「みまさかスローライフ列車」2010年春（２）加茂川俯瞰 [＜鉄＞な撮影記・旅行記録]
いまでは、現役では、いすみ鉄道に1両を残すのみになってしまった急行型ディーゼル動車。10年ほど前は探せば何とか...と言う状況だった。
その中でも当時の自分が注目していたのは、春と秋に設定された「みまさかスローライフ列車」。途中の各駅で歓迎イベントを開催という列車の性格上、＜撮り鉄＞としては1往復の運行でも無理せず、何度も撮れることが魅力でもあった。
【2010年5月9日11時01分】 ＪＲ西日本・津山鉄道部
津山の機関庫には徐々に展示車が増えていっていた段階だった。
扇形庫を見学したら、津山駅に戻るまでに地元・津山市のタクシー会社に連絡するのも、この頃の「みまスロ」撮影では、自分の中のルーティンになっていた。
でも、津山市内のタクシー会社、比較的小規模のところが多いようで、予約できないこともあって何社かにお願いして漸く...といった感じだった記憶がある。
…… ……
2010年5月9日（日）晴れ
キハ58・28形岡山車で運転された「みまさかスローライフ列車」、正午の津山駅からスタートするのだが、ちょうどその直前に智頭ゆきのワンマン列車が先行するダイヤになっており。さすがに、小型のキハ120形単行では、この日ばかりはカメラバッグを提げた＜鉄＞で超満員で。東京の通勤電車並みの混雑の単行キハに立ってスタートである。
【2010年5月9日10時49分】 ＪＲ西日本・津山鉄道部
大抵、いつも最初の撮影地は美作滝尾駅にしていた。駅のすぐ手前に吉井川にかかる鉄橋があって、ここが最初の撮影地。
でも...
駅至近の撮影地、しかも“追っかけ”が容易なダイヤ設定とあっては多くの＜撮り鉄＞が集結するのは想定の範囲内。通過20分ほど前に到着しているようではベストポジションは確保できず。川沿いの道に並んだ三脚の列の間に、何とかお願いしてカメラを入れさせてもらって。
【2010年5月9日12時09分】 因美線・高野－美作滝尾
吉井川鉄橋を渡るキハ58・28編成。まず、この姿を撮って...
寅さんの映画のロケ地にもなったことで有名な木造駅舎が残る美作滝尾駅、その駅前で行われているイベントを眺めていると1台のタクシーがやってくる。
「みまスロ」を撮りたいので因美線に沿って北上したい旨をお願いして...
その中でも今回は特に気になっていた場所があって。滝尾の集落の先で線路を背にして川を渡り、対岸の山の中に入っていくと、その先から線路を見下ろせる場所があるという。
さすがに運転手さんもそのリクエストには迷いつつも。でも、そこは＜鉄＞どうしで乗り合わせていくよりも、地元のタクシー運転手さん。その曖昧なリクエストでも、その場所へ正確に...
【2010年5月9日12時55分】 因美線・美作滝尾－三浦
待つこと暫し。遥か下に先ほどまでタクシーで走ってきた道と、一段高くなったところに因美線の線路。
そこに見慣れたクリーム色と朱色のキハが見えてくる。こういう撮り方だと特に、新緑の景色に国鉄急行色が良く映える...ということを実感できるもの。
【2010年5月9日12時55分】 因美線・美作滝尾－三浦
加茂川の流れに沿って線路は緩やかなカーブを描いており。“地上戦”とは違って、シャッターチャンスがずっと連続しているのである。
【2010年5月9日12時56分】 因美線・美作滝尾－三浦
普段はクルマもそう多くないという川沿いの道、タクシーの運転手さんも驚いていたが、多くのクルマが行き交っていて。つまり、それだけの＜鉄＞が集結していたということ。線路周りが少しでも開けている地点には多くのカメラが集まっているようで。
撮り終えてタクシーに戻り、再び。まったく急がなくても楽々追い越せるのがこの列車を撮る魅力だった。
滝尾の吉井川鉄橋、この俯瞰と撮って、さらにもう1箇所。迷ったが美作加茂駅の先の鉄橋のところでタクシーを降りたのだった。
【2010年5月9日13時22分】 因美線・知和－美作加茂
確か「お※ち台※信」に載っていたところ。松箒鉄橋でもよかったのだが、既に何度か撮っていたので違うポイントを...ということで、ここにしたのだった。
まずは試し撮り、最初に乗ったキハ120形単行が戻ってきたところを。
そして...、この普通列車の到着を待って美作加茂駅を出発してくるのが「みまさかスローライフ列車」である。
【2010年5月9日13時41分】 因美線・美作加茂－知和
山間の区間をゆくキハ2連、ほぼ思い通りの写真が撮れて。
