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中京の3セク路線を巡って(16)明知鉄道 [3セク鉄道「鉄印」の旅]

数日前に気づいていたのだが...

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おかげさまで、昨日、22日に総閲覧数(PV)が 500,000 到達。こんなブログを訪問していただく皆さまに深く感謝している次第です。

拙ブログ、Part 2に移転したのが2020年1月、直後にコロナ禍で“出撃”できないようになってネタ切れ状態を無理矢理引っ張っている記事が続き...
その後は一転、撮影記が溜まりに溜まっており、数ヶ月遅れの撮影記をアップし続ける、もはや意味不明な、そんな状態にある拙ブログ。
でも、こうしてご覧いただけるのは、非常にありがたいことで。これからも、マイペースで記事を書いていきたい次第。

自分の気力が尽きるのが先か、ブログサービス自体の終了が先か...
日々、移り変わっていくネット上のサービス。でも、自分にとって一番、居心地が良いのが、この「ブログ」というスタイル、1日も長く続けていきたいと思っている。

さて、ということで、引き続き、1月に名古屋を拠点に3セク鉄道の「鉄印」を蒐集した話題。初乗車となる明知鉄道の旅へ。
……  ……

2022年1月9日(日)晴れのち曇り

10:19発の第7D列車。基本的には区間列車の設定がなく、恵那-明智間の全線を走破する列車が1~2時間に1本設定されているのが現在の明知鉄道。
距離にして25 km、いすみ鉄道より駅数は少ないものの営業キロとしてはほぼ同規模。

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【2022年1月9日10時16分】 明知鉄道明知線・恵那駅

アケチ101号車単行の明智ゆきの車内は20名ほどの乗客が。その大半が観光客と<鉄>というのも、いすみ鉄道とちょっと似ているだろうか。

ちなみに、こちらは、ちゃんと中央本線の快速電車と接続するダイヤ設定になっている。そういう営業努力という点では似ていない、というのも念のため。
恵那駅を発車するとすぐに中央本線と分かれて右にカーブし、最初の停車駅が東野駅、このあたりまでは車窓には住宅も多く見えていて。でも、東野駅を出ると次の飯沼駅へ向かっては車窓を見ているだけでも上り勾配を進んでいることが分かる位になってきて。

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【2022年1月9日10時33分】 明知鉄道明知線・第7D列車(アケチ101号車)内

山深い峠越えの路線へと車窓も一変するのである。

飯沼駅は転換後に新設された駅。「勾配日本一の駅」とのことで33‰の急勾配上にある。蒸気機関車時代ならスイッチバック式で設置されていたのではなかろうか。
ただ、駅周辺に集落らしい集落はなく、乗降客もなかったような...

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【2022年1月9日10時40分】 明知鉄道明知線・第7D列車(アケチ101号車)内

駅を出るとグングン、登っていくのである。

転換当初のLE-Carが、窓を板で塞がれた、ちょっと寂しい姿で残っている阿木駅を出ると、飯羽間駅に向かって引き続き急勾配。陽当たりの悪い場所では線路際に雪が目立ちはじめ。
この明知線、1933年(昭和8年)から翌年にかけて3度に分けて大井(現在の恵那)駅と明知駅(現在の明智駅)の間で開業している。鉄道敷設法の中では、掛川を目指すことになっており、そう、現在の天竜浜名湖線の東半分と一体の路線だったことになる。ただ、明知駅まで開業後は延伸されることなく。
戦後は比較的早い時期から廃止(バス路線化)が検討されたそうで、そのときは短い区間に峠越えが連続する線形から(当時の)バスでは困難ということで見送られたとか。

その後、国鉄末期に3セクに転換されたのは、他と同じ。

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【2022年1月9日10時40分】 明知鉄道明知線・第7D列車(アケチ101号車)内

さて、この明知線、ちょっと気になったのは線路際。大人の腰か胸くらいまでの高さだろうか、ほぼ全線に渡って農地や道路に面しているところには基本的にフェンスが設置されており。都会の路線では“当然のこと”だが、3セク鉄道などのローカル線では、なかなか珍しいことで。
ちょうど、この半月ほど前、21年12月に、TV番組でいすみ鉄道の撮影マナーに関することが報じられ、ちょっとした“炎上”状態になっているのを見ていたので...。

あの問題の深層は、沿線地域と鉄道会社の間のコミュニケーション不足にあった、それが表面化した1つの事象だったのに、深く考えようとせずに、安直に、その顕在化した部分だけを...と自分は考えているのだが。
まぁ、それはそれとして。

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【2022年1月9日10時40分】 明知鉄道明知線・第7D列車(アケチ101号車)内

車内から見ているだけで勾配が分かる位の...

だんだん沿線の雪も深くなってきて。
でも、新設駅の極楽駅付近には郊外型の大きな商業施設があって。車窓もちょっと開けてくる。

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【2022年1月9日10時48分】 明知鉄道明知線・第7D列車(アケチ101号車)内

途中の岩村駅で列車交換。木造駅舎だけでなく腕木式信号機や貨物側線が残されており。次はゆっくり降りて歩いてみたい...と思う駅だったが、そのまま車内で。
この駅で観光客の大半が下車したのだろうか、その分、乗ってくる人も多く。

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【2022年1月9日10時58分】 明知鉄道明知線・第7D列車(アケチ101号車)内

真新しい駅舎、その先にアケチ1形がレストランとして活用されているのが山岡駅。

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【2022年1月9日11時11分】 明知鉄道明知線・明智駅

山岡駅からは10分ほどで終点・明智駅に到着である。古い駅舎が残っており、それとともに車庫が併設されており。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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