SSブログ

阪堺「モ161号大規模修繕工事」竣工お披露目車庫撮影会(2) [ちん電(阪堺電気軌道)]

往路のヒコーキは久しぶりのB767型機だった。10年ほど前まではANAグループ全体でほぼ全部のヒコーキがボーイング製、さらに国内線の主力機がB767型だった。たぶん、自分が一番多く乗っている機体ではないだろうか。新幹線が開業するまでは、羽田-富山線も基本的にはB767型機だった。
B787型機などの導入が進むにつれ、B767型は置き換えの対象になっていて、最近は徐々に数を減らしており。

機内には、2+3+2 で7列のシートが並んでおり(普通席)、通路が2本ある。通称・ワイドボディ。まぁ、ジャンボこと B747型機に比べればかわいらしいもの。それでも、B767-300型機も国内線なら260名くらいの定員で。コロナ禍で旅客が減れば、それまでこのクラスの機体だった路線に、もっと定員の小さいB737とかエアバスが入るようになり。
岡山も高松もエアバスばかり。各シートに個別モニターが付いていたり...とサービス水準は確実にアップデートされているが、でも、やはり<変態鉄>は<変態野郎>として、大きな機体のヒコーキに惹かれるのである。

今回、NH013便で乗った機体は「JA614A」だった。この写真を...

撮ったことがあったような気がして、かなり探したが見つけることができず。HDDをかなり探し回ったのだが...

021_0Y6C8725.JPG
【2013年7月23日13時14分】 北陸本線(当時)・富山駅

そのときに見つけた1枚を代わりに。富山駅に到着する485系特急「北越」号である。撮った本人ですら、なぜ撮ったのか、よく覚えていない。たぶん地鉄電車を撮りに行って、ちょっと寄り道でJRの方に来た時、この国鉄色編成が居たから咄嗟にカメラを向けたのだろうが。
自分にとって、富山駅はいつ行ってもこの色の電車がいる...というイメージだった。

富山駅も高架になって、でも、その代わり「北陸本線」の名前が消えて。

さて、冒頭から話が逸れている。

その「JA614A」という機体。ただのB767型機ではなくて...
そう、フツーのトリトンブルーのB767型機は何度となく撮っている。

この「JA614A」というのは...

……  ……

2005年導入の比較的古い機体、そして、その最大の特徴が...

022_0Y6C1860.JPG
【2012年6月28日10時30分】 富山県富山市秋ケ島・富山きときと空港

スターアライアンス塗装であること。スタアラ色は空港の展望デッキで撮っていて目立つ存在なので、必ず撮っていると思ったのだが...
出てくるのは、もう一回り大きく、一足早く運用を終えているB777型機のスタアラ色ばかり。

富山空港で撮ったこのカットも、さすがにレジ番を見なくても、パッと見にわかるB777型機である。う~ん...

でも、この色のB767型機で伊丹へ。


2021年9月19日(日)晴れ

満席とは言わずとも機内は大勢の乗客が。ほぼ定刻、少し早めに“せっとすらいどばー”、弁当を食べてドリンクサービスのコーヒーを飲んでいると、まもなく着陸態勢。羽田を出発して以来、フライトの大半は雲の中。“機窓”はほぼ青と白のツートンカラーだったが、生駒山地をこえるあたりで地上が見えてくる。規則的な模様を描く分譲住宅、その中を一直線に抜けていく線路が気になって。目を凝らしていると赤と白のツートンの電車が6両くらいの編成で。そう、近鉄電車に沿って高度を下げていって。
大阪市街地に入るころには1両ずつ見分けられるサイズに。森之宮電車区の真上を飛んで、独特のあの大阪駅は手の届くくらいのところに。新大阪駅を過ぎれば、まもなくお尻にドンっと衝撃が。伊丹の着陸シーン、自分の好きな場面である。左側A列の眺めが好き。

そこまで書いておいて写真を残していないのは、ブロガーとして無責任だ...というご指摘はごもっとも。でも、とにかく...
10時の集合時間に間に合うかということ、それから、ミラーレス機の泣き所、それはバッテリーの持ちの悪さ。わが愛機の“EOS RP”のバッテリーはフル充電で約200枚という少なさ。3本のバッテリーを持ってきたが撮影会の途中で電池切れ...だけは避けたくて。

