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年の初めは阪堺から(8)再・ハルカスを背に [ちん電(阪堺電気軌道)]

拙ブログ、今春の“出撃”の話題を書けるのは夏休み頃になる見込み。「掲載まで“半年待ち”って、どこの繁盛店だ!?」と言われそうだが、いまのSSブログ、自分の環境では1回の作業でアップロードできる写真や音声のファイルの数は最大9個。環境の問題もあるかも知れないが10個目のファイルを選択するボタンは絶対に押せない仕様になっているのが現在のSSブログの記事作成画面。
それなら2回に分けてアップすれば良いだけだが、それも面倒なので、1記事あたりの写真等の掲載数を原則としている。つまり、撮ってきた膨大な数のRAWデータから、現像したものが8~9個で1つの記事になる...というペースで進んでいくのである。

そんな訳で、5月の撮影記は涼しくなる頃、10月頃になるだろうか。大型連休の阪堺電車撮影記は、次のシーズン、再びモ161形車が運用に入り始める頃の掲載になりそう。
そして、長らく作業が続けられていた、JR東日本秋田支社から小湊鐵道へと移籍してきた3両のキハ40形、その「4号機」のお披露目運転は抽選に当たったので5月8日に“参戦”。

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【2022年5月8日20時50分】 小湊鐵道・上総中野駅

夏期の冷房が必要な時期には5両のヨンマルがフル稼働することになるのだろうか。こちらの話題は、上総久保駅の大銀杏に注目が集まる頃の掲載になりそう。

そんなわけで、ピカピカの姿で夜の上総中野駅に停車するキハ40 4号機を。早く初夏の小湊鐵道を撮りに行きたい...ずっとそう思いながら会社に行っているのである。
来月には少し時間がとれる...と、そう期待して、いまの忙しい日々を過ごしている。

さて、ということで、引き続き元日の阪堺電車撮影記。モ161号車は午後の出庫でこの日3回目の天王寺駅ゆきとして。時刻からして、たぶん、これが元日の走行写真、その最後のチャンスになりそうで。
と、なれば...
……  ……

2022年1月1日(土・祝)晴れ一時雪

16時前、初詣を済ませて大阪市中心部へと帰路へ就く人たちが時間帯、この日、3回目の登場となったモ161号車。

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【2022年1月1日15時49分】 阪堺電軌上町線・住吉電停付近

満員の乗客を乗せて再び天王寺駅前へと向かっていくのだった。

「次は、どこで撮るか??」
必死で考える<変態鉄>だったが、とはいえ、モ161形車の4両の仲間の中で、最も人気のある1両。自分にとっても昨夏の改修工事以来、初めての走行シーン撮影。
結果論として、自分が滞在した3日まで毎日、運用入りしたのだが、この時点ではそんなことを知るよしもなく。もしかしたら、モ161号車の運用は元日だけ、2日以降は別の車輌が運用入り、あるいは、モ161形車自体に登場のチャンスがない...というパターンも想定され。

そうなれば、定番のこの地点で撮ること以外に選択肢は残されていなかったのである。

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【2022年1月1日16時17分】 阪堺電軌上町線・阿倍野-松虫

松虫電停近くの、阿倍野筋の併用軌道に出るところの踏切には大勢の<鉄>が集まっており。
でも、自分として気に入っているポジションをキープすることはできて。まずは、“前走”にあたる「堺トラム」である。

まもなく“初日の入り”を迎える時刻。すでに阿倍野筋の道路上には光は届かず、でも、あべのハルカスは沈みゆく太陽が金色に染めていて。普段は撮らない時間帯、なかなか美しいものである。
電車の存在感は...だが、コレはコレで悪くはないかなぁ、と。そして、堺トラムの背後にはモ161号車の姿が。

緊張の一瞬である。

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【2022年1月1日16時17分】 阪堺電軌上町線・阿倍野-松虫

濃緑色の車体だけに、この光線状態だと沈んでしまう...暗くなった道路に埋没してしまう感じがあるが、それでも、オデコのところの1灯のヘッドライトが...。

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【2022年1月1日16時18分】 阪堺電軌上町線・阿倍野-松虫

夕暮れの大阪の街をゆく古豪モ161号車。

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【2022年1月1日16時18分】 阪堺電軌上町線・阿倍野-松虫

カメラの砲列の中をこちらに向かってくる。必死に連写して。

……  ……

これで“一区切り”の気持ちだった。とりあえず、車庫に戻って休むモ161号車を見てからホテルに入ろうと。まず、あびこ道に向かう電車に乗り込んだのだった。

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【2022年1月1日16時43分】 阪堺電軌・大和川検車区付近

あびこ道電停の上りホームの先端から車庫の様子を見ることができる。多くの<鉄>が集まって人だかりができていた。
もちろん、その視線の先にあるのはモ161号車である。明日の運用に向けて点検・整備を受けるなら、後ろの検修庫の方に引き上げられていくはず。方向幕を「天王寺駅前」に変えて、手前の方で待機しているということは、まだ、運転される可能性が...
陽射しが無い分、かなり寒いのである。午前中と同様、寒さに耐えながら、いつ動き出すか、果たして本当に動き出すか分からない電車の出庫を待ち続ける...というのは、メンタル的にもなかなかキツいもので。

どのタイミングで諦めるか...、周囲の<鉄>も1人が帰路に就き、また、1人が...と少しずつ減っていくのである。
「そろそろ、お仕舞いかなぁ」と思った頃、モ161号車に運転士さんが乗り込んで。

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【2022年1月1日16時48分】 阪堺電軌・大和川検車区付近

ヘッドライトが灯ったのである。
もう、この時間であれば、大した写真は撮れない状況。無理に撮ろうとするよりも乗ってみることにした。

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【2022年1月1日16時49分】 阪堺電軌阪堺線・モ161号車内

乗客はほとんど全部が<鉄>。乗り込むや否や、車内は撮影会状態である。クラウドファンディングのお披露目撮影会でも車内を撮らせてもらったが、夕方、薄暗くなった時間帯にこの車内照明。ニス塗りの車内は美しく照らし出されて。
天王寺駅前までの30分余り、重厚な吊り掛けサウンドを堪能したのだった。

さぁ、ここまで来たら... (つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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