ことでんレトロ最終章 20210731(13=最終回)えぴろーぐ [高松琴平電鉄]
<変態鉄>の予想を超えるペースで...
水島臨海鉄道のクラウドファンディングが、まもなく目標額達成というところまで来ているみたい。2ヶ月余りの期間が設定されていたが、わずか1週間でここまで...
国鉄型の場合、支持している<鉄>の平均年齢も高いので、その分、こういうときに資金が集まりやすいのかも知れない...と思う次第。
今夜にも1,300万円を超えると言うことは、たぶん「ネクスト・ゴール」が設定されるのではないか...と。
<変態鉄>としては、まもなく引退するディーゼル機関車の保存か、キハ30形の塗装変更を追加設定して欲しいと願う次第。
あるいは、億単位で集めて「港東線旅客化」なんて壮大なテーマも。
まぁ、それは冗談だとしても、キハ205号車にとっては一筋の光が...
10年前に本格的に撮り始めた頃には、まさか2020年代に入ってもキハ20形が倉タに残っているとは思っていなかった。
さて、その20年前。今日もトップ写真は30年前、1991年の夏。
【1991年8月12日】 京阪電鉄京津線(当時)・蹴上電停
初めて手にした「一眼レフ」は“EOS 75D”という珍しい機種。プログラムオートくらいしか撮り方の設定もなく。
でも、このカメラを初めて手にして、<変態鉄>が<撮り鉄>の道に進んだ記念すべき年(?)だった。いまではこの光景も...
蹴上電停を出発していく80形の普通。8月の暑い暑い日だった。多くの観光客で溢れる京都の街で。
この日は14系の臨時快速「ムーンライト山陽」号で広島へ向かった。西日本の路面電車を初めて、この目で見て...
はやいもので、あれから30年が過ぎたのである。
そして、30年後の夏、<変態鉄>が追っていたのは、ことでん、高松琴平電鉄のレトロ電車。
8月1日は600形との併結編成で琴平線を2往復、その4回の撮影を終えて...
…… ……
2021年8月1日(日)晴れ
レトロ電車は、600形と切り離されて仏生山車両所に入庫するところだった。
【2021年8月1日16時59分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
120号車は車両所の一番奥の線路に入り、続けて300号車が。
そして、300号車に夢中でカメラを向けていたら、おもむろに構内踏切が鳴り出して。
【2021年8月1日17時05分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
600形も入換え運転。
長尾線の余剰車が琴平線に転入したと言うこと自体、ことでん100年の歴史の中でも希有な存在。
でも、長尾線の小型車では18メートル車で統一された琴平線では収容力も小さく、平日のラッシュ時くらいしか活躍のチャンスがなく。ということで、<変態鉄>には一番、撮りにくい電車でもあるわけで。
続けて。
【2021年8月1日17時06分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
後を追いかけるかのように300号車も入換え開始。
お腹の底に響くような、あの重厚な吊り掛けサウンドを響かせて上り方へと消えていき。
普段なら、その様子を見に、車両所側の通路へと直行するところだが...
そう、膝の痛さ。何をするのも億劫になってしまうものである。
多くの<鉄>が仏生山駅に残ってカメラを構え続ける中、<変態鉄>は構内踏切を渡って上りホームへ。
この時点でも沿線の<鉄>の間では、9日のお別れイベントは中止になりそう...という観測は流れていたが、でも、中止発表があったわけではなく、<変態鉄>も、この2日間と9日の「3回戦」のつもりで考えていた。
その「2戦目」を終えて。もちろん、100点満点とは言えないが、それでも自分としては全体を通して納得できる出来だったと思っており。
そして、“最終決戦”にすべてを賭けようと。
そんな気持ちで乗り込んだ高松築港ゆきは...
【2021年8月1日17時12分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
「情熱の赤い電車」だった。
こちらも、確か今秋までに見納めだったような気がする。(曖昧な記憶)
そう思うと、いつも“レトロのついで”で撮っていただけで...
ちゃんと撮るチャンスが欲しかった。
【2021年8月1日17時28分】 香川県高松市常磐町付近
ということで、瓦町駅に到着。
いったんホテルに戻って預けておいた荷物を受け取って。
今回のホテルは、リムジンバスの「県庁・中央公園前」バス停の目の前だった。
18時過ぎにやってきたリムジンバスは、予想通り満席。「後ろにもう1台、来ますから」と、運転手さんが申し訳なさそうに言うのは、高松のリムジンバスの日常風景。
待つかと思えば、この便、混雑に備えて2台運行だったみたいで。
ゆったりと高松空港へ。
山形の時とは違って、この日は空腹を満たすことを最優先に。空港ビル内にある、市内でもみかけるうどん屋さんで「ぶっかけ」を...市内とは違う価格で。
それでも久々の、さぬきうどん。急ぎ、保安検査場を通って。
【2021年8月1日19時17分】 香川県高松市香南町岡・高松空港
NH540便は、いつものエアバス。6割程度の搭乗率だっただろうか。羽田に着いたら渋谷ゆきのバスで...
帰ってまもなく、8月9日のお別れ運行の中止を知ることになったのだった。
果たして、「3戦目」はあるのか??
そして、その日、<変態鉄>は訪れることができるのか??
