5月、阪堺モ161形車を撮りに(31)まさかの「W」 [ちん電(阪堺電気軌道)]
何だか、今度の3連休にモ161形車の「特別運行」があるそうで。そういう面では、カレンダー通りの勤務になる人たちが羨ましく。しかも、今回は重要部検査入場中のモ161号車以外の3両。
まさに、この5月の大型連休に<変態鉄>が撮りたかった車両たちである。しかも、今回は“登板”予定の電車の車番とダイヤが公開され。何と言っても、えびす町-浜寺駅前の“復活”が大きいのだろうか。
堺市内区間を「えびす町」を表示して走る古豪を撮ろうと多くの<鉄>が集まるのでは無かろうか。以前は、モ161形車は、モ161号車を除いて通常運用に使うだけで、ほとんど運行予定を公にしてくれなかった阪堺電車だが、何だか最近、そういうファンサービスが充実してきていると感じられるのである。
思い通りに撮ることが困難な正月輸送の時よりも、こういうイベント時の方が、むしろ、撮りやすかったりするのかも。
(夏場は無理でも)かつての、ことでんレトロのように、毎月恒例のイベントのようにしていけば、沿線でも落ち着いて撮れるようになり、<鉄>が集まりすぎてトラブルになるようなケースもなくなるように思うのだが...
今度の3連休は無理だが、次回、こういう機会があったら、ぜひ、撮りに訪れたいと思っている<変態鉄>なのである。
【2022年5月4日9時43分】 阪堺電気軌道阪堺線・東粉浜電停付近
さて、引き続き、5月の大型連休の話題。自分にとっての“最終日”は、1日早い5月4日。
一番、撮りたかったモ166号車が姿を見せてくれて。ただ、悩ましいのは撮影経験の少ない阪堺線(えびす町-あびこ道)に入ってしまったこと。
さぁ、次はどこで撮る??
…… ……
2022年5月4日(水)晴れ
東粉浜で、とりあえず、納得できる走行写真を押さえることができて。
モ166号車は、十中八九、日中は、えびす町への往復を続ける運用に入る...と予測できる段階になってはいたが、やはり、残りの僅かな可能性。
それが怖かった、というのもあって、住吉に戻ったのだった。税務署前...というより、「千鶴子」の向かい側に立って。
【2022年5月4日10時01分】 阪堺電気軌道阪堺線・細井川-住吉鳥居前
着いてすぐだった。モ166号車が折り返してくるのには、ちょっと早いような気がしたものの、念のためにカメラを構えれば、視界に飛び込んできたのはモ161号車。
多くの<鉄>は、こちらに注目する...というのは自然な流れ。どうりで、モ166号車を撮っている<鉄>が少なかったのである。
こちらも、午前中の光線状態が良いところで...。何度も撮ったが、それでも。
【2022年5月4日10時01分】 阪堺電気軌道阪堺線・住吉鳥居前電停
もちろん、後追いで住吉鳥居前電停に到着するところも。何度も何度も撮っている画だが、背後の商店の建物も良い感じで。好きな画である。
快晴の空、光線状態も良い時間帯。最高に近いコンディションでの1枚である。
【2022年5月4日10時11分】 阪堺電気軌道阪堺線・細井川-住吉鳥居前
モ161号車の後を追いかけるような感じで、モ166号車も再び姿を現して。
本当はモ161号車の時と同様に、踏切直後のカーブで撮りたかったが、クルマ、歩行者、自転車...複雑に絡み合うそれらの動きを避けながらシャッターを切り続けるのが、阪堺電車撮影の難しさ。
今回は、ちょっと進んだカーブのあたりで、ようやく撮れたのだった。
【2022年5月4日10時11分】 阪堺電気軌道阪堺線・住吉鳥居前電停
そして、住吉鳥居前電停に到着したところを。先ほどの、東粉浜での1枚よりも、濃緑色の“顔”にしっかり光が回っており。
黄色の警戒色の帯も輝いて見える。
単なる記録写真、されど...
限られたチャンスを何とかモノにしたい...、朝からのプレッシャーから解放されてくるような。だんだん、気持ちがラクになってくるのである。
もちろん、現地ではそんなことを思っている程の余裕はなく、脇に置いていたカメラバッグを手に、大急ぎで電車を追いかけるのだった。
そう、住吉鳥居前電停は乗降も多く停車時間が比較的あって。しかも、隣の住吉電停でも信号待ちがあって。
焦らなくても、撮れるチャンスは多いのである。
【2022年5月4日10時12分】 阪堺電気軌道阪堺線・住吉鳥居前-住吉
鳥居前電停を発車して、住吉へと向かっていくところを望遠で。
ようやく、良い感じに撮れてきた。さぁ、これからは住吉以北の撮り慣れない区間にチャレンジ。
でも、日中のえびす町ゆきは、20~30分間隔での運転。後続電車で追いかけるのは、なかなか厳しいモノなのである。
【2022年5月4日10時18分】 南海電鉄南海本線・住吉大社駅
ということで、親会社の方で!!
