2021.11.28「キハ532号40周年 体験&撮影会」(6) [関東鉄道常総線・竜ヶ崎線]
昨日の記事に書いた件。諦めることにした。本当は23日、仕事をさっさとやっつけて、スーツ姿のまま羽田空港へ駆けつけ、そのまま伊丹へ...というプランを決めて、アレコレ、調べていたのだった。
そう、阪堺電車モ161号車の一般営業運行は今週限りという情報もあって。
正月、住吉大社初詣輸送に出てきたモ161号車を撮ることができていたこともあって...
平常時のモ161号車も撮りたかったのだが、それは今回、断念せざるを得なかった。
仕事は、忙しさのピークを過ぎて、次の“嵐”が来るまで暫し、ノンビリした時間...であるのは間違いないのだが、拘束時間だけ、矢鱈、長い勤務シフトの日が続くことになっていて。
なかなか思ったように趣味活動の時間がとれないのである。でも、そのイライラをココに書いても仕方なく...う~ん。
でも、その代わりに...
それならば...と。区のワクチンの案内を見れば、杉並区では、64歳以下の3回目接種について、原則7ヶ月としながらも「予約に空きがあるときは間隔は6ヶ月で良い」という謎な基準で予約を受け付けており。
ワクチンの希望を「モデルナ」に設定してみれば、22日0時の時点でも23日分に空きがあって。
ということで、阪堺電車を撮る代わりに、「モデルナ」を接種することになったのである。そして、この週末、面倒な仕事をやっつけたら、今度こそ。
来週こそ、来週こそ、出撃すべく準備を進めているのである。(でも、行き先も未定。5日に北条にいることが決まっているだけ)
さて、それでは、引き続き、11月28日の関東鉄道竜ヶ崎線キハ532号車のイベントの話題。
…… ……
2021年11月28日(日)晴れ
今回のイベントの主役、キハ532号車は、竜ヶ崎の3両のキハの中でも予備車的な地位で。運転士さんにとっても1軸駆動でエンジン出力を落としてあるキハ532号車より、2軸駆動でパワーの出るキハ2000形の方が好まれるそうで。関東平野を走るほぼ平坦なミニ路線、エンジン出力は、それほど問題にならなさそうな気もするが、やはり、違うのだそうで。
われわれ、<鉄>向け...という意味もあるかと思うが、毎週土曜日の日中だけキハ532号車が運用に入っている。
【2013年12月30日12時19分】 関東鉄道竜ヶ崎線・佐貫-入地
でも、そのキハ532号車がここ数日、平日朝の2両運用にも出てきているそうで。
その写真を見ても運転士さんはキハ532号車を、外から見て左側、つまり車内右側の運転台に居て。つまり、確かに竜ヶ崎側に連結されているのである。
いままでなら気にならなかったことが、このイベントでの説明を聞いて...。
そんな“いい勉強”になった、この日のイベントだったのである。
実際に日々の整備を担当されている方から聞く、キハ532号車の足回りの説明は、さらに続いて。
エンジンの裏あたりのホーム側にあるのがコンプレッサー、その横からは液体変速機がチラッと姿を見せており。
その横、動台車DT22の近くにある、大きな黒い箱状のもの。
ぬぁんと、御開帳である。自動車のものと変わらないバッテリーではあるが、ディーゼル動車のものは24 Vになっており。6 Vのバッテリーが4個繋がっており。
底板が引き出せるようになっており、出して見せていただけたのだった。
逆光で見づらいが...
従台車TR51とは違って、こちら側にはエンジンから伸びるシャフトが見えており、その台車との接合部に見えるのが逆転機。
エンジンの回転方向は常に一定なので、車軸のところと、このシャフトの先の歯車の噛み合わせを切り替えることで列車の進行方向を反対にすることができる構造。
「コレが制輪子、ブレーキパッドですね」
車輪を押さえつけるように赤茶色ものが見えている。同じ、動台車(竜ヶ崎側)の台車でもシャフトが繋がっている内側の車輪のものと...
連結器側の車輪では、制輪子の厚みが全然違うのである。こちらが交換直後のものだそうだ。
もちろん、車輪に押しつけられる度に摩耗していくわけで、減ったものから1個ずつ交換するとのこと。
通常の運用に入るキハ2000形でも同じ制輪子が使われているが、1個あたり3ヶ月程度で、先ほどのように摩耗して、あれくらいの薄さになると、そろそろ交換の時期とのこと。
われわれからすれば、3ヶ月であれほど摩耗するというのは驚きだが、「えっ、早いですか?? 3ヶ月ももつ...と」、常総線に比べても、これはかなり長持ちだということで。
【2021年11月28日10時48分】 関東鉄道竜ヶ崎線・竜ヶ崎駅
キハの制輪子は鉄製で非常に重いのだが(あとで手で持たせていただけた)、電車用のものはレジン製のものが一般的で「片手で軽々持てる」のだそうだ。
このキハ用の制輪子、後で、軍手をはめて、磨り減って取り外したものと新品を持ち比べてみたが、持ち上げるだけで腰に来そうな...
【2021年11月28日10時48分】 関東鉄道竜ヶ崎線・竜ヶ崎駅
でも、実際に手で持ってみると、これが擦り減っていくのが実感できるもので。交換は減ったものから1個ずつ別々に行うことになっているそうで、それらは帳簿に付けて管理しているのだそうだが、交換する順番はあまり変わること無く、動台車側とか従台車側とか、位置による制輪子の減り具合の差というのは見られない...とのこと。
ということで、キハの前面を通り過ぎて、エンジンの始動体験をした側に戻ってきたのである。
(つづく)
(※)動画から切り出した画像を使っているため、写真が見づらくなっています。ご了承ください。そのうち、画質の良い静止画像の切り出し方が分かったら、写真を差し替えます。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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そう、阪堺電車モ161号車の一般営業運行は今週限りという情報もあって。
正月、住吉大社初詣輸送に出てきたモ161号車を撮ることができていたこともあって...