023_msi00001964.JPG
【2021年9月19日8時49分】 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋付近

幸い、伊丹には少し早着、8:00頃に着陸である。
大急ぎでバス乗り場へ。8:20発の阿部野橋(天王寺駅前)ゆきのリムジンバスに余裕をもって間に合って。

バスは4~5名の乗客。いつも渋滞する阪神高速の豊中付近も順調そのもの。所要30分のところ25分ほどで天王寺駅前に到着。

さぁ、この歩道橋から阪堺電車の天王寺駅前電停へ。

024_msi00001965.JPG
【2021年9月19日8時50分】 阪堺電軌上町線・天王寺駅前電停

ちょうどやってきたのは堺トラムの浜寺駅前ゆき。発車前に運転士さんから「てくてくきっぷ」(1日フリー切符:600円)を購入して。関東では見られなくなりつつあるコインで日付を削り取るタイプ。
部活の試合だろうか、中学生くらいの女の子たちがジャージー姿で大挙して乗ってきて。車内はほぼ満席。幸い、<変態鉄>は1人掛けの座席を確保。

1年半ぶりの上町線、車窓はいつもと変わらず。松虫、帝塚山、住吉...と。普段よりちょっと空いているだろうか、快調に走って。

025_msi00001966.JPG
【2021年9月19日9時15分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停

予定よりかなり早く我孫子道に到着である。すでに周囲にはカメラをもった“同業者さん”たちが集まっており。

でも、集合時刻まではあと45分。我孫子道というのは場所としては大阪市の南端、阪堺電車の車庫の先はすぐに大和川の堤防である。その向こうは堺市になる。ちょうど市境に面した町、駅前はアーケードのある商店街があって周囲は大きなマンションと昔ながらの住宅が建ち並ぶ典型的な住宅街。時間をつぶす場所もなくて。
ということで、東側の老人福祉施設とマンションの横の道を進んで時計回りに我孫子道車庫...大和川検車区を1周してみることにした。

026_msi00001967.JPG
【2021年9月19日9時23分】 阪堺電気軌道・大和川検車区(公道より撮影)

車庫の南側にはフェンス越しに、止められている電車を眺められる場所があって。
ずっと同じ場所に鎮座しているモ163号車(廃車、たぶん部品取り用)は変わらぬ場所に。でも、屋根にビニールシートがかけられたのが前回訪問時からの変化だろうか。やはり、痛々しい。
トラバーサーの操作室が緑に白帯の阪堺標準色に塗りなおされて、きれいになっているのも変化だろうか。

コロナ禍に伴う減便ダイヤのため、日中の天王寺駅前-我孫子道間の区間運転が中止されており、上町線の大阪市内区間は普段の50%の運転。その分、車庫で休んでいる車両が多いみたい。

027_msi00001968.JPG
【2021年9月19日9時29分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道-大和川

少し先に進めば、大和川鉄橋に向けて上り勾配になっている線路をくぐるアンダーパス。青空をバックに電車を撮れそうで。

いつもは、モ161形車の運用が気になって、無難な撮影地を巡るだけになりがちな阪堺撮影、この日はこういう普段、あまり撮らない場所でカメラを構えようと思う余裕があって。
この築堤の法面には曼殊沙華の真っ赤な花が...、でも、線路から離れていて絡めることはできず。

028_msi00001969.JPG
【2021年9月19日9時33分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停付近

アンダーパスの先の路地を右折すれば、まもなく正面に線路が見えてくる。
我孫子道折り返しの電車は、車庫の一番手前(本線側)にある線路に入って小休止。いつもなら、上町線の区間運転があるが、この日は恵美須町系統だけ。1時間に1~2回しか電車が来ないのである。

ちょうど恵美須町ゆきとして折り返しを待っているモ605号車の姿。

さぁ、あと20分少々。車庫の入口横のフェンスの付近で... (つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。