住吉鳥居前電停のすぐ隣には南海本線の住吉大社駅。阪堺電車を撮っていると、すぐ横の高架線路をスピードを上げて駆け抜けていく南海電車をよく見かけている訳で。
阪堺線はほぼ全線で南海線と並走する形になっていて。特に岸里玉出駅付近までは...
そこから天下茶屋、新今宮...と数百メートルから1 kmほど離れてしまうのだが。
ただ...
住吉大社駅に停車するのは普通電車だけ。そちらは、15分間隔。これでは、あまり有効に使えず...
しかも、ちょうど発車したところなのである。
ということで、住吉鳥居前電停に戻って、10時半の、えびす町ゆき。
あまり“深追い”すると間に合わなくなる。正月の撮影で、モ161号車を撮った聖天坂電停へと向かったのだが...
【2022年5月4日10時47分】 阪堺電気軌道阪堺線・北天下茶屋-聖天坂
その聖天坂電停に到着すると同時に。
向かってくる、モ166号車の姿を確認。大急ぎで踏切を渡ったところの線路際、かろうじて撮るだけ撮った...のだった。う~ん。せっかく光線状態の良い時間帯だったのに...
この付近から、天下茶屋、今池、新今宮と大阪の中でも特有の、ディープなエリアの入口。上町線とは数百メートルしか離れていなくても、何だか空気感が違う沿線である。
そんな風景を切り取るべく住吉には戻らず、ここで撮影地を探し回ることにしたのだった。
...といえば、聞こえが良いのだが、コンビニにトイレを借りに行ったら意外と時間がかかって戻れなくなった...というのが「実態」。
【2022年5月4日11時31分】 阪堺電気軌道阪堺線・天神の森電停付近
聖天坂電停のすぐ南側はカーブしており、その先は鬱蒼とした木立の中へ線路が消えていく。
隣の「天神の森」電停は、まさに天満宮に隣接しており。そんな景色を望遠で切り取ってみることにした。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村
まさに、この5月の大型連休に<変態鉄>が撮りたかった車両たちである。しかも、今回は“登板”予定の電車の車番とダイヤが公開され。何と言っても、えびす町-浜寺駅前の“復活”が大きいのだろうか。
堺市内区間を「えびす町」を表示して走る古豪を撮ろうと多くの<鉄>が集まるのでは無かろうか。以前は、モ161形車は、モ161号車を除いて通常運用に使うだけで、ほとんど運行予定を公にしてくれなかった阪堺電車だが、何だか最近、そういうファンサービスが充実してきていると感じられるのである。
思い通りに撮ることが困難な正月輸送の時よりも、こういうイベント時の方が、むしろ、撮りやすかったりするのかも。
(夏場は無理でも)かつての、ことでんレトロのように、毎月恒例のイベントのようにしていけば、沿線でも落ち着いて撮れるようになり、<鉄>が集まりすぎてトラブルになるようなケースもなくなるように思うのだが...
今度の3連休は無理だが、次回、こういう機会があったら、ぜひ、撮りに訪れたいと思っている<変態鉄>なのである。
【2022年5月4日9時43分】 阪堺電気軌道阪堺線・東粉浜電停付近
さて、引き続き、5月の大型連休の話題。自分にとっての“最終日”は、1日早い5月4日。
一番、撮りたかったモ166号車が姿を見せてくれて。ただ、悩ましいのは撮影経験の少ない阪堺線(えびす町-あびこ道)に入ってしまったこと。
さぁ、次はどこで撮る??
