お正月のいすみ鉄道キハ撮影記(2)はじめての御宿は!? [路線バス・高速バス]
迷った...というより、眠気には勝てなかった。
元日の「ひので」「きぼう」を撮りに行きたかったのは確かだが。
ということで、翌週から「しばらくおあずけ」になってしまっている
いすみ鉄道キハの急行列車。<変態鉄>が訪れたのは1月2日のこと。
いつも記事で、いつも同じように書いているように、勝浦線高速バスで
大多喜バス停は9時着。キハが動き出すのが11時半。
「この2時間をどうするか...」
これはいつも迷うのである。大抵は大多喜駅へ出発準備中のキハを
見に行って、あとは撮影地でボーーっとしながら待っているというパターン。
ところで、高速バス。
勝浦線高速バスで大多喜バス停は途中停留所の1つに過ぎない。
1つ先の「たけゆらの里」バス停は、いすみ鉄道久我原駅まで徒歩15分ほど。
だから、「たけゆら~」まで乗ったことは何度かあるのだが...
【2021年1月2日9時59分】 千葉県夷隅郡御宿町六軒町付近
「どうせ、時間があるなら...」
“その先”がどうなっているのか、これがちょっと気になった。
時刻表を調べれば、バスが大幅に遅れない限り、城見ヶ丘のあの撮影地に
間に合うことが分かり...
いつも通り、東京駅八重洲口前を7:45発の京成高速バスは大多喜を過ぎると...
…… ……
2021年1月2日(土)晴れ
いつもの、船子の交差点を過ぎると大多喜街道は急な上り坂。
【2020年12月31日9時08分】 千葉県夷隅郡大多喜町船子付近
登りきった少し先の、細い道を右に入れば、祠のポイントにも小谷松駅にも。
10年間ですっかり道も分かるようになって。そんなところも快調に通過して。
片側1車線の大多喜街道。
「たけゆら~」を過ぎると、まもなく車窓に見える表示板には「勝浦市」の
文字が。田園地帯というか、あまり車窓には...
廃業したのか廃墟のようになったビル(失礼!!)の前に「高速宿戸」。
帰省だろうか、ここで若い男女2人の客が下車。
徐々に田園風景が新しい建売住宅が目立つエリアに変わってくると
「高速武大入口」、武大というのは国際武道大学のこと。
すでに勝浦市の中心部、JRの線路も見えてきて。
勝浦駅バス停では意外にも降車客なし。線路の海側に出て...
【2021年1月2日9時44分】 京成高速バス勝浦線車内(勝浦付近)
意外にも曲がりくねったトンネルもある細い道に変わって。
まもなく右側の車窓には一面の海が広がって。冬の陽が海面をキラキラ...
東京駅八重洲口前ゆきの便とすれ違って。あちらは小湊バスの運行便。
まもなく。小さな交差点を左折すると御宿終点。駅前には乗り入れず、
歴史民俗資料館のところに入って、公民館の駐車場が終点。
【2021年1月2日9時50分】 千葉県夷隅郡御宿町久保付近
これまた帰省客の2名と自分だけが下車。
大多喜バス停からちょうど40分ほど(勝浦まで30分)、終点の御宿バス停。
2011年、初めて乗ったときは、まだ圏央道が工事中の時期。
久留里線の横田駅近くからずっと大多喜街道を走り、
上総牛久から上総鶴舞まで小湊鐵道の線路を見ながら走っていた。
あの時代から、ずっと9時の大多喜バス停で降りるのが“恒例”だった。
10年目にして、初めてその路線に乗り通してみたのである。
いつも乗らない区間には、車窓に広がる房総の海、気持ちよいバス旅が
待っていたのである。10年目の“発見”。
ちなみに<ケチ鉄>にも嬉しいのは、大多喜バス停以降御宿まで運賃は
変わらず、1900円である。
【2021年1月2日9時51分】 千葉県夷隅郡御宿町久保付近
その歴史民俗資料館前に戻って。右を見れば目の前には外房線・御宿駅。
椰子の木が温暖な房総の海の街...という感じで。
緊急事態宣言は発出前だったが、すでに自粛ムードは始まっており、
それもあってか、こんなに晴れて穏やかな天気にもかかわらず、御宿の街は
ひっそりと静まりかえっており。
昔は海水浴臨時列車が発着して、シーズン中は賑わったのだろうか??
千葉県内でよく見かける、あのドラッグストアの看板は見つけたが、
コンビニがなかったのは“想定外”。
さて、この日の<変態鉄>の目的は、もちろん、いすみ鉄道のキハ。
そのいすみ鉄道の始発駅である大原駅までは御宿駅から、
外房線の上り(茂原方面)で2つ目の駅。でも、次の電車は10:22発。
30分以上、時間があったのである。
となれば...
