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年の瀬の広島と倉敷へ(22)回送、回送、入庫、入庫 <前編> [ひろでん(広島電鉄)]

昨日は久々の公休日だった。最初はキハを撮りに行こうかと思っていたのだが、昨日のうちに仕事が終わらず。持ち帰って自宅で続きを...それが昨日の朝、ようやく一段落して。そのまま自宅でゴロゴロしていたら、いつの間にか夕方...というパターン。
とはいえ、ただボンヤリしていたのでは無くて。何と、1日で5回も、あの青いヒコーキ会社のサイトでポチポチと。4月と5月の“出撃計画”がまとまったのである。

普段なら、喜んで“出撃予告”などと記事を書くところだが、今回は、この、12月の広島・倉敷、正月の阪堺、そして、名古屋方面の「鉄印帳」の旅、さらに、3月5日の北条鉄道キハ40 535号車のお披露目撮影会...とネタが溜まりすぎているのである。このままで行くと3月の撮影記をご紹介できるのは夏休み頃になってしまう見込み。急がないと...という訳で、今日も引き続き、12月14日の広島電鉄撮影記。

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【2021年12月14日9時01分】 広島電鉄宇品線・広電本社前-日赤病院前

9時になると、営業電車よりも回送で千田車庫に戻ってくる電車の多いような時間帯もできてきて。

……  ……

2021年12月14日(火)晴れ

路面電車撮影は本当に“運次第”。もちろん、ダイヤは決まってはいるものの途中の電停での停車時間や、何と言っても道路信号の変わるタイミングなどで到着する時刻は、やはりビミョーにズレるのである。
つい先ほど、350形がやってくるシーンを撮って。やはり、広電生え抜きどうし、350形とすれ違うシーンが撮れれば良かったが、並んだのは広電本社前電停でのことだった。

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【2021年12月14日9時00分】 広島電鉄宇品線・広電本社前-日赤病院前

ということで、続けて、同じ塗色。650形がやってきた。350形にとっては15年ほど“先輩”にあたる車輌だろうか。こちらは雨樋が肩のところに通っていて、しかも、もともと3扉。車内は木張りニス塗りだったはずで、そのあたり、戦後の車体構造の変化が見て取れる。
ちなみに、この652号車は、他車よりも爆心地から離れた宇品付近で被爆したこともあってか、記録は「小破」となっていて、被爆から5日後、8月11日には復旧したとのこと。

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【2021年12月14日9時01分】 広島電鉄宇品線・広電本社前-日赤病院前

1号線あたりで...と思っていたら、「0 広電前」の表示だった。行き先を略称で表示するのも最近は減ってきたように思うが、「広電本社前」ゆきの「広電前」表示は健在である。
朝ラッシュのピークに合わせて、広島港(宇品)まで走った電車は折返し、一部は「0 回送」、また、一部は「0 広電前」の区間便になって、いずれも千田車庫に帰ってくる。
この652号車も、この朝はそうした運用に入っていたみたい。

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【2021年12月14日9時01分】 広島電鉄宇品線・広電本社前-日赤病院前

ちょうど自分が撮っている位置の真正面でいったん停車して。真横から撮ると、台車部分の切り込みの深さ、つまり、床面が思いのほか高いことに気づくのである。
この650形、戦時中という製造時期を考えると、もっと床面の低い...そのように設計できる台車があったはずなのだが、それよりも古い昭和初期の電車のような外観になっているようにも思える。

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【2021年12月14日9時02分】 広島電鉄宇品線・広電本社前電停付近

さぁ、すぐにスイッチバック。逆向きに進んで転線、広島港(宇品)方面の線路を横切って、千田車庫へと入っていく。

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【2021年12月14日9時02分】 広島電鉄宇品線・広電本社前-日赤病院前

そして、その652号車と同じ位置に止まって、その入庫を待っていたのは後続の810号車。こちらは宇品方面から「0 回送」で戻ってきたのだった。

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【2021年12月14日9時02分】 広島電鉄宇品線・広電本社前電停付近

652号車が車庫の中へと消えていくと、その810号車も後を追って車庫へ。

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【2021年12月14日9時02分】 広島電鉄宇品線・広電本社前電停付近

その入庫を待っている後続電車は5100形グリーンムーバー“MAX”である。でも、こちらも「0 回送」表示。そう、入庫電車の3連発だったのである。広島交響楽団のラッピング電車が入庫したら...

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【2021年12月14日9時03分】 広島電鉄宇品線・広電本社前電停付近

ようやく、1915号車「鞍馬」が「7 広電前」表示で到着。
「0 広電前」は入庫となるケースが多いのだが、7号線はもともと広電本社前で折り返す運転系統なので、ようやく、営業電車が撮れた...と思いきや。それは“ウソではない”のだが...

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【2021年12月14日9時04分】 広島電鉄宇品線・日赤病院前-広電本社前

コレ、広電本社前電停で紙屋町方面の電車を待っている人は、イライラしているのでは無かろうか。この電車も「0 回送」、ここで一旦停車して運転士さんが移動したら、こちら側に進んで千田車庫に入庫することになる。
朝の営業線上で、ここまで入庫と回送ばかりが撮れるのも非常に珍しいことで。そんなことに驚きながらも、どんどんシャッターを切っていた<変態鉄>だった。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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