…… ……
2022年5月4日(水)晴れ
東粉浜で、とりあえず、納得できる走行写真を押さえることができて。
モ166号車は、十中八九、日中は、えびす町への往復を続ける運用に入る...と予測できる段階になってはいたが、やはり、残りの僅かな可能性。
それが怖かった、というのもあって、住吉に戻ったのだった。税務署前...というより、「千鶴子」の向かい側に立って。
【2022年5月4日10時01分】 阪堺電気軌道阪堺線・細井川-住吉鳥居前
着いてすぐだった。モ166号車が折り返してくるのには、ちょっと早いような気がしたものの、念のためにカメラを構えれば、視界に飛び込んできたのはモ161号車。
多くの<鉄>は、こちらに注目する...というのは自然な流れ。どうりで、モ166号車を撮っている<鉄>が少なかったのである。
こちらも、午前中の光線状態が良いところで...。何度も撮ったが、それでも。
【2022年5月4日10時01分】 阪堺電気軌道阪堺線・住吉鳥居前電停
もちろん、後追いで住吉鳥居前電停に到着するところも。何度も何度も撮っている画だが、背後の商店の建物も良い感じで。好きな画である。
快晴の空、光線状態も良い時間帯。最高に近いコンディションでの1枚である。
【2022年5月4日10時11分】 阪堺電気軌道阪堺線・細井川-住吉鳥居前
モ161号車の後を追いかけるような感じで、モ166号車も再び姿を現して。
本当はモ161号車の時と同様に、踏切直後のカーブで撮りたかったが、クルマ、歩行者、自転車...複雑に絡み合うそれらの動きを避けながらシャッターを切り続けるのが、阪堺電車撮影の難しさ。
今回は、ちょっと進んだカーブのあたりで、ようやく撮れたのだった。
【2022年5月4日10時11分】 阪堺電気軌道阪堺線・住吉鳥居前電停
そして、住吉鳥居前電停に到着したところを。先ほどの、東粉浜での1枚よりも、濃緑色の“顔”にしっかり光が回っており。
黄色の警戒色の帯も輝いて見える。
単なる記録写真、されど...
限られたチャンスを何とかモノにしたい...、朝からのプレッシャーから解放されてくるような。だんだん、気持ちがラクになってくるのである。
もちろん、現地ではそんなことを思っている程の余裕はなく、脇に置いていたカメラバッグを手に、大急ぎで電車を追いかけるのだった。
そう、住吉鳥居前電停は乗降も多く停車時間が比較的あって。しかも、隣の住吉電停でも信号待ちがあって。
焦らなくても、撮れるチャンスは多いのである。
【2022年5月4日10時12分】 阪堺電気軌道阪堺線・住吉鳥居前-住吉
鳥居前電停を発車して、住吉へと向かっていくところを望遠で。
ようやく、良い感じに撮れてきた。さぁ、これからは住吉以北の撮り慣れない区間にチャレンジ。
でも、日中のえびす町ゆきは、20~30分間隔での運転。後続電車で追いかけるのは、なかなか厳しいモノなのである。
【2022年5月4日10時18分】 南海電鉄南海本線・住吉大社駅
ということで、親会社の方で!!
住吉鳥居前電停のすぐ隣には南海本線の住吉大社駅。阪堺電車を撮っていると、すぐ横の高架線路をスピードを上げて駆け抜けていく南海電車をよく見かけている訳で。
阪堺線はほぼ全線で南海線と並走する形になっていて。特に岸里玉出駅付近までは...
そこから天下茶屋、新今宮...と数百メートルから1 kmほど離れてしまうのだが。
ただ...
住吉大社駅に停車するのは普通電車だけ。そちらは、15分間隔。これでは、あまり有効に使えず...
しかも、ちょうど発車したところなのである。
ということで、住吉鳥居前電停に戻って、10時半の、えびす町ゆき。
あまり“深追い”すると間に合わなくなる。正月の撮影で、モ161号車を撮った聖天坂電停へと向かったのだが...
【2022年5月4日10時47分】 阪堺電気軌道阪堺線・北天下茶屋-聖天坂
その聖天坂電停に到着すると同時に。
向かってくる、モ166号車の姿を確認。大急ぎで踏切を渡ったところの線路際、かろうじて撮るだけ撮った...のだった。う~ん。せっかく光線状態の良い時間帯だったのに...
この付近から、天下茶屋、今池、新今宮と大阪の中でも特有の、ディープなエリアの入口。上町線とは数百メートルしか離れていなくても、何だか空気感が違う沿線である。
そんな風景を切り取るべく住吉には戻らず、ここで撮影地を探し回ることにしたのだった。
...といえば、聞こえが良いのだが、コンビニにトイレを借りに行ったら意外と時間がかかって戻れなくなった...というのが「実態」。
【2022年5月4日11時31分】 阪堺電気軌道阪堺線・天神の森電停付近
聖天坂電停のすぐ南側はカーブしており、その先は鬱蒼とした木立の中へ線路が消えていく。
隣の「天神の森」電停は、まさに天満宮に隣接しており。そんな景色を望遠で切り取ってみることにした。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村
コメント 0