…… ……
「たぶん、こちらだろう」と、テキトーに海に向かって歩いてみた。
でも、住宅街と民宿、ホテル。そして、サーファー相手のお店だろうか、
そんな建物ばかり。全然海岸線が見えてこないのである。
【2021年1月2日9時59分】 千葉県夷隅郡御宿町六軒町付近
後で地図を見てみたら、ちょうど海岸線に平行な道を歩き続けたみたい。
繰り返し出てくる「月の沙漠記念館」の標識。
月の沙漠???
実は<変態鉄>は、このとき、アタマの中にいくつも「?」マークが。
あとでネットで検索して。そう、有名な童謡である(→ こちら)。
その作詞家が御宿の出身で、この御宿海岸がモチーフだと。
童謡『月の沙漠』は御宿の海岸がモデルとなりました。
大正時代に活躍した詩人・抒情画家『加藤まさを』作詞の
童謡『月の沙漠』に登場するラクダに乗った王子と
姫の銅像が公園内には設置されています。
(千葉県公式観光物産サイト「まるごとeちば」より引用)
なるほど。その「銅像」が上の写真に写っているのである。
さぁ、そろそろ駅に戻らないと...
【2021年1月2日10時08分】 外房線・御宿駅
リフォーム済みだろうか。でも、瓦葺きで「房総夏ダイヤ」で賑わった時代の
雰囲気が残っているような...御宿駅舎。
ホームは1面2線、もちろん有人駅である。
【2021年1月2日10時22分】 外房線・御宿駅
風を遮るものもなく...
列車を待つ間、吹き抜ける風がちょっと冷たかった。
向かいのホームに入線して、こちらの普通電車の到着を待っていたのは
255系特急「わかしお3号」である。
【2021年1月2日10時32分】 外房線・大原駅
209系4連。腰を下ろしたと思えば、すぐに大原駅である。
そういえば、最近のダイヤでは、キハを撮りに来ていて大原駅で降りることが、
なかなか無いのである。
【2021年1月2日10時32分】 外房線・大原駅
このドアの先に売店があって、そこを抜ければ、黄色いディーゼル動車。
その売店で、1日フリー...と思ったが、迷った末に「青春28きっぷ」。
【2021年1月2日10時35分】 いすみ鉄道・大原駅
ホームで待っている、いすみ301号単行の第59D列車。
意外にもほとんどの席が埋まっていて。乗客の大半は明らかにわかる
<鉄>である。
城見ヶ丘駅に着くと、大急ぎで、いつもの...
森宮のカーブに向かうのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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元日の「ひので」「きぼう」を撮りに行きたかったのは確かだが。
ということで、翌週から「しばらくおあずけ」になってしまっている
いすみ鉄道キハの急行列車。<変態鉄>が訪れたのは1月2日のこと。
いつも記事で、いつも同じように書いているように、勝浦線高速バスで
大多喜バス停は9時着。キハが動き出すのが11時半。
「この2時間をどうするか...」
これはいつも迷うのである。大抵は大多喜駅へ出発準備中のキハを
見に行って、あとは撮影地でボーーっとしながら待っているというパターン。
ところで、高速バス。
勝浦線高速バスで大多喜バス停は途中停留所の1つに過ぎない。
1つ先の「たけゆらの里」バス停は、いすみ鉄道久我原駅まで徒歩15分ほど。
だから、「たけゆら~」まで乗ったことは何度かあるのだが...
【2021年1月2日9時59分】 千葉県夷隅郡御宿町六軒町付近
「どうせ、時間があるなら...」
“その先”がどうなっているのか、これがちょっと気になった。
時刻表を調べれば、バスが大幅に遅れない限り、城見ヶ丘のあの撮影地に
間に合うことが分かり...
いつも通り、東京駅八重洲口前を7:45発の京成高速バスは大多喜を過ぎると...
…… ……
2021年1月2日(土)晴れ
いつもの、船子の交差点を過ぎると大多喜街道は急な上り坂。
【2020年12月31日9時08分】 千葉県夷隅郡大多喜町船子付近
登りきった少し先の、細い道を右に入れば、祠のポイントにも小谷松駅にも。
10年間ですっかり道も分かるようになって。そんなところも快調に通過して。
片側1車線の大多喜街道。
「たけゆら~」を過ぎると、まもなく車窓に見える表示板には「勝浦市」の
文字が。田園地帯というか、あまり車窓には...
廃業したのか廃墟のようになったビル(失礼!!)の前に「高速宿戸」。
帰省だろうか、ここで若い男女2人の客が下車。
徐々に田園風景が新しい建売住宅が目立つエリアに変わってくると
「高速武大入口」、武大というのは国際武道大学のこと。
すでに勝浦市の中心部、JRの線路も見えてきて。
勝浦駅バス停では意外にも降車客なし。線路の海側に出て...
