20形現役当時、部品取り用も含めてＪＲ四国から数両のキハ20形を購入していたので、何らかの折に故障か何かで放送増幅器をＪＲ四国車のものと交換したのだと思われるが...
上り方は、いつもの「アルプスの牧場」のオルゴールである。ここは今回の作業で戻されたりすることは無く。
いっそ、キハ37形と交換して仕舞えば面白いのだろうが...


【2022年5月15日14時17分】　水島臨海鉄道・キハ205号車内

各ドア横に車掌スイッチを増設するのが水島流??
国鉄型の面影を残しつつ、水島臨海鉄道での長年の使用で手を加えられた部分が共存しており。10年ほど前まで当たり前に見られていた光景が、いまもこうして残っていることを確認できたことに、ちょっとホッとして。
わずかな時間ではあったが、キハ205号車の車内見学を終えたのだった。


【2022年5月15日14時06分】　水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

窓のHゴムが黒色なのも＜変態鉄＞としては、全く気にしないところで。半世紀以上前から変わらぬ部分と、倉敷に来てから後天的に手が加えられた部分が、バランス良く同居している姿は外観も内部も変わらず。

わずかな金額ではあったが、支援して良かったと思ったのだった。


【2022年5月15日14時03分】　水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

そんなキハ205号車を終了の合図があるまで撮り続けたのだった。（つづく）

（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

あなたの「ポチッ！」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。

にほんブログ村