ことでんレトロ最終章(7)23号車との、最後のお別れは...<前編> [高松琴平電鉄]
「撮影記を書き終える前に、次の“出撃”の日が来る」という<変態鉄>の
いつものパターンに戻ってきた。日曜の早朝、再び<変態鉄>は羽田空港へと
向かうのである。一昨日の記事で予告したとおり、今回のお目当ては水島臨海。
でも、岡山桃太郎空港へ直行するほど、<変態鉄>は真っ当な人間ではない。
ということで、初日は別の場所へ。
スッカリ撮り慣れた被写体ではあるものの、どこで撮ろうか思案している。
【2020年9月20日16時03分】 高松琴平電鉄琴平線・岡田-栗熊(後追い)
4両が最後まで残った「レトロ電車」、ことでんの前身・琴平電鉄が開業したのは
大正から昭和に変わろうとしていたとき。
その当時(500号車は最初からではないが...)からの“生え抜き”が3両、
それと大阪鉄道(現在の近鉄線)から来た23号車。23号車はもともとは丸みのある
前面だったそうで...、琴電に来てからその姿を大きく変えているのである。
そんなことを知ったのも、ここ数年のこと。でも、1両だけ少し大柄で。
何と言っても5~6年前に、ファンタゴンレッド+オパールホワイトの旧標準色に
塗り戻されて。それ以来、一番撮りたいレトロ電車だった。
その23号車と、自分にとってはコレがお別れ。
琴平から16時頃に上がってくる仏生山ゆきを撮ると...
ブログはダラダラ書いているが、この日、実感としては午前・午後の4回の
撮影機会、あっという間に過ぎたのだった。
最後の撮影地に選んだのは、自分以外、あまり人が来ることも無い...
…… ……
2020年9月20日(日)晴れのち曇り
気づいて...ヒヤッとした。
もしかしたら、大撃沈で終わって居たかもしれなくて。
【2020年9月20日14時40分】 高松琴平電鉄琴平線・綾川駅
さて、大混乱の綾川ストレートで撮り終えて。
片面ホームの無人駅はショッピング施設から帰る学生さんたちのグループや
家族連れ、普段から賑わっているのに、そこに<鉄>が加わって。
三脚とカメラバッグを担いだオッサンたちが狭いホームを埋め尽くし...
「密」どころではないホーム。
ホーム端に設置された自販機で買ったジュースで喉を潤したら、琴電琴平ゆき。
レトロ電車を撮ってきた<鉄>たちで満員の電車である。
ほかの<鉄>たちは、この曇り空だけに羽床のストレートか、羽間あたりか...
あるいは土器川、琴平駅手前の土讃線アンダークロスの近くも悪くない。
曇れば光線状態を気にせずにすむので、撮影地に恵まれた路線である。
でも、<変態鉄>が降り立ったのは...
【2020年9月20日16時14分】 高松琴平電鉄琴平線・岡田駅
このマークのある島式ホーム。そう、岡田駅。
ちなみに、この青いマーク、駅の近くにあるテーマパークである。
ホーム上からも琴平ゆきのホームを挟んで、つまり南東方向に観覧車が見える。
【2020年9月20日14時54分】 高松琴平電鉄琴平線・岡田駅(後追い)
乗ってきた1100形を後追いで撮ったら、構内踏切を渡って。
1ヶ月前、熱中症で倒れそうになっていた<変態鉄>が辛うじて逃げ込んだのも
この駅舎だった。すでに9月も下旬、涼しくなっていて...
他の構図も考えて、ちょっと迷って歩きまわったのだが、結局、ココに決めた。
【2020年9月20日15時19分】 高松琴平電鉄琴平線・栗熊-岡田
前回、8月の500号車を撮ったときと同じポジションである。
まっすぐに続く線路。ここで“背面ドカン!!”で。
【2020年9月20日15時21分】 高松琴平電鉄琴平線・栗熊-岡田
栗熊-岡田-羽間と、沿線を歩いてみると意外と起伏があって。
直線区間を、望遠で思いっきり引きつけて撮ってみるとアップダウンが見えて
意外と良い感じなのである。
レトロは上り、後追いになるが下り電車は遠くから迫ってくる姿が見えるので、
動画だと良い感じになるのかも知れない。
【2020年9月20日15時21分】 高松琴平電鉄琴平線・栗熊-岡田
<変態鉄>は余程の場面で無い限り、ピント合わせはオートで行っている。
車輌を写し止める記録性重視の鉄道写真では、鍵はピント合わせにあると思う。
“初代EOS 5D”の頃は被写体の動きに負けて「えーーーっ!!」という感じに
なることも多かったが、最近のカメラと来たら...
