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年の初めは阪堺から(11)代わりに南海。 [南海電車]

いつも書いている通り、この調子で進めていくと、5月15日の水島臨海鉄道の撮影会の話題、拙ブログでご紹介するのは秋から冬にかけて...となりそう。「半年待ち」の状態が続いている拙ブログ。
そんな記事に何の需要があるのか分からないが、それは気にせず、書きたいように書くのである。

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【2022年5月15日14時06分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

キハ38形は、国鉄末期にキハ35系通勤型ディーゼル動車の改造名義で車体を新製した形式で、「国鉄型」とはいえ製造は僅か7両。全て国鉄工場での改造で高崎に配置され、八高線冷房化のスタートとなった。
「冷房化」とはいってもコストダウンもあってか、バス用のものを使ったサブエンジン式。他社同様、この車輌も冷房の効きに難あり...との評価のようで、決まってはないのだろうが、夏場には見かけることの少なくなる車輌なのである。

ということで、なかなか撮る機会がない...と思っていた八高線色のキハ38形、これをスッキリと撮ることができたのも今回の撮影会の“収穫”だったとも言える。背後の空が真っ白の曇り空なのは残念ではあるものの、だからこそ、光線状態を気にせずにどちら側からも撮ることができて。
「15日・午後の部」は“正解”だったのである。

さて、引き続き、正月の阪堺電車撮影記...だが、お目当ての古豪モ161形車が動かない状態。その“待ち時間”、住吉東駅近くの線路端で南海高野線を撮って過ごしたのだった。
ということで、今日は南海高野線の撮影記。でも...
……  ……

2022年1月2日(日)晴れ

<鉄>ブログとして、ある種“標準的”な撮影記事になりそうな...

“<変態鉄>による正統派鉄道写真ブログ”という珍しい記事になりそうだが、でも、書こうとしてみると問題が。
画面一杯に、斜め前方から撮った列車写真を並べて...というフツーの<撮り鉄>記事を書いてみようとしたのだが...

そう、関西私鉄に疎い<変態鉄>、撮った車輌の形式などが全然分からないのである。自分からすると関西私鉄の形式名というのは非常に難解で...。関東私鉄の方が形式がシンプルというか簡単で。車番の最初のケタに「系」を付けて言っておけば、だいたい当たっているのである。
わが地元、京王井の頭線は1000系だけ。京王線は5000系、7000系、8000系、9000系。でも、関西私鉄は...。特に近鉄なんて<変態鉄>のアタマでは絶対について行けないレベルで。南海電車も乗車する機会が非常に少ない分、馴染みがなくて、なかなか理解できないのである。ちなみに、南海高野線で自分が好きなのは6000系、製造から半世紀が過ぎて残念ながら廃車が進んでいる。

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【2022年1月2日9時00分】 南海電鉄高野線・帝塚山-住吉東

「高野線」の路線名が示す通り、高野山金剛峰寺への参詣客輸送を目的に敷設された路線でその歴史は古く最初の区間が開業したのは1898年(明治31年)である。この区間(現在の汐見橋から堺東まで)は1900年(明治33年)に開業している。
戦後は沿線の開発とともに宅地化が進み、山岳路線のイメージから通勤型電車が高頻度で走る区間に姿を変え。南海線系統とは違ってステンレス車が早くから導入された。

ということで、最初は6200系の河内長野ゆき各停。後ろに帝塚山駅が見える位置だが、<変態鉄>の立ち位置の少し後ろに阪堺電車の高架があって、それを潜ると住吉東駅。停車直前なので各駅停車はゆっくりとやってくる。

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【2022年1月2日9時02分】 南海電鉄高野線・帝塚山-住吉東

中百舌鳥駅から泉北高速鉄道線に入る和泉中央ゆき準急。先ほどの各停を住吉東駅で追い抜く列車である。やはり、この薄暗い場所では被写体ブレしてしまっており。
泉北高速鉄道7000系による運転。銀色車体が目立つ中で白地に青帯の塗装。“鉄道むすめ”のラッピング車だった。

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【2022年1月2日9時07分】 南海電鉄高野線・帝塚山-住吉東

堺東・橋本方面だけを狙っていても電車は頻繁に、ドンドンやってくる。続いて、高野線のエース的存在、特急「こうや」号である。

そして...

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【2022年1月2日9時09分】 南海電鉄高野線・帝塚山-住吉東

お目当てのこの電車も。

橋本(高野山接続)ゆき快急は、6000系電車だった。コルゲート付きのステンレス車体、そして片開き扉。半世紀前、ステンレス車体の電車が登場した当時の、その姿をいまも残しており。
京王井の頭線3000系と似た部分も多く、懐かしさというか親近感がわくのである。

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【2022年1月2日9時24分】 南海電鉄高野線・帝塚山-住吉東

最初の河内長野ゆき各停とよく似ていてちょっと違う。行き先は千代田。「確か、高野線の車庫がある駅だったか...」くらいの認識である。調べてみると、こちらは6200系50番台車と。
写真を見ながら、そこに写った車番をネット検索して、その受け売りで記事を書く...という、およそ<鉄>とは思えないようなレベルの低さの拙ブログである。

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【2022年1月2日9時26分】 南海電鉄高野線・帝塚山-住吉東

高野線のダイヤは24分サイクルなのだろうか!?
この各駅停車を追って住吉東駅へと進入していくのは和泉中央ゆき準急である。先ほどと同じ泉北高速鉄道7000系だが、写真を見比べるとライト類の配置など、少し車体前面の印象が違っているみたい。

……  ……

実は、この高野線の撮影をしながら、ケータイで電話をしていたのだった。前夜、紛失に気づいて焦りに焦っていた小銭入れの問題。ANAにも伊丹も大阪空港交通もダメ。最後の頼りの綱は羽田空港のターミナルビル。
機内でなければ落とし物は基本的に航空会社ではなくターミナルビルに引き継ぐのだそうで。前夜、繋がらなかった羽田のターミナルビルに電話して。これでダメだったら自宅アパートには帰れなくなる...という“運命の瞬間”を迎えていた。

ドキドキしながら電話してみると何度目かで繋がって。

小銭入れの特徴とか中身とか、いくつかの質問に答えたら、確かに保安検査場近くの搭乗口のベンチに特徴の一致する小銭入れの忘れ物があったということで。本当に泣きそうになるくらい嬉しかった。
4日の夜の便で羽田に戻ると伝えると、窓口の営業時間は過ぎているものの対応してもらえることになって。

これで安心して阪堺電車を撮り続けられる...と喜んだのだが、でも、肝心なモ161形車は動いておらず。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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