平常時のモ161号車も撮りたかったのだが、それは今回、断念せざるを得なかった。
仕事は、忙しさのピークを過ぎて、次の“嵐”が来るまで暫し、ノンビリした時間...であるのは間違いないのだが、拘束時間だけ、矢鱈、長い勤務シフトの日が続くことになっていて。
なかなか思ったように趣味活動の時間がとれないのである。でも、そのイライラをココに書いても仕方なく...う~ん。
でも、その代わりに...
それならば...と。区のワクチンの案内を見れば、杉並区では、64歳以下の3回目接種について、原則7ヶ月としながらも「予約に空きがあるときは間隔は6ヶ月で良い」という謎な基準で予約を受け付けており。
ワクチンの希望を「モデルナ」に設定してみれば、22日0時の時点でも23日分に空きがあって。
ということで、阪堺電車を撮る代わりに、「モデルナ」を接種することになったのである。そして、この週末、面倒な仕事をやっつけたら、今度こそ。
来週こそ、来週こそ、出撃すべく準備を進めているのである。(でも、行き先も未定。5日に北条にいることが決まっているだけ)
さて、それでは、引き続き、11月28日の関東鉄道竜ヶ崎線キハ532号車のイベントの話題。
…… ……
2021年11月28日(日)晴れ
今回のイベントの主役、キハ532号車は、竜ヶ崎の3両のキハの中でも予備車的な地位で。運転士さんにとっても1軸駆動でエンジン出力を落としてあるキハ532号車より、2軸駆動でパワーの出るキハ2000形の方が好まれるそうで。関東平野を走るほぼ平坦なミニ路線、エンジン出力は、それほど問題にならなさそうな気もするが、やはり、違うのだそうで。
われわれ、<鉄>向け...という意味もあるかと思うが、毎週土曜日の日中だけキハ532号車が運用に入っている。
【2013年12月30日12時19分】 関東鉄道竜ヶ崎線・佐貫-入地
でも、そのキハ532号車がここ数日、平日朝の2両運用にも出てきているそうで。
その写真を見ても運転士さんはキハ532号車を、外から見て左側、つまり車内右側の運転台に居て。つまり、確かに竜ヶ崎側に連結されているのである。
いままでなら気にならなかったことが、このイベントでの説明を聞いて...。
そんな“いい勉強”になった、この日のイベントだったのである。
実際に日々の整備を担当されている方から聞く、キハ532号車の足回りの説明は、さらに続いて。
エンジンの裏あたりのホーム側にあるのがコンプレッサー、その横からは液体変速機がチラッと姿を見せており。
その横、動台車DT22の近くにある、大きな黒い箱状のもの。
ぬぁんと、御開帳である。自動車のものと変わらないバッテリーではあるが、ディーゼル動車のものは24 Vになっており。6 Vのバッテリーが4個繋がっており。
底板が引き出せるようになっており、出して見せていただけたのだった。
逆光で見づらいが...
従台車TR51とは違って、こちら側にはエンジンから伸びるシャフトが見えており、その台車との接合部に見えるのが逆転機。
エンジンの回転方向は常に一定なので、車軸のところと、このシャフトの先の歯車の噛み合わせを切り替えることで列車の進行方向を反対にすることができる構造。
「コレが制輪子、ブレーキパッドですね」
車輪を押さえつけるように赤茶色ものが見えている。同じ、動台車(竜ヶ崎側)の台車でもシャフトが繋がっている内側の車輪のものと...
連結器側の車輪では、制輪子の厚みが全然違うのである。こちらが交換直後のものだそうだ。
もちろん、車輪に押しつけられる度に摩耗していくわけで、減ったものから1個ずつ交換するとのこと。
通常の運用に入るキハ2000形でも同じ制輪子が使われているが、1個あたり3ヶ月程度で、先ほどのように摩耗して、あれくらいの薄さになると、そろそろ交換の時期とのこと。
われわれからすれば、3ヶ月であれほど摩耗するというのは驚きだが、「えっ、早いですか?? 3ヶ月ももつ...と」、常総線に比べても、これはかなり長持ちだということで。
【2021年11月28日10時48分】 関東鉄道竜ヶ崎線・竜ヶ崎駅
キハの制輪子は鉄製で非常に重いのだが(あとで手で持たせていただけた)、電車用のものはレジン製のものが一般的で「片手で軽々持てる」のだそうだ。
このキハ用の制輪子、後で、軍手をはめて、磨り減って取り外したものと新品を持ち比べてみたが、持ち上げるだけで腰に来そうな...
【2021年11月28日10時48分】 関東鉄道竜ヶ崎線・竜ヶ崎駅
でも、実際に手で持ってみると、これが擦り減っていくのが実感できるもので。交換は減ったものから1個ずつ別々に行うことになっているそうで、それらは帳簿に付けて管理しているのだそうだが、交換する順番はあまり変わること無く、動台車側とか従台車側とか、位置による制輪子の減り具合の差というのは見られない...とのこと。
ということで、キハの前面を通り過ぎて、エンジンの始動体験をした側に戻ってきたのである。
(つづく)
(※)動画から切り出した画像を使っているため、写真が見づらくなっています。ご了承ください。そのうち、画質の良い静止画像の切り出し方が分かったら、写真を差し替えます。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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