“RP”になってからは、無茶苦茶な撮り方でも、ちゃんとピントが付いていって
いることが多くなり、安心しきって。
【2020年9月20日15時24分】 高松琴平電鉄琴平線・岡田-栗熊(後追い)
すぐ後ろにある岡田駅で上下電車が交換する。
琴平ゆきが通り過ぎたら、すぐに築港ゆきが来るのである。
今度はカーブのところで思いっきり画面いっぱいに。
う~ん、まぁまぁ良いかなぁ...と。
すっかり油断していたのだが...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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いつものパターンに戻ってきた。日曜の早朝、再び<変態鉄>は羽田空港へと
向かうのである。一昨日の記事で予告したとおり、今回のお目当ては水島臨海。
でも、岡山桃太郎空港へ直行するほど、<変態鉄>は真っ当な人間ではない。
ということで、初日は別の場所へ。
スッカリ撮り慣れた被写体ではあるものの、どこで撮ろうか思案している。
【2020年9月20日16時03分】 高松琴平電鉄琴平線・岡田-栗熊(後追い)
4両が最後まで残った「レトロ電車」、ことでんの前身・琴平電鉄が開業したのは
大正から昭和に変わろうとしていたとき。
その当時(500号車は最初からではないが...)からの“生え抜き”が3両、
それと大阪鉄道(現在の近鉄線)から来た23号車。23号車はもともとは丸みのある
前面だったそうで...、琴電に来てからその姿を大きく変えているのである。
そんなことを知ったのも、ここ数年のこと。でも、1両だけ少し大柄で。
何と言っても5~6年前に、ファンタゴンレッド+オパールホワイトの旧標準色に
塗り戻されて。それ以来、一番撮りたいレトロ電車だった。
その23号車と、自分にとってはコレがお別れ。
琴平から16時頃に上がってくる仏生山ゆきを撮ると...
ブログはダラダラ書いているが、この日、実感としては午前・午後の4回の
撮影機会、あっという間に過ぎたのだった。
最後の撮影地に選んだのは、自分以外、あまり人が来ることも無い...
…… ……
2020年9月20日(日)晴れのち曇り
気づいて...ヒヤッとした。
もしかしたら、大撃沈で終わって居たかもしれなくて。
【2020年9月20日14時40分】 高松琴平電鉄琴平線・綾川駅
さて、大混乱の綾川ストレートで撮り終えて。
片面ホームの無人駅はショッピング施設から帰る学生さんたちのグループや
家族連れ、普段から賑わっているのに、そこに<鉄>が加わって。
三脚とカメラバッグを担いだオッサンたちが狭いホームを埋め尽くし...
「密」どころではないホーム。
ホーム端に設置された自販機で買ったジュースで喉を潤したら、琴電琴平ゆき。
レトロ電車を撮ってきた<鉄>たちで満員の電車である。
ほかの<鉄>たちは、この曇り空だけに羽床のストレートか、羽間あたりか...
あるいは土器川、琴平駅手前の土讃線アンダークロスの近くも悪くない。
曇れば光線状態を気にせずにすむので、撮影地に恵まれた路線である。
でも、<変態鉄>が降り立ったのは...
【2020年9月20日16時14分】 高松琴平電鉄琴平線・岡田駅
このマークのある島式ホーム。そう、岡田駅。
ちなみに、この青いマーク、駅の近くにあるテーマパークである。
ホーム上からも琴平ゆきのホームを挟んで、つまり南東方向に観覧車が見える。
【2020年9月20日14時54分】 高松琴平電鉄琴平線・岡田駅(後追い)
乗ってきた1100形を後追いで撮ったら、構内踏切を渡って。
1ヶ月前、熱中症で倒れそうになっていた<変態鉄>が辛うじて逃げ込んだのも
この駅舎だった。すでに9月も下旬、涼しくなっていて...
他の構図も考えて、ちょっと迷って歩きまわったのだが、結局、ココに決めた。
【2020年9月20日15時19分】 高松琴平電鉄琴平線・栗熊-岡田
前回、8月の500号車を撮ったときと同じポジションである。
まっすぐに続く線路。ここで“背面ドカン!!”で。
【2020年9月20日15時21分】 高松琴平電鉄琴平線・栗熊-岡田
栗熊-岡田-羽間と、沿線を歩いてみると意外と起伏があって。
直線区間を、望遠で思いっきり引きつけて撮ってみるとアップダウンが見えて
意外と良い感じなのである。
レトロは上り、後追いになるが下り電車は遠くから迫ってくる姿が見えるので、
動画だと良い感じになるのかも知れない。
【2020年9月20日15時21分】 高松琴平電鉄琴平線・栗熊-岡田
<変態鉄>は余程の場面で無い限り、ピント合わせはオートで行っている。
車輌を写し止める記録性重視の鉄道写真では、鍵はピント合わせにあると思う。
“初代EOS 5D”の頃は被写体の動きに負けて「えーーーっ!!」という感じに
なることも多かったが、最近のカメラと来たら...
“RP”になってからは、無茶苦茶な撮り方でも、ちゃんとピントが付いていって
いることが多くなり、安心しきって。
【2020年9月20日15時24分】 高松琴平電鉄琴平線・岡田-栗熊(後追い)
すぐ後ろにある岡田駅で上下電車が交換する。
琴平ゆきが通り過ぎたら、すぐに築港ゆきが来るのである。
今度はカーブのところで思いっきり画面いっぱいに。
う~ん、まぁまぁ良いかなぁ...と。
すっかり油断していたのだが...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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