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猛暑の房総横断鉄道へ(10=最終回)えぴろーぐ [<鉄>な撮影記・旅行記録]

すでに9月も中旬になりつつあって。今月に入ってからは会社と自宅と...
ほとんど外出することもできないくらいになっていて。実は忙しいのである。

ということは...

この記事をもって、8月27日の房総<乗り鉄>の話題が終われば、ネタ切れとなるのである。
“出撃”しようとは計画している(た)ものの、当日の朝になると眠くて眠くて...という場面がこの間、何度もあった。
明日からは、ちょっと古い話題をご紹介しながら進めていきたい。

さて、8月27日の話題、その最終回。

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【2021年8月27日14時40分】 内房線・江見駅

14時過ぎに江見駅を訪れて。これで今回、訪れようと思った場所はすべて。
あとは安房鴨川駅に戻って高速バスで東京に戻るだけ。

江見駅での滞在時間はちょうど1時間だった。郵便局だけでは時間が余るので海岸まで1往復。いや、暑かったが...。

……  ……

2021年8月27日(金)曇りのち晴れ

外房線も内房線も、意外と海が見える区間は少ないような気がする。ただ、房総半島の南側は海岸まで山並みが迫っているところが多く、まさに海沿いの断崖にへばりつくように小さな漁村が並んでいるような感じのところも。

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【2021年8月27日14時28分】 千葉県鴨川市西江見付近

江見駅からは直接、海岸は見えないが駅前の道は下り坂になっており。
初訪問ながら、なんだか懐かしい気がするのだった。

道沿いの古いお宅の壁に「塩小売所」の琺瑯看板、しかも「売」は旧字体である。自分もあまりハッキリとは知らない世代、まだ専売公社だった時代なのは間違いなさそうだが...

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【2021年8月27日14時30分】 千葉県鴨川市東江見付近

小さなスーパーの横を曲がって住宅街の中を進めば坂を下りきった先に海が見えてくる。

こういうとき、写真としては電線のゴチャゴチャ感は邪魔になるものだが、なんだかこの張り巡らされた電線も含めて、自分の中では「懐かしい風景」なのである。

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【2021年8月27日14時32分】 千葉県鴨川市東江見付近

5分も歩けば国道128号線(外房黒潮ライン)を挟んで砂浜の海岸が見えてくる。
ちょうど歩道橋があって。こういうとき、順光側より逆光側の方が画になる気がするのだが、思ったような画にできないのが自分の実力なのである。
この歩道橋の真下付近に「江見駅入口」バス停があって、ちょうど日東交通の路線バスが通りかかったところだった。鴨川-館山線の路線バスが通るのである。

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駅から海岸まで“行き”が下り坂なら“帰り”は上り坂。暑さもピークの時間帯、途中のスーパーの横の自販機でジュースを買って一休み。
駅に戻ったのだった。郵便局内の椅子に座って電車を待って。

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【2021年8月27日15時07分】 内房線・江見駅

郵便局が併設される際に駅舎は建て替えられて新しいものになり、駅には隣接して都内大手電鉄会社系のリゾートマンションも建ってはいるが、駅ホームには“国鉄駅”の雰囲気は十分、残っており。

駅舎のホーム側の看板が琺瑯看板風になっているのも...

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【2021年8月27日15時06分】 内房線・江見駅

そのホームに一足早くやってきたのは、15:05発の第3140M列車がその真新しい駅舎側のホームに到着した。

自分が乗る15:16発の第3141M(上総一ノ宮ゆき)とは隣の和田浦駅で交換だろうか。「全線複線化早期実現を」という横断幕がみられる駅もあったが、内房・外房線はいまも一部、単線で。

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【2021年8月27日15時16分】 内房線・江見駅

合宿帰りだろうか、直前になって大学生のグループがホームへ。一気ににぎやかになって。
そんな電車で2駅、安房鴨川駅に戻ったのだった。

駅舎・改札口に面した1番ホームに特急列車が停車しており、ほかのホームは跨線橋でつながっている...のは、これまた、典型的な「国鉄駅」の構造である。駅舎は海岸側、東口にあって。
そう、どうみても東口が「正面玄関」、大型商業施設があっても西口は「駅裏」に相当する筈で。何の疑いもなく、その駅舎の改札口を出て。

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【2021年8月27日15時30分】 千葉県鴨川市横渚・安房鴨川駅前

小さなロータリーでタクシーが何台か客待ちしている程度。東京駅八重洲口ゆきの高速バス乗り場を探すのだが...

ぬぁんと...

高速バスは、まったくノーマークだった西口に発着するらしい。幸い、この写真を撮ったヨコに日東交通バスの大きな広告看板が出ていて。それに助けられた感じ。
右側にチラッと見えている自由通路(跨線橋)を渡って。

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【2021年8月27日15時46分】 千葉県鴨川市横渚・安房鴨川駅前

「歓迎 千葉ロッテマリーンズ」の看板が掲げられた跨線橋を渡れば一転、広々した感じで。
こちら側に国道が通っており、それから駅前には大型商業施設。ただ、こちら側は電車の留置線が並んでおり、駅への入口はなく。電車に乗るには先ほどの跨線橋を渡ることになる。

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【2021年8月27日15時41分】 内房線・安房鴨川駅

その留置線では、次の「わかしお」号になるのだろうか、E257系が停車中。
奥にはE131系も停車しており、こちらは乗務員訓練だろうか、多くの職員が集まっており。

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【2021年8月27日15時33分】 千葉県鴨川市横渚・安房鴨川駅前

一部、運休便が出ているものの鴨川-東京線高速バス「アクシー号」は、いまも頻繁に運転されており。
15:55発の便は日東交通の担当便。発車直前になって数名の乗客が集まってきた。車内は十数名だっただろうか。鴨川駅を離れて山間部に入っていくと、すぐに君津市域に入って。久留里線の線路に沿って快調に。途中、乗車バス停はたくさんあるのだが途中停留所からの乗客はほとんどなく。
その久留里線と別れて、鴨川から1時間で“かずさアーク”、ここから木更津市内でもこまめに停留所に停まりながら。朝、通った袖ケ浦バスターミナルを出て、木更津金田を通るとようやく高速道路に入るルートで。平日でもアクアラインは少し渋滞しており。

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【2021年8月27日18時24分】 東京都中央区八重洲・東京駅八重洲口

とはいえ、ほぼ定刻通りに東京駅八重洲口のいつもの降車場に戻ったのだった。

……  ……

8月下旬、ちょうどこの訪問のころに房総の水田では稲の刈り入れがピークを迎える。小湊鐡道の沿線も徐々に冬の景色へと変化していく時期。
その分、人出は少ないのかも。来月には全線で復旧するといわれているが、その前に、もう一度、撮りに行きたいと思っている。(おわり)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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