100年近くにわたって、琴平線を走り続けてきた2両の電車には、ふさわしい晴れ舞台を...と願う<変態鉄>なのである。(おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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水島臨海鉄道のクラウドファンディングが、まもなく目標額達成というところまで来ているみたい。2ヶ月余りの期間が設定されていたが、わずか1週間でここまで...
国鉄型の場合、支持している<鉄>の平均年齢も高いので、その分、こういうときに資金が集まりやすいのかも知れない...と思う次第。
今夜にも1,300万円を超えると言うことは、たぶん「ネクスト・ゴール」が設定されるのではないか...と。
<変態鉄>としては、まもなく引退するディーゼル機関車の保存か、キハ30形の塗装変更を追加設定して欲しいと願う次第。
あるいは、億単位で集めて「港東線旅客化」なんて壮大なテーマも。
まぁ、それは冗談だとしても、キハ205号車にとっては一筋の光が...
10年前に本格的に撮り始めた頃には、まさか2020年代に入ってもキハ20形が倉タに残っているとは思っていなかった。
さて、その20年前。今日もトップ写真は30年前、1991年の夏。
【1991年8月12日】 京阪電鉄京津線(当時)・蹴上電停
初めて手にした「一眼レフ」は“EOS 75D”という珍しい機種。プログラムオートくらいしか撮り方の設定もなく。
でも、このカメラを初めて手にして、<変態鉄>が<撮り鉄>の道に進んだ記念すべき年(?)だった。いまではこの光景も...
蹴上電停を出発していく80形の普通。8月の暑い暑い日だった。多くの観光客で溢れる京都の街で。
この日は14系の臨時快速「ムーンライト山陽」号で広島へ向かった。西日本の路面電車を初めて、この目で見て...
はやいもので、あれから30年が過ぎたのである。
そして、30年後の夏、<変態鉄>が追っていたのは、ことでん、高松琴平電鉄のレトロ電車。
8月1日は600形との併結編成で琴平線を2往復、その4回の撮影を終えて...
…… ……
2021年8月1日(日)晴れ
レトロ電車は、600形と切り離されて仏生山車両所に入庫するところだった。
【2021年8月1日16時59分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
120号車は車両所の一番奥の線路に入り、続けて300号車が。
そして、300号車に夢中でカメラを向けていたら、おもむろに構内踏切が鳴り出して。
【2021年8月1日17時05分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
600形も入換え運転。
長尾線の余剰車が琴平線に転入したと言うこと自体、ことでん100年の歴史の中でも希有な存在。
でも、長尾線の小型車では18メートル車で統一された琴平線では収容力も小さく、平日のラッシュ時くらいしか活躍のチャンスがなく。ということで、<変態鉄>には一番、撮りにくい電車でもあるわけで。
続けて。
【2021年8月1日17時06分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
後を追いかけるかのように300号車も入換え開始。
お腹の底に響くような、あの重厚な吊り掛けサウンドを響かせて上り方へと消えていき。
普段なら、その様子を見に、車両所側の通路へと直行するところだが...
そう、膝の痛さ。何をするのも億劫になってしまうものである。
多くの<鉄>が仏生山駅に残ってカメラを構え続ける中、<変態鉄>は構内踏切を渡って上りホームへ。
この時点でも沿線の<鉄>の間では、9日のお別れイベントは中止になりそう...という観測は流れていたが、でも、中止発表があったわけではなく、<変態鉄>も、この2日間と9日の「3回戦」のつもりで考えていた。
その「2戦目」を終えて。もちろん、100点満点とは言えないが、それでも自分としては全体を通して納得できる出来だったと思っており。
そして、“最終決戦”にすべてを賭けようと。
そんな気持ちで乗り込んだ高松築港ゆきは...
【2021年8月1日17時12分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
「情熱の赤い電車」だった。
こちらも、確か今秋までに見納めだったような気がする。(曖昧な記憶)
そう思うと、いつも“レトロのついで”で撮っていただけで...
ちゃんと撮るチャンスが欲しかった。
【2021年8月1日17時28分】 香川県高松市常磐町付近
ということで、瓦町駅に到着。
いったんホテルに戻って預けておいた荷物を受け取って。
今回のホテルは、リムジンバスの「県庁・中央公園前」バス停の目の前だった。
18時過ぎにやってきたリムジンバスは、予想通り満席。「後ろにもう1台、来ますから」と、運転手さんが申し訳なさそうに言うのは、高松のリムジンバスの日常風景。
待つかと思えば、この便、混雑に備えて2台運行だったみたいで。
ゆったりと高松空港へ。
山形の時とは違って、この日は空腹を満たすことを最優先に。空港ビル内にある、市内でもみかけるうどん屋さんで「ぶっかけ」を...市内とは違う価格で。
それでも久々の、さぬきうどん。急ぎ、保安検査場を通って。
【2021年8月1日19時17分】 香川県高松市香南町岡・高松空港
NH540便は、いつものエアバス。6割程度の搭乗率だっただろうか。羽田に着いたら渋谷ゆきのバスで...
帰ってまもなく、8月9日のお別れ運行の中止を知ることになったのだった。
果たして、「3戦目」はあるのか??
そして、その日、<変態鉄>は訪れることができるのか??
100年近くにわたって、琴平線を走り続けてきた2両の電車には、ふさわしい晴れ舞台を...と願う<変態鉄>なのである。(おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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