【2021年1月2日9時44分】 京成高速バス勝浦線車内(勝浦付近)
意外にも曲がりくねったトンネルもある細い道に変わって。
まもなく右側の車窓には一面の海が広がって。冬の陽が海面をキラキラ...
東京駅八重洲口前ゆきの便とすれ違って。あちらは小湊バスの運行便。
まもなく。小さな交差点を左折すると御宿終点。駅前には乗り入れず、
歴史民俗資料館のところに入って、公民館の駐車場が終点。
【2021年1月2日9時50分】 千葉県夷隅郡御宿町久保付近
これまた帰省客の2名と自分だけが下車。
大多喜バス停からちょうど40分ほど(勝浦まで30分)、終点の御宿バス停。
2011年、初めて乗ったときは、まだ圏央道が工事中の時期。
久留里線の横田駅近くからずっと大多喜街道を走り、
上総牛久から上総鶴舞まで小湊鐵道の線路を見ながら走っていた。
あの時代から、ずっと9時の大多喜バス停で降りるのが“恒例”だった。
10年目にして、初めてその路線に乗り通してみたのである。
いつも乗らない区間には、車窓に広がる房総の海、気持ちよいバス旅が
待っていたのである。10年目の“発見”。
ちなみに<ケチ鉄>にも嬉しいのは、大多喜バス停以降御宿まで運賃は
変わらず、1900円である。
【2021年1月2日9時51分】 千葉県夷隅郡御宿町久保付近
その歴史民俗資料館前に戻って。右を見れば目の前には外房線・御宿駅。
椰子の木が温暖な房総の海の街...という感じで。
緊急事態宣言は発出前だったが、すでに自粛ムードは始まっており、
それもあってか、こんなに晴れて穏やかな天気にもかかわらず、御宿の街は
ひっそりと静まりかえっており。
昔は海水浴臨時列車が発着して、シーズン中は賑わったのだろうか??
千葉県内でよく見かける、あのドラッグストアの看板は見つけたが、
コンビニがなかったのは“想定外”。
さて、この日の<変態鉄>の目的は、もちろん、いすみ鉄道のキハ。
そのいすみ鉄道の始発駅である大原駅までは御宿駅から、
外房線の上り(茂原方面)で2つ目の駅。でも、次の電車は10:22発。
30分以上、時間があったのである。
となれば...
…… ……
「たぶん、こちらだろう」と、テキトーに海に向かって歩いてみた。
でも、住宅街と民宿、ホテル。そして、サーファー相手のお店だろうか、
そんな建物ばかり。全然海岸線が見えてこないのである。
【2021年1月2日9時59分】 千葉県夷隅郡御宿町六軒町付近
後で地図を見てみたら、ちょうど海岸線に平行な道を歩き続けたみたい。
繰り返し出てくる「月の沙漠記念館」の標識。
月の沙漠???
実は<変態鉄>は、このとき、アタマの中にいくつも「?」マークが。
あとでネットで検索して。そう、有名な童謡である(→ こちら)。
その作詞家が御宿の出身で、この御宿海岸がモチーフだと。
童謡『月の沙漠』は御宿の海岸がモデルとなりました。
大正時代に活躍した詩人・抒情画家『加藤まさを』作詞の
童謡『月の沙漠』に登場するラクダに乗った王子と
姫の銅像が公園内には設置されています。
(千葉県公式観光物産サイト「まるごとeちば」より引用)
なるほど。その「銅像」が上の写真に写っているのである。
さぁ、そろそろ駅に戻らないと...
【2021年1月2日10時08分】 外房線・御宿駅
リフォーム済みだろうか。でも、瓦葺きで「房総夏ダイヤ」で賑わった時代の
雰囲気が残っているような...御宿駅舎。
ホームは1面2線、もちろん有人駅である。
【2021年1月2日10時22分】 外房線・御宿駅
風を遮るものもなく...
列車を待つ間、吹き抜ける風がちょっと冷たかった。
向かいのホームに入線して、こちらの普通電車の到着を待っていたのは
255系特急「わかしお3号」である。
【2021年1月2日10時32分】 外房線・大原駅
209系4連。腰を下ろしたと思えば、すぐに大原駅である。
そういえば、最近のダイヤでは、キハを撮りに来ていて大原駅で降りることが、
なかなか無いのである。
【2021年1月2日10時32分】 外房線・大原駅
このドアの先に売店があって、そこを抜ければ、黄色いディーゼル動車。
その売店で、1日フリー...と思ったが、迷った末に「青春28きっぷ」。
【2021年1月2日10時35分】 いすみ鉄道・大原駅
ホームで待っている、いすみ301号単行の第59D列車。
意外にもほとんどの席が埋まっていて。乗客の大半は明らかにわかる
<鉄>である。
城見ヶ丘駅に着くと、大急ぎで、いつもの...
森宮のカーブに向かうのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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