金沢で25年ぶりに再会して... ＜速報版＞

仕事を全部、投げ出して、ただいま金沢駅前のビジホに滞在中。明日の昼の便で羽田に戻る予定。
引退の報を聞いて、“ダメ元”のつもりで。水曜日は公休日、朝一番のヒコーキをとって小松へ。


【2022年6月29日12時03分】　北陸鉄道浅野川線・粟ヶ崎－蚊爪

日比谷線の03形もいつの間にか地方私鉄の“定番”的存在になりつつあって、それによって、京王井の頭線から25年前に加賀へと嫁いだ3000系初期車の60年に及ぶ活躍に終止符が...

大学入試を控えた朝、高井戸駅のホームでカメラを構えて以来の3000系狭幅車。金沢に行ったとしても走行シーンを拝める確率は高くはなくて。
でも、行かずに諦めるより、行って撃沈しよう...と火曜の夜に決意したのだった。

急な話で＜予告編＞も書けなかったが...

そう、あの鉄橋をゆっくりゆっくり通過する狭幅車の姿を捉えることができて。
……　　……

2022年6月29日（水）晴れ

11時、北鉄金沢駅からの内灘ゆき。

隣のホームで電源を落として休んでいるのも井の頭線3000系だが、こちらは広幅車。ということは、会える確率がちょっと上がるか...と期待しながら。


【2022年6月29日10時54分】　北陸鉄道浅野川線・北鉄金沢駅

そして、乗り込んだ03形は、途中の駅でお目当ての編成とすれ違って。

これで、一気にテンションが上がったのだった。
最初は迷わず、粟ヶ崎の鉄橋で。狭幅車が走る晴れた日、沿線に＜鉄＞が多いのではないかと思ったら、自分以外にカメラを向ける人はおらず...ちょっと意外。

昔からの私鉄電車。駅間距離が短くて撮影地を探して歩き回っている内に隣の駅まで辿り着いてしまうことの連続で。基本的に住宅密集地と堤防沿いを走る路線なので、自分のようにいきなり訪れた者には撮影のハードルが高い路線だが、自分なりに気に入ったポイントもあって。

……　　……

実は「プランＢ」を用意していた。

そう、内灘駅を訪れて、今日は、お目当ての狭幅が動いていない...と分かった場合に備えて。
でも、阪堺電車の時と真逆で「プランＢ」を用意して出向いたら、お目当ての編成が撮れる...という不思議な巡り合わせ。


【2022年6月29日16時21分】　石川県鳳珠郡穴水町・穴水駅前

だから、そのまま夕方まで浅野川線沿線を歩き回っても良かったのだが、暑さと撮影地の見つけにくさも手伝って、お目当ての編成を複数箇所で撮れたということで、とりあえず満足して、その「プランＢ」に移行したのが14時。
内灘駅から10分ほど歩いたところに「向陽台」というバス停があって。ここ、能登方面の特急バスの停車停留所なのである。14:48発の珠洲特急線バスは「のと里山海道」を快調に飛ばして。

ほぼ定刻、16:20に穴水駅前。


【2022年6月29日17時10分】　のと鉄道・穴水駅

のと鉄道の「鉄印」を購入して。17:21発の七尾ゆきは、七尾駅で521系4連の金沢ゆきに連絡。高校生の通学列車を乗り継ぐ旅になったが、夕方の能登半島を鉄道で巡って。
それにしても、七尾線は編成両数に関係なくワンマン運転になったそうで...、いわゆる信用乗車に限りなく近い方式。

ようやく周囲が暗くなった19時半、金沢駅に到着したのだった。金沢駅のカウンターでＩＲいしかわ鉄道の「鉄印」を入手して、今日の趣味活動は終了。
さぁ、明日は朝一番で...　

（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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