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サクラ咲く関西へ、キハを撮りに(9)車内からロケハンしてみて [北条鉄道]

金曜までで仕事の一番、大変なところが一区切り。土曜はなかなか休みにならないので、せっかくのチャンス。30日こそはスケジュールを調整して“出撃”...と思っていたが、やはり、疲れていて。明日は持ち帰った仕事をやっつけながら自宅で過ごす予定。
昔だったら、無理してでも出かけていただろうが、やはり、40台も半ばを過ぎてくると疲れが抜けなくなってくることを強く実感しているのである。

さて、サクラの時期の北条鉄道キハ40の撮影記。

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【2022年4月6日14時05分】 北条鉄道・粟生駅

この日は朝から、何だか冴えない...というか、“撃沈”といえるものも無い反面、手応えのあるカットも全然無くて。不完全燃焼のような気分で、時間だけが経過していく...そんな、撮っていて最も辛い展開だったのである。
夕方まで撮り続けるつもりだったが、何だか調子が上がらず。それならば...

……  ……

2022年4月6日(水)晴れ

このときは、大阪での滞在期間を長めにとっていた。その間に北条鉄道にも2~3回、訪問することを考えており。
同社はウェブ上に車両運用の予定を公開してくれているが、やはり、車両状態などで当日になってからの運用変更の可能性があって。それと天候のことも考えて“予備日”をとったスケジュールにしていたのである。

ということで、何だか気持ちも乗らないので撮影を早めに切り上げることを考え始めたのだった。

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【2022年4月6日13時41分】 北条鉄道・播磨横田駅

ホーム上にサクラの木がある播磨横田駅。
停車中の列車とサクラを絡めたカットが狙える点などは、
富山地鉄の大庄駅にちょっと似ているだろうか。

そのホームに立つと、田んぼの中を一直線に続く線路、この先、線路は右に曲がって加西市の中心部、北条の町へと入っていく。

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【2022年4月6日13時42分】 北条鉄道・播磨横田駅

13:42発の第624列車も、もちろん、キハ40 535号車単行。車内はそれほど混雑しておらず。ここから粟生まで車窓からロケハン。次回に活かそうという戦略である。
法華口駅の近くの一部区間だけは、線路の西側に例のケーブルがないことを確認。そのほかにも気になる地点もあって。

あっという間に粟生駅に到着である。

やはり、車内の乗客の半数弱は<鉄>で、折返し時間がちょっとした撮影タイムのような感じになって。

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【2022年4月6日14時03分】 北条鉄道・粟生駅

3月の撮影会では入っていなかったような気が...

営業運転開始に合わせて側サボも用意されており。

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【2022年4月6日14時05分】 北条鉄道・粟生駅

JR加古川線の2面2線のホームの西側、西脇市方面のホームの向かい側に北条鉄道が発着する。前身の国鉄北条線時代は加古川線に直通する運用もあったそうだが、現在は北条鉄道とJR加古川線の間の渡り線も撤去されており、完全に独立した線路になっている。
その西端のホームで折返しを待つキハの顔を正面から。

キハは第624列車で14:02着、第625列車として14:09発で折り返す。ちょうど、このタイミングで、加古川ゆき第1340S列車(05分着/07分発)と西脇市ゆき第1337S列車(07分着/09分発)が、この粟生駅で交換するようになっていて、それを受けて北条鉄道が発車するようにダイヤが組まれており。

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【2022年4月6日14時05分】 加古川線・粟生駅

ということで、到着する加古川ゆき第1340S列車。顔つきは変わっているものの“いまなお現役”の103系なのである。

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【2022年4月6日14時35分】 北条鉄道・北条町駅

残念ながら五能線キハには「いつか行きたい」と思っていただけで、乗る機会がないまま終焉を迎えてしまったが、兵庫県内で五能線色のキハに乗れる...という不思議。
でも、このキハ、沿線風景も非常に良いので、何度でも撮りに来たいと、改めてそう思うのだった。

沿線には大きな鉄橋やトンネル、あるいは峠越えの区間などハイライトと言える地点はないものの、その分、落ち着いた、広々とした田園風景の中をゆくキハを楽しめるということで。
北条町駅には14:32着。

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【2022年4月6日14時40分】 北条鉄道・北条町駅付近

急いで構内外れの踏切へ。

とりあえず、発車するキハの姿を...
一瞬だが、留置されているフラワ2000-2号車と並ぶところを。踏切のところの窮屈な場所での撮影、コレが限界である。前回、3月の訪問時には工場建屋内で車体塗装の途中だったが...検査あけの美しい姿。

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【2022年4月6日14時40分】 北条鉄道・北条町-播磨横田

カーブの向こうへ消えていくキハの姿を撮って、カメラをバッグに仕舞うのだった。

……  ……

北条町駅から北へ徒歩10分。

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【2022年4月6日16時46分】 大阪府大阪市淀川区西中島・新大阪駅前

少し遅れて15:17頃に到着した中国ハイウェイバスは再びJR車。車内は15名ほどの乗客で空いていただろうか。そうしたら...
社バス停で若者たちが大挙して乗り込んできて一気に満席に。バス停近くに大学のキャンパスがあるようで、この中国ハイウェイバスが通学バスになっているようで。その大半の乗客が宝塚バス停で下車、再び車内は落ち着いて。
豊中のところで一般道に入ってからちょっとだけ渋滞。17時前に新大阪駅前のホテルに戻ったのだった。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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