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2021/10 倉敷へ、鳥取へ(32)若桜駅 ~ その2 ~ [保存車・博物館・廃線跡]

昨日の冒頭に書いた話、めまぐるしく変わる最近の「週間予報」。千葉県市原市の、来週、雨だと予報されていた日...さきほど見たら「晴れのち曇り」に変わっており。
これは、もしかすると、もしかするかも知れない。あとは最大の問題は起きられるかどうか...ということ。

マンボウの期間中ではあるものの、<撮り鉄>というのは感染リスクの低い行為...という面もありそう。学生グループのように群れて大声で<鉄>談義...などない。完全なまでの「黙撮」、しかも、イベント列車でもなく。長い路線だけに撮りたくなる場所もたくさんあって。1箇所に撮影者が密集することも無さそうで。

いま、そんなことを考えながら過ごしている。現在のところ、2年前の最初のときみたいに趣味活動を“自粛”する方向では考えておらず。まぁ、今週の記事に<速報版>があるかどうか...<変態鉄>の行動にご期待あれ???

さて、引き続き、10月22日の若桜駅の話題。

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【2021年10月22日13時42分】 若桜鉄道・若桜駅

蒸気機関車時代の遺構をはじめ、昭和の時代の鉄道情景が色濃く残る終着駅には、将来の本線運転を目指して機関車が置かれており。
時折、圧縮空気の力で動かして「乗車体験」のようなイベントも行われているようで。「入構券」を買って、そんなスポットに入ってはみたが...

それを待っていたかのように、雨脚は強まっていくのだった。
……  ……

2021年10月22日(金)晴れのち雨

「入構券」を買ったら再び改札口を通って。

ホームの先端のスロープを下りて、構内通路を進み線路を渡ると...

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【2021年10月22日13時35分】 若桜鉄道・若桜駅

この写真、若桜駅の出発信号機が見えている。写真奥が郡家方面にあたる。つまり、終端部側から若桜駅全景を見ていることになるわけで。

同じ場所で“回れ右”してみれば、その線路の終端部、まさに突端のところに青い客車が見えており。

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【2021年10月22日13時35分】 若桜鉄道・若桜駅

そう、隼駅で見たオロ12の仲間たちである。こちらもJR四国から譲受した「ムーンライト高知」用の12系グリーン車改造車。
将来的なSL列車運転用とされていながら、残念ながら使われる機会がないままスロフ12形の顔には緑色の苔が目立ちはじめ、錆が浮かんでおり...ちょっと痛々しい姿。

この12系客車を整備の上、JRからディーゼル機関車を借りて、鳥取-若桜間で全車グリーン車の臨時快速でも走らせれば、全国から<鉄>が集結して大変な騒ぎになりそう。それだけ経済効果も期待できそうな訳で...
幸い、この線路配置、若桜駅も機回し作業ができるだけの余裕もある。もちろん、若桜線内で機関車の運転ができる乗務員の確保など課題は多いだろうが、このロケーションと相まって、SL列車に拘らなくても、活性化の起爆剤にはなりそうな気がするが...
まぁ、これもマニアの妄言である。

こんな天気の平日だから...だろうか、自分以外に見学者は無く。何も気にせず写真が撮れるのである。もう、いつ雨が強くなってきても不思議ではなく、できるだけ急いで...

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【2021年10月22日13時36分】 若桜鉄道・若桜駅

まずは転車台。手動式のものはローカル線の駅に残るものをいくつか見た記憶があるが、そう、両端に斜めに棒がでており。ここを押して人力で回転させるシステムである。
だから、電話ボックスのような操作席は付いていない。C11やC12といったタンク機関車だが、それを載せて2~3名の職員で回転させている写真を昔、見たことがある。意外と軽いのだろうか、機関車の重量があっても摩擦力が小さければ回せるはずで...。

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【2021年10月22日13時36分】 若桜鉄道・若桜駅

標記類も望遠で引きつけて...

なるほど、ターンテーブルも構造物としては「橋梁」になるわけで。こういうところに、とことん疎い<変態鉄>としては驚きの事実だった。「橋梁名 若桜転車台」とある。
前回の塗装は1968年だから、昭和43年、大阪万博を控えていた時期である。ちょっと色褪せている分、味わい深い緑色である。
当時は国鉄若桜線。C11などがこの転車台で向きを変えていたのだろうか。

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【2021年10月22日13時37分】 若桜鉄道・若桜駅

もうちょっとターンテーブルのクローズアップを。

ハンドル...というかバーは、両サイドにそれぞれ2本ずつ付いている。この写真で右側は、人が押して回転させる部分、左側はブレーキのようなものだろうか??
人力で機関車を回転させるところもイベント時など、公開してくれると嬉しいのだが...

コロナ明けにはここのイベント日程もチェックしておきたい。羽田から鳥取にと飛べば意外と簡単にアクセスできる場所である。

そして、ターンテーブルと言えば...

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【2021年10月22日13時36分】 若桜鉄道・若桜駅

機関庫がつきものである。これで1セットというイメージ。梅小路や津山など大きな機関区と違って、ここは機関車駐泊所のイメージだろうか、2線式の矩形庫である。
この庫の中にも貴重なモノが保存されているそうなのだが...、この日はその門は閉ざされており、中をうかがい知ることはできず。

ちなみに...

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【2021年10月22日13時38分】 若桜鉄道・若桜駅

ホームの方を見れば、保線機械を収める庫があって。こちらも木造で好ましいデザイン。

中にいる保線用バイク(??)とトロッコも良い感じである。

さぁ、それでは、ここのメイン。2機の機関車を間近で観察しよう...

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【2021年10月22日13時41分】 若桜鉄道・若桜駅

と、思うやいなや急に雨が激しくなってきたのである。う~ん、ツいていない。

傘をさしながらの撮影というのは、なかなか面倒なモノで。

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【2021年10月22日13時43分】 若桜鉄道・若桜駅

この写真を撮ったら、急いでいったん駅舎の中へ“待避”である。雨は強くなったり弱くなったりを繰り返しており。15時過ぎの鳥取ゆきまで3時間近くあるので、また、雨が弱まったら再度、撮影しようと...
ここも木造駅舎が残っているものの、内部はリフォームされていて、カフェ併設のようなオシャレな駅舎になっており。
オッサンには場違い感が半端ないのだが、そのベンチに腰を下ろして、しばし休憩していたのである。(つづく)

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