下り列車だけで3回の撮影。そして、このまま午後の上り列車まで...（つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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その中でも当時の自分が注目していたのは、春と秋に設定された「みまさかスローライフ列車」。途中の各駅で歓迎イベントを開催という列車の性格上、＜撮り鉄＞としては1往復の運行でも無理せず、何度も撮れることが魅力でもあった。
【2010年5月9日11時01分】 ＪＲ西日本・津山鉄道部
津山の機関庫には徐々に展示車が増えていっていた段階だった。
扇形庫を見学したら、津山駅に戻るまでに地元・津山市のタクシー会社に連絡するのも、この頃の「みまスロ」撮影では、自分の中のルーティンになっていた。
でも、津山市内のタクシー会社、比較的小規模のところが多いようで、予約できないこともあって何社かにお願いして漸く...といった感じだった記憶がある。
…… ……
2010年5月9日（日）晴れ
キハ58・28形岡山車で運転された「みまさかスローライフ列車」、正午の津山駅からスタートするのだが、ちょうどその直前に智頭ゆきのワンマン列車が先行するダイヤになっており。さすがに、小型のキハ120形単行では、この日ばかりはカメラバッグを提げた＜鉄＞で超満員で。東京の通勤電車並みの混雑の単行キハに立ってスタートである。
【2010年5月9日10時49分】 ＪＲ西日本・津山鉄道部
大抵、いつも最初の撮影地は美作滝尾駅にしていた。駅のすぐ手前に吉井川にかかる鉄橋があって、ここが最初の撮影地。
でも...
駅至近の撮影地、しかも“追っかけ”が容易なダイヤ設定とあっては多くの＜撮り鉄＞が集結するのは想定の範囲内。通過20分ほど前に到着しているようではベストポジションは確保できず。川沿いの道に並んだ三脚の列の間に、何とかお願いしてカメラを入れさせてもらって。
【2010年5月9日12時09分】 因美線・高野－美作滝尾
吉井川鉄橋を渡るキハ58・28編成。まず、この姿を撮って...
寅さんの映画のロケ地にもなったことで有名な木造駅舎が残る美作滝尾駅、その駅前で行われているイベントを眺めていると1台のタクシーがやってくる。
「みまスロ」を撮りたいので因美線に沿って北上したい旨をお願いして...
その中でも今回は特に気になっていた場所があって。滝尾の集落の先で線路を背にして川を渡り、対岸の山の中に入っていくと、その先から線路を見下ろせる場所があるという。
さすがに運転手さんもそのリクエストには迷いつつも。でも、そこは＜鉄＞どうしで乗り合わせていくよりも、地元のタクシー運転手さん。その曖昧なリクエストでも、その場所へ正確に...
【2010年5月9日12時55分】 因美線・美作滝尾－三浦
待つこと暫し。遥か下に先ほどまでタクシーで走ってきた道と、一段高くなったところに因美線の線路。
そこに見慣れたクリーム色と朱色のキハが見えてくる。こういう撮り方だと特に、新緑の景色に国鉄急行色が良く映える...ということを実感できるもの。
【2010年5月9日12時55分】 因美線・美作滝尾－三浦
加茂川の流れに沿って線路は緩やかなカーブを描いており。“地上戦”とは違って、シャッターチャンスがずっと連続しているのである。
【2010年5月9日12時56分】 因美線・美作滝尾－三浦
普段はクルマもそう多くないという川沿いの道、タクシーの運転手さんも驚いていたが、多くのクルマが行き交っていて。つまり、それだけの＜鉄＞が集結していたということ。線路周りが少しでも開けている地点には多くのカメラが集まっているようで。
撮り終えてタクシーに戻り、再び。まったく急がなくても楽々追い越せるのがこの列車を撮る魅力だった。
滝尾の吉井川鉄橋、この俯瞰と撮って、さらにもう1箇所。迷ったが美作加茂駅の先の鉄橋のところでタクシーを降りたのだった。
【2010年5月9日13時22分】 因美線・知和－美作加茂
確か「お※ち台※信」に載っていたところ。松箒鉄橋でもよかったのだが、既に何度か撮っていたので違うポイントを...ということで、ここにしたのだった。
まずは試し撮り、最初に乗ったキハ120形単行が戻ってきたところを。
そして...、この普通列車の到着を待って美作加茂駅を出発してくるのが「みまさかスローライフ列車」である。
【2010年5月9日13時41分】 因美線・美作加茂－知和
山間の区間をゆくキハ2連、ほぼ思い通りの写真が撮れて。
下り列車だけで3回の撮影。そして、このまま午後の上り列